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耕作放棄地

2009年07月27日 | 農業


「耕作放棄」、この言葉から受ける響きは強烈だ。

市場原理主義をシャニムニ進めてきた農業政策からは当然、「耕作放棄地」が生まれる。各地で耕作放棄地の解消をとの取り組みが盛んだ。私の地域でも「中山間地域直接支払制度」を活用しての取り組みも定着しつつある。

いよいよ、地域の中に写真のような田んぼが出現した。持ち主は他集落の人だが、地区内に出現すると目立つものだ。

私は基本的に「耕作放棄地」の存在は当然という立場で、解消をいうなら政策を変えるべきといつも思う。だから耕作できないなら他の人に委託すべきかのような考えに同調できない。

耕作放棄せざるを得ない政策をそのままにして放棄して、「中山間」とか「集落営農」みたいな政策で仮に解消されたとしても今後ますます「耕作放棄地」が生まれる状況は変わりはない。

政策をそのまま放任し,わずかな手当で形ばかりの解消策は、よくよく考えてみれば、地域住民への愚弄の一面をそこに見る。













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