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チラシの裏にでも書いていればいい日常と考えていることを書いているブログです。

サンドイッチに思う

2017-02-19 17:19:54 | 日記・エッセイ・コラム

私が高校生の時だから38年前のことになるだろう。

クラスメイトが
「ハンバーガーで一番美味いのはマクドナルドだな」
と言った。
自分もそれに納得した。

今のマクドナルド人気と信用の凋落からいって
信じられないと思うかもしれないが
当時の日本の食文化からいえばそんなもんだった。

今でも大手ハンバーガーでは
ファーストキッチンやドムドムのように
マクドナルドより不味い店はあるが。

ロッテリアは同じか少しだけ斜め上かもしれない。

ハンバーガー文化はアメリカから入ってきたもので
ハンバーガーが入って来てから年数の浅い日本では
本家のアメリカに匹敵するだけのハンバーガーなど作れなかったのだ。

国産ハンバーガーのほとんどは
不味いかダメかのどっちかだった。

不味いのはともかくダメなのは何がダメなのか?

ダメな理由のほとんどは
バンズ(パン)とミートとのサイズや形が合っていないのだ。

簡単なことなのだが
もともとハンバーガー文化を持っていなかった
日本人のハンバーガー屋は誰もそれが分からなかった。

そしてサンドイッチの話だが
記事にも書いた気がするが
ケンミンショーで京都のフルーツサンドを見てフルーツサンドが食べたくなり
コンビニになかったので深夜でもやってる西友で三角の苺サンドを買ったのだが

残念ながらダメなサンドイッチだった。
もちろん初めから分かっていて買ったのだが。

要するに表に見える切り口のところだけ苺やクリームがあって
あとはパンだけというシロモノです。

コンビニやスーパーの三角サンド自体がそんなもんですが
これがフルーツ、特に苺となるとその形状からさらに酷くなっているということです。

ケンミンショーで紹介されていた京都のフルーツサンドは
もちろんそんなことはないでしょう。
もしそうなら要予約の詰め合わせが5000円で売れるわけがありません。

銀座でホステスを狙って始めたデリバリーサンドイッチ屋は
ヒレカツを叩いて食パンの形に合わせてから揚げています。
それで狙い通りホステスたちの圧倒的な支持を得ました。

簡単なことですがそれが分かって実行できるかどうかということですね。

フルーツの三角サンドをもし具を目一杯入れたら
食べてる時にクリームやフルーツが飛び出して
落ちたり手がベタベタになるのかもしれませんが
そこはプロとして知恵を使って開発すればいいだけの事です。

現状でもコンビニの三角サンドが売れているのだから
それはそれでいいのでしょうが

個人店や後発が渡り合うとするならば
その点を考慮してダメでないサンドイッチを売ればいいということです。

島田紳助は「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」
という本を書いてますが
そういった事がわかるかどうかが分かれ目なんですね。

現実それが分からずに潰れた店を数多く見てきました。
料理は馬鹿でも作れるが経営は馬鹿には出来ない。

センスがあるかどうか教えてくれる人がいるかどうか
それを聞き入れる器があるかどうか
それが分かれ目です。

ただし分かっていても伸介のように暴力団と関係があれば終わりですがw

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