さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

上高地~槍ヶ岳~南岳~天狗池トレッキング(2)

2009年09月10日 | トレッキング 四国外
 夕べは、思ったよりぐっすりと眠れ、朝は4:30に目が覚めた。もう既に起きている人もいる。静かに準備をすませ、前日に受け取っていた弁当(寿司)を食べる。明るくなるのを待とうと思ったが、待ちきれずに5:15に出発した。ヘッドランプをつけたままの出発となった。足下に気をつけながら、準備運動を兼ねてゆっくり歩いていると、次第に明るくなり始める。


5:31 ババ平のキャンプ場に着く 槍ヶ岳まで5kmの表示


テントは2針 一つは空だ


山の上に下弦の月が残っている

 この後も整備された登山道を進む。左手には槍沢の河原が続く。


5:53 槍沢の向こうに見える山に日が差し始める。


6:01 昨日と違った景色を楽しみながら上る 


時間とともに景色が変わっていく
 
 5時前にロッヂを出発したという、同泊の方を追い抜く。北アルプスを歩いているという喜びと、早く槍ヶ岳の頂に立ちたいという気持ちで、ペースはどんどん上がる。水俣乗越からの下山ルートと交わる大曲を過ぎ、しばらく行くと白いものが見え出す。


6:15 雪渓が現れる さすが標高2500mを越える場所だ


6:36 天狗原分岐まで来る

 この辺りから草花が多く現れ、標高も一気に上がっていくのを感じる。また、前に登山者が見え始める。よく見ると、どうも下りてくる登山者のようだ。朝早く、山荘を出発したのだろう。


7:13 殺生ヒュッテだろうか?赤い屋根が見える

 下山してくる登山者が多くなる。「お互い、早い出発ですね。」を決まり言葉に、挨拶を交わしながら登る。結構きつい上りだが、少しずつ標高を上げていく。とにかく周りに見える景色がすばらしいので、上りのきつさは苦にならない。7:20、坊主岩分岐を
過ぎ、


言葉にはならない景色が上方に広がる


7:26 槍ヶ岳を開山したという播隆上人修行の岩穴に着く


7:54 ガスが流れる

 ここで上りの登山者に追いつく。ババ平にテント泊の方だ。テントは置いたままで、登っているそうで、ここには良く来るという。最後の力を振り絞り、登ると・・・


8:10 ガスが消え、槍ヶ岳が姿を見せた


振り返ると常念岳だろうか 


8:21 槍ヶ岳山荘が見え出す もうすぐだ


8:35 山荘前に着き、写真に収まる

 槍沢ロッヂから、3時間15分でやって来た。あとは、槍の穂先だけだ。しかし見事に尖っているし、梯子がきらきらと光って見えるのだがずいぶん小さく見える。高所恐怖症の私に登れるのだろうか?


光って見える穂先の梯子

 単独で東鎌尾根からやって来た青年と少し話が弾み、その方と一緒に行くことにした。ちょうど10人ほどのパーティが先に上り出す。


8:41 最初はこんな感じの岩場の上り まだまだ・・・


8:43 山荘が小さくなり始める 写真をとるのもやっと・・・

 この後は恐怖の梯子を上り・・・足がすくむ、絶対下は見れない。


8:58 槍の穂先に着く 水晶岳方面


山荘もあんなに小さい


3時間かけて登ってきた槍沢


ジャンダルム方面? 

 文字通り、360度の展望が広がる。美しい景色を楽しみながら?(実は冷や汗をかきながら)祠が空くのを待つ。先の団体さんも結構景色を堪能されている。


10分近く待って祠の横に立つ 標高3180m 本当に足がすくむ

 この後、上りよりさらに怖い下りが待っていた・・・山荘手前で追い越したテント泊の方が登ってこられたので、その方について下ることにした。9:45何とか無事山荘前に下りてきた。

 


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