kakoの自分流撮影日記

自分流に撮影している素人カメラマン!
被写体と向き合うときの、無心になれる時間が好きで撮影を続けています!

私と小鳥と鈴と

2017-05-21 10:21:02 | 写真
萩の帰途、長門市仙崎の金子みすゞ記念館を訪ねた。

テレビで知ってはいたが、みすゞの詩が記念館の壁に描かれていた。
蒲鉾が有名な地である、その長方形の小さな蒲鉾板に地元の人達が協力して仕上げた作品と聞いた。

みすゞは詩人西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されたが、26歳の若さで亡くなった。
その後「幻の童謡詩人」と語り継がれるようになり、半世紀をへた昭和57年矢崎節夫氏により「金子みすゞ全集」として出版され、みすゞの甦りが始まったようである。

訳もなく寂しさを感じた時、詩集を手にし、彼女のやさしいまなざしに救われる事は今も多い。
「みんなちがって、みんないい。」って、落ち込んだ時の良薬ではないかと思う。

私と小鳥と鈴と

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。



(4/14/2017 撮影)

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 城下町萩を歩く・贈りもの | トップ | 城下町長府を歩く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

写真」カテゴリの最新記事