傾奇魂 -かぶきだましい-

猫道一家の猫道が日常の諸々を斬る!

猫道ロックフェス2012総括

2012-08-04 23:00:29 | ライブレポ




遺影遺影!!!(イェイイェイ)

こんばんは。猫道です。

遅ればせながら、猫道ロックフェスにご来場の皆様、感謝観劇☆
愛すべき出演者とハコにも御礼申し上げます。
心地よい時間を一緒に過ごせたねえ!

ロックフェスが終わって5日経ち、
ようやく次の戦いに向けて頭が切り替わりました。
で、ここで一旦フェスの総括をして、また進もうと思います。




■総評

「なんだかわからないけど、食べたらけっこうおいしかった」
みたいなアクトの数々を、快適な環境で楽しむことができる一夜でした。
それは、俺の中では一番の贅沢です。
並ばず座れて暑くない。音がいい。発見がある。志のある奴が出ている。
入場料は、意図して映画の一般チケット料金と同額にしました。
映画に太刀打ちできる娯楽であったと思います。
フジロック帰りのお客さんも全然楽しめていたところが印象的。
オリジナリティーのある娯楽はライバルがいないのだとわかった☆




■興行として

畏敬するどぶねずみ男 a.k.a 福富一郎さんが
以前こんなことを仰っていました。

お客さんの満足/出演者の満足/スポンサーの満足

今回はこの3つの満足がバランスよかった。
そこがよかったと思いました。
3者にとってフレッシュな出会いがあったような気がした。

誰かにとって少しでも観に行きたい舞台が増えたら、
つながりたい人が増えたら、
それは素晴らしいことだと思うのです。




■ブッキングについて

出演者にほとんど共通項はなかったけど、
並べてみると見事に整った感じがしました。
途中で帰るお客さんがほとんどおらず、納得。

出演順は狙い通り。
猫道がトリでよかったという意見をいただくが
それは違うのだ。ある意味チルアウトしながら
じっくり堪能するというトリもあっていいと思った。

また、中盤でダンスのショウケースを入れたこと、
席を前方に作って、後方はフロアとしたことも
いろんな見方に対応できてよかった。
(アクトによって観る場所を変えているお客さんも多く
 そういった自由っていいなあと思った。)




■猫道個人としての手応え

いつもより気合いを入れ過ぎずにサラッとオーガナイズし、
特に司会進行もせず、ただただ自分の出番まで
会場の様子を静かにうかがっていました。
これは俺の主催イベントでは珍しいことだったかもしれません。
そのことが、下記のような良い効果を生んだ部分が多かった。

1.自分の出番になった時、自然にテンションが上がって
  それは無理がなく、緊張もなく、調子良くぶちかませた。

2.猫道がライブ以外で前に出なかったことで
  他の出演者が前に出て、オーディエンスと対話が生まれた。

また、昨年の猫道ロックフェスとは大きく違って、
猫道個人も出演者の中核を担うライブができたことが大きかった。
自分のことをある程度は認めてくれる相手なら、
強者バンドとも対等に共演できる手応えを得ました。

とゆーわけで、32歳の俺、
ソロでマイクを握り始めてから32回目の主催イベント。
積み重ねてきたもの・貫禄を見せることができました☆





■各出演者のアクトについて


1.小重力
いつものことだけど、謎の愛嬌があり、トップバッターとして
会場と場の空気と果敢にコミュニケーションをとってくれました。
正直やりにくいポジションであったと思うけど、さらっと演ってくれた。
つまり「汗かき役」を敢えて頼んだわけだけど、楽しくトライしてくれた。
流石。前里慎太郎は、過去32回の猫道イベントに演者として最多の5回出演!
店長含めオーディエンスの反応もよかった。そこも流石☆



2.てあしくちびる
全人類にモテる痛快なアクトを、緊張感と愛嬌のバランスをとりながら
がっつりかましてくれた。いつも思う。彼らは「構築美」と「破戒美」
かわいさとカッコよさ、メロディーとリディムを偏りなく持っているのだ。
アートフォームはすっげー偏ってるクセに!(笑)
賢さと馬鹿さも、狡さも純粋さも偏りなく持っているんだよなあ。
今回は楽器をほとんど使用しないスポークンワーズの演目にも挑戦。
楽器演奏がなくても全然てあしくちびるだった!グレイト。



3.低い跳び箱ならとべる feat.北尾亘、金丸慎太郎
彼らがいた意味はすごく大きい。猫ロックはただのパーティーじゃないので
チャレンジが必要なのだ。しっかし、自分の代紋を掲げて、ライブ行脚する
他の出演者には、いくらチャレンジするといっても限界がある。
例えば、持ち曲をやらずに手品を披露したら本末転倒だからだ(笑)。
この3人はチャレンジを恐れず、少ない準備時間であったとしても
最善の策をひねり出す。ラフネックな部分も含め「あり」な演目だった。



4.猫道(猫道一家)
最初の3組が作った空気に乗っかって、丁寧かつ情熱的に
冷静かつハチャメチャにかませた。
活動休止明けの5月以降、頻繁に同じ演目を繰り返しているけど
落語のように繰り返しによって磨かれるものもある。(by 死紺亭柳竹)
名人芸みたいなライブが出来た。そして、その旧作の揺るぎなさが
かえって新作の存在感も際立たせ、30分が早く過ぎるセトリだった。



5.やまのいゆずる
俺以上に同じ演目を繰り返している人らがここにいた(笑)!!!
毎月こなすライブの本数、楽曲が最初に作られた時期を考えると
やまのいゆずるのライブこそ積み重ねられた名人芸と言えるかもしれん。
ある意味一番ストイックで、作品の質のみで勝負していた。
やまのいゆずるのショウって、対話でも展示でもなくて、
インスタレーションみたいな感じ。「体験」だ。
最後をシメる曲【灰キレイ】の高らかに鳴る感じ、トリップした☆



こうして書くと、それぞれの演目が次の演目に影響して
会場の温度がリレーされていったなあと思った。





■おしまいに

パンフレットに書いた俺の挨拶文を転載します。
これは、声を大にして言いたいこと。



突然ですが、「絵筆」だの「身体」だの「ギター」だの「言葉」だのは
ただの「ツール」だと思っています。

で、「弘法、筆を選ばず」という言葉がありますが、
あれはツールの善し悪しのことを言っているのではないと思うのです。

「弘法、筆を選ばず」の真の意味は、コレ。
「弘法、筆使わなくても弘法」
冴えてる奴にとって、
アウトプットの手段は関係ないってことじゃないかなー。

舞台演芸において大事なのは、「俺節」(その人らしさ)であって、
ツールじゃないと思うのです。
今日は俺にそんなことを感じされてくれたメンツを招いてのお祭りです。
皆さんにとってフレッシュな時であれば幸いです。




とにかくパーティーを続けよう!!!

8月も9月も猫道イベントは続きます。
チェック!!!






                  photo by 大島健夫(Poe-Tri)



8/19(日) @明大前 Cafe Bar LIVRE http://www.cafebarlivre.com/

猫道一家 主催 
【魔夏☆猫道節】

OPEN & START 18:30  CHARGE ¥1500+drink order

電子歌謡/MCビル風 ヤング・フラッテリィズ
声と言葉/モリマサ公 灯汰(LHW?) 三木悠莉 IGAYA

音と光/DJ春井 たかくらかずき(範宙遊泳)
HOST/猫道(猫道一家)

08年7/14に産声をあげた【猫道節】、半年の休眠を経て復活!
会場を明大前LIVREに移し、新しい顔ぶれで新しい混沌をお届けします。
今回は声と言葉のニューヒーロー4名に加え、電子歌謡のゲストを招聘☆
YSWS新チャンプ、サツキ・ヤング率いるヤング・フラッテリィズ!
春日部のシニカルリリカルリリシスト MCビル風!!!
全くまとまらない予感☆



9/2(日) @池袋 3-tri- http://www.ikebukuro3-tri.com/

9/20(木) @渋谷 Last Waltz http://lastwaltz.info/

9/22(土) @高円寺 円盤 http://enban.web.fc2.com/



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≪ 猫道節ライブDVD発売中! ≫





【猫道節 DVD】
過去の猫道節ダイジェスト、ついに発売!
猫道のライブ×12作品に加え、関係者インタビューやゲストのライブを収録。


110分(本編60分+特典50分) ¥1500(税込)

撮影・編集・演出・デザイン/北村伊知郎 a.k.a 16-u
企画・構成・出演/猫道(猫道一家)
テーマ曲/ダイムバック家鴨(ZIGOKU-RECORD)

インタビュー/太郎本人、飯田華子、DJ北 a.k.a ミ世六メノ道理、DJ SAZANAMI
ライブ収録/死紺亭柳竹、MC慎太郎、浅井永久、飯田華子、
Fizz、イシダユーリ、モリマサ公



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