かちゃら@ハナハナ☆ワーホリ的生活

つれづれ日記とワーホリで行ったオーストラリアのお話など・・・

29.グレハンの中での出来事

2007年03月30日 | 1年かけたバス旅の記録
目次はコチラ

きっかり24時間の滞在後、早朝6時にクーバー・ピディーを
出発するグレハンに乗り、さらに北のアリス・スプリングスを目指す。


今までバスで日本人と一緒になることがなかったのに、
内陸行きのバスに乗るようになってからよくみかける。
このグレハンにもわたしのほかに3、4人の日本人が乗っていた。
観光の目玉、エアーズ・ロックがあるからだろうか。
一緒に乗っていた人たちは友達同士らしく、かなり大きな声でずーっとしゃべっていた。
今までバスの中で日本語を聞いたことがなかったので、すごく不思議な感じ。
なんだか修学旅行のバスの中にいるような気分になった。
でもまわりを見渡すと、彫りの深い異国の人たちに囲まれているんだけどね。

わたしの隣の席に座ったのは、同じくクーバー・ピディーから乗車した
ウィノナ・ライダー似の女の子。わたしはその子に見覚えがあった。
昨日のオパールツアーで一緒だったような…。
話しかけてみるとやっぱりそうだった。

彼女はフィオナといって、イングランド人のワーホリだった。
30分くらい普通に話してたんだけど、突然フィオナが英語で
「わたし、6年前に日本に留学してたの」と言ってきた。
へ?
「日本語、話せる?」と英語で聞いたら、
日本語で「話せます」と返事した。
うひゃ~ すごく綺麗な日本語だー!

それから少しの間、日本語で会話をしたんだけど、
彼女はわたしの日本語をちゃんと理解し、
とても綺麗な発音で正しい日本語を話した。
6年前に1年間しか勉強していないって言うんだけど信じられないよ。

フィオナは、自分が留学していたのは日本の田舎の高校で、英語がほとんど
通じない環境だったから、日本語を使うしかなかったと言っていた。
母国語が話せないという環境は本当に辛い。
だけど、得るものはとても大きいと改めて思った。

このフィオナとの出会いで、ハッと気づいたことがある。
もしかして日本語がわかる異国の人は意外といるじゃないの?!
フィオナはわたしが話しかけなかったら、自分が日本語がわかると
いうことをおしえてくれなかったような気がする。

今、わたしも町で英語を話す人たちを見かけると、
失礼ながら必死に耳を傾けてリスニングに励んでしまいます。
だけど「わたし、英語わかります」なんて話しかけられないもんね。。
実はオーストラリアでも、わたしたち日本人の会話を聞いて、
ふふ~んと思っている異国のバックパッカーがあちこちにいたのかもしれません。
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