おこしもの作り
他県から来た私は初めての経験を見聞きしてます。
2月末、お雛さまにお供する「おこしもの」作りに参加しました。
作った物を持ち帰る為の入れ物を持参とありました。 「おこしもの」がどんな物か初めて耳にする言葉で全く見当がつきませんでしたので、 迷いながら大きからず、小さからずの容器を持参して出かけました。
作り方の説明がまったくなく、どんどん作業が始まりました。みなさんは毎年やっている事なので違和感なく始めてました。私は隣の人を見よう見まねで挑戦でした。
お内裏さま、桃、さかな、松、小鳥など15種類ほどの木型があり、米の粉を熱湯で捏ね耳たぶほどの柔らかさにした物を詰めます。所どころにピンク、黄色、緑色に染めた米粉を配色します。
一度に適量取り軽く丸め、木型に入れるのですが、沢山詰めすぎても木型からはみ出し貼りついて外れず、適量を極めるのはなかなか難しいです。 楽しんで配色してたら、「たくさん作るから時間がないよ」と言われてしまいました。10Kの米粉を25名程で作りましたが、みなさんの手際の良さに見とれました。
型から外し、次はしっかり湯気の上がった蒸し器で20分程蒸かします。蒸かし終えたら直径60cm程もあるような大きなザルに広げて冷まし、出来上がりです。
雛あられのような物を想像して行ったのですが、菱餅に近い物でした。 もちもちしてとても美味しかったです。時間がたつと硬くなるので冷凍保存し、焼いて食べる事を教わりました。楽しい体験でした。