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チラシの裏にでも書いていればいい日常と考えていることを書いているブログです。

飛行機屋敷

2017-11-26 17:45:26 | 日記・エッセイ・コラム

記事を書くに当たり記憶を検証した結果、私が小学校1年の時のことです。

遊園地で出会った60手前ぐらいの歳のおじさんに
「ボクお化け屋敷に入ったことあるんだよ」と言ったら

おじさんは、お化け屋敷やいくつかの屋敷を見せてくれて
「それじゃあ今度は飛行機屋敷はどうだ」と言って
一緒に飛行機屋敷の中に入った。

そのおじさんは身長は160㌢ちょっとで
バタ屋よりかは少しマシな格好の人で
当時は近所でよく見かけたような感じの人だった。

そして飛行機屋敷のほうはというと
建坪70~80坪でいかにも昭和の頃のやや古びた町工場のような感じで
外壁はトタン張りの木造平屋の建物だった。

中は外見同様に使わなくなった町工場を物置にしたような感じで
棚や机で通路が作られている。

中は機械の部品や工具や建築資材のようなものが
展示されているというのか収納されているというのか
ただ無造作に置かれているだけであった。

機械の部品なども飛行機とは全く関係ないものばかりだったが
その時はそれをイカサマだとは思わなかった。
というより自分はそれを飛行機屋敷として受け入れていた。

ただそんなものが面白いわけがない。

入って30㍍も歩かないうちに嫌になって
その中にあった石膏と鉄でできた展示物というのか収納物を
一つ掴むと外に飛び出した。

「おい、待て待て」おじさんは追いかけて来た。

私は持ち出してきた物から手を放して地面に落とした。
その物はコンクリートの上に落ちて割れた。

そこで目が覚め夢は終わった。

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