さすがに宝塚は年間動員200万人というだけあってその波紋は大きいですね。
しかも昨今世の中はバブル以来の空前の投資ブーム。
宝塚愛好者のブログはもちろんのこと、
一回も観たことないような「その手のこと」に興味のないトレーダーのブログでも
騒がれているようで検索すると結構キリがありません。
ちなみに私は芝居好きですが実はまだ「生」宝塚は一回も観たことがありません。
とはいえプリヴェが筆頭株主になったといっても5%しか取得してないので
実際上場するにしてもまだまだ先の話になるでしょうね。
先に手を出している京成電鉄についても宙に浮いているようですし。
「ライブドアとCX」や「村上ファンドと阪神」のような逼迫感はありません。
ファンサイトを眺めていると総じての論調としては、タイガースのような絶対拒否というわけでなく、
不安材料はあるものの、上場するなら応援したいという意見が多いようです。
ただし、根っからのファン心理としては完全なビジネス・マインドでの経営では
「○年生」みたいななんともいえないアマチュア主義がなくなってしまうのではと心配しているようですね。
また、興行的にみるとどうしても動員の予測のつき難い「オリジナル」より
ブロードウェイ直輸入のような「既製品」のコンテンツに頼るかたちに
ならざるを得ないでしょうから独特の「和物」とかは減ってしまうのでしょうかね?
確かに「オリジナル」は「既製品」に比べればギャンブル性が高いですけれども、
宝塚の稼ぎ頭『ベルばら』はオリジナル作品ですからね。
そういうヒット作を自力で創れるかも知れない可能性を下げてしまうのは創り手として辛いです。
というわけで昨今のオリジナルミュージカルについてちょっとお話を。
宝塚と肩を並べて、というかむしろ大きい日本の劇団といえば「劇団四季」。
こちらも東京でオリジナルミュージカル『南十字星』を上演中です。
「昭和の歴史3部作」というまぁ堅っ苦しいお題目の下に創られていますので
「せっかくの休みにまで真面目ではいられない」という気もしなくはないですが
まぁたまにはこういう休日の過ごし方もいいのではないでしょうかね。
04年に次ぐ再演ですが、楽曲が2曲刷新され、各所マイナーチェンジした結果、
初演よりはかなりスマートになりだいぶ面白くなりました。
四季はこの数年はオリジナルは戦争物しか創ってませんので
そろそろ真面目な「娯楽大作」に挑んでもらいたいと思います。
ちなみに四季は四季株式会社というれっきとした株式会社ですが上場はしてません。
一時期上場か?という噂もありましたが、世間の景気がイマイチなことと
やはりコンテンツへの株主からの介入を鑑みて控えたようです。
そしてもうひとつの大きな組織はやはり「東宝」でしょう。
東宝は今年オリジナルの新作『マリー・アントワネット』が控えています。
しかしこの作品オリジナルと銘を打つにはいかがなものなんでしょうかね?
遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」が原作とありますが、
制作はミヒャエル・クンツェとシルヴェスタ・リーヴァイ。
そう、いわずと知れた『エリザベート』のコンビです。
なんだかね、ウィーンミュージカルのトライアウトを日本でやってるような気がしてならないです。
さてさて、文句はこのくらいにしておいて今度は私がほんとうに期待しているオリジナル作品を。
まず、ミュージカル『ミス再婚』。
タイトルからしてすばらしいですね・・・
こちらはTSミュージカル・ファウンデーション謝珠栄さんの演出作品です。
謝さんは近年すごく精力的にオリジナル作品を創っていらっしゃいます。
ヒットもあれば三振もあるというような状況ですが温かく見守りたいです。
ちなみに謝さんはその次の作品も控えていてそちらは『悪路』というたいとるらしいです。
そしてもう一つはステップスの『ジ・芥川・ショウ』。
旧音楽座の横山さんによる作演出で、芥川龍之介の短編を何本かまとめるようです。
横山さんは新音楽座(音楽座R)と長いこと係争しておりましたが、
地道に創作活動を続けてくださることは大変うれしいです。
「坊ちゃん」や「私が・棄てた・女」を見事にミュージカルにした方ですから
きっと芥川も見事にミュージカルにしてくださるのでは期待しております。
さて、話がなんだかマイナーな感じになりましたのでこのあたりで失礼します。
しかも昨今世の中はバブル以来の空前の投資ブーム。
宝塚愛好者のブログはもちろんのこと、
一回も観たことないような「その手のこと」に興味のないトレーダーのブログでも
騒がれているようで検索すると結構キリがありません。
ちなみに私は芝居好きですが実はまだ「生」宝塚は一回も観たことがありません。
とはいえプリヴェが筆頭株主になったといっても5%しか取得してないので
実際上場するにしてもまだまだ先の話になるでしょうね。
先に手を出している京成電鉄についても宙に浮いているようですし。
「ライブドアとCX」や「村上ファンドと阪神」のような逼迫感はありません。
ファンサイトを眺めていると総じての論調としては、タイガースのような絶対拒否というわけでなく、
不安材料はあるものの、上場するなら応援したいという意見が多いようです。
ただし、根っからのファン心理としては完全なビジネス・マインドでの経営では
「○年生」みたいななんともいえないアマチュア主義がなくなってしまうのではと心配しているようですね。
また、興行的にみるとどうしても動員の予測のつき難い「オリジナル」より
ブロードウェイ直輸入のような「既製品」のコンテンツに頼るかたちに
ならざるを得ないでしょうから独特の「和物」とかは減ってしまうのでしょうかね?
確かに「オリジナル」は「既製品」に比べればギャンブル性が高いですけれども、
宝塚の稼ぎ頭『ベルばら』はオリジナル作品ですからね。
そういうヒット作を自力で創れるかも知れない可能性を下げてしまうのは創り手として辛いです。
というわけで昨今のオリジナルミュージカルについてちょっとお話を。
宝塚と肩を並べて、というかむしろ大きい日本の劇団といえば「劇団四季」。
こちらも東京でオリジナルミュージカル『南十字星』を上演中です。
「昭和の歴史3部作」というまぁ堅っ苦しいお題目の下に創られていますので
「せっかくの休みにまで真面目ではいられない」という気もしなくはないですが
まぁたまにはこういう休日の過ごし方もいいのではないでしょうかね。
04年に次ぐ再演ですが、楽曲が2曲刷新され、各所マイナーチェンジした結果、
初演よりはかなりスマートになりだいぶ面白くなりました。
四季はこの数年はオリジナルは戦争物しか創ってませんので
そろそろ真面目な「娯楽大作」に挑んでもらいたいと思います。
ちなみに四季は四季株式会社というれっきとした株式会社ですが上場はしてません。
一時期上場か?という噂もありましたが、世間の景気がイマイチなことと
やはりコンテンツへの株主からの介入を鑑みて控えたようです。
そしてもうひとつの大きな組織はやはり「東宝」でしょう。
東宝は今年オリジナルの新作『マリー・アントワネット』が控えています。
しかしこの作品オリジナルと銘を打つにはいかがなものなんでしょうかね?
遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」が原作とありますが、
制作はミヒャエル・クンツェとシルヴェスタ・リーヴァイ。
そう、いわずと知れた『エリザベート』のコンビです。
なんだかね、ウィーンミュージカルのトライアウトを日本でやってるような気がしてならないです。
さてさて、文句はこのくらいにしておいて今度は私がほんとうに期待しているオリジナル作品を。
まず、ミュージカル『ミス再婚』。
タイトルからしてすばらしいですね・・・
こちらはTSミュージカル・ファウンデーション謝珠栄さんの演出作品です。
謝さんは近年すごく精力的にオリジナル作品を創っていらっしゃいます。
ヒットもあれば三振もあるというような状況ですが温かく見守りたいです。
ちなみに謝さんはその次の作品も控えていてそちらは『悪路』というたいとるらしいです。
そしてもう一つはステップスの『ジ・芥川・ショウ』。
旧音楽座の横山さんによる作演出で、芥川龍之介の短編を何本かまとめるようです。
横山さんは新音楽座(音楽座R)と長いこと係争しておりましたが、
地道に創作活動を続けてくださることは大変うれしいです。
「坊ちゃん」や「私が・棄てた・女」を見事にミュージカルにした方ですから
きっと芥川も見事にミュージカルにしてくださるのでは期待しております。
さて、話がなんだかマイナーな感じになりましたのでこのあたりで失礼します。