萩の帰途、長門市仙崎の金子みすゞ記念館を訪ねた。
テレビで知ってはいたが、みすゞの詩が記念館の壁に描かれていた。
蒲鉾が有名な地である、その長方形の小さな蒲鉾板に地元の人達が協力して仕上げた作品と聞いた。
みすゞは詩人西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されたが、26歳の若さで亡くなった。
その後「幻の童謡詩人」と語り継がれるようになり、半世紀をへた昭和57年矢崎節夫氏により「金子みすゞ全集」として出版され、みすゞの甦りが始まったようである。
訳もなく寂しさを感じた時、詩集を手にし、彼女のやさしいまなざしに救われる事は今も多い。
「みんなちがって、みんないい。」って、落ち込んだ時の良薬ではないかと思う。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
(4/14/2017 撮影)
テレビで知ってはいたが、みすゞの詩が記念館の壁に描かれていた。
蒲鉾が有名な地である、その長方形の小さな蒲鉾板に地元の人達が協力して仕上げた作品と聞いた。
みすゞは詩人西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛されたが、26歳の若さで亡くなった。
その後「幻の童謡詩人」と語り継がれるようになり、半世紀をへた昭和57年矢崎節夫氏により「金子みすゞ全集」として出版され、みすゞの甦りが始まったようである。
訳もなく寂しさを感じた時、詩集を手にし、彼女のやさしいまなざしに救われる事は今も多い。
「みんなちがって、みんないい。」って、落ち込んだ時の良薬ではないかと思う。
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
(4/14/2017 撮影)