さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

塩江仏谷~大相山~上俵トレッキング

2014年03月29日 | トレッキング 阿讃の山
 天気が何とか夕方まではもちそうなので、午前中の予定で出かけることに・・・出発が遅くなり、竜王・大川山方面は無理なので、一昨日上がったばかりの大相山へ別ルートで上がってみることにした。今日上がる谷で、何か植物に出会えないだろうか。


8:40 国道から、旧町道仏谷線に入る 奥に大相山

 歩いていると夏にお話を聞いた地元の方に出会う。挨拶をすると覚えてくれていた。地元では、「御所ケ平」と呼ぶ大相山。



8:48 古い歴史のありそうな妙見神社の石段見上げる

 標高が250mほどある塩江では、ソメイヨシノはまだまだ蕾のままだ。



8:58 最終民家の椎茸畑を過ぎる


 塩江の山合いでは、シイタケ栽培が主産業だ。行きで寄った、塩江道の駅でも、シイタケがたくさん並んでいた。
この後はしばらく、ヒノキを植林したときに着けたと思われる林道に沿って標高を上げていく。林道のすぐ下には、仏谷川が流れている。


まずは黄色のアブラチャン(だろう)に出会う

 ダンコウバイに似るが、かなり小型。枯れた葉が残っているものもある。渓流沿いを歩く今日のルートではたくさん見た。


前年の枯葉が残るアブラチャン


蕾をつけたニワトコにも何か所かで出会う



タニグワ(フサザクラ)は今日が見ごろ


ケクロモジも咲き始め




キブシも 今日は一眼レフなのででうまく撮れる


9:54 林道は崖が崩れ狭くなる ダンコウバイの黄色い花があちこちに


途中の水が染み出る岩場で  アケボノソウ


おいしそうな?蕗の薹


9:57 林道が行き詰まり、去年の夏に入った木の橋が渡された沢へ入る



10:00 和泉層が露出した沢を上る


ここでもタンナトリカブトが顔を出している


こちらはイワタバコ

 滑りやすい、急斜面を登っていく。もう下るのは無理だろうと思いながら、上を目指す。


サイハイランだろう急斜面で近づけない(望遠で)



かなり上ってヤマシャクヤクに出会う 一昨日と違い数十株程度

 そういえば、今日の谷ではハシリドコロは全くない。不思議だあ。


途中で古道が現れ、上りやすくなる

 今日の谷では、サワグルミは出てこない。


10:36 ヒノキの植林地へと登山道が付いていた(沢から離れる)

 登山道を上がって、ヒノキ林内を踏み跡を頼りに抜け、尾根に出た。ナビで場所を確認する。


10:43 地図に破線で出る尾根のようだ 嵯峨野ルートまでもうすぐ

 急登を上がる。


ケヤマハンノキだろうか(落ち葉、雄花序、果穂)を集めて撮る)


これは?ヤマナラシかな・・ヤナギの仲間だろう


変な物体が見えると思ったら 水筒だ


11:00 嵯峨野ルートの登山道に合流(一安心)



11:11 一昨日に続き、大相山山頂に着く


山頂からの展望(やはり大滝山方面)今日は曇りがちで少し霞む

 ここまで2時間半、今日は切り株に腰を下ろしパンをかじりながらしばらく休憩する。暖かい。見上げると・・・


芽吹きを待つコナラが青空に伸びている(天気はもちそうだ)

 この後の時間を考え、引き返す。嵯峨野からのルートを下り、途中嵯峨野三角点に寄り、上俵へと下山する。そのあと長い車道歩きとなる。


途中、伐採された広い防火帯?を見下ろす

 いつか小蓑下所から破線でこの防火帯へと上がる、このルートにも挑戦したい。


11:48 嵯峨野三角点に寄る 大きなコシアブラの木が目印


青空に枝を伸ばしたコシアブラの木

 この後は少し引き換えし、踏み跡のはっきりした上俵への下山道を一気に下る。陽が良く当たり。シハイスミレの花が咲いている。


シハイスミレ

 途中、向かいの尾根に馬瀬の民家が見えている。下にはダム関係の工事現場が見える。


12:13 上俵に下りる(嵯峨野ルートと同じく、傾いた木納屋がある)

 この後は建設中の県道(ダム建設による付け替え用)を下る。


12:18 上俵集落を見上げる(民家は3件)


車道の下方には、建設されるダムの堤防下に広がる菖蒲野の集落


里まで下りるとナガバノタチツボスミレの花


12:49 新しくなった落合の赤い橋を過ぎる


途中の国道沿いの古い神社の灯篭が目につく

 地元香東川で見られる、和泉層基底礫岩(通称 子持ち岩)を使っている。

 この後は国道をしばらく歩き、13:10 車に戻る。4時間30分、18000歩のトレッキングだった。念願だった大相山への別ルートに連続で成功で満足だが、探している植物には出会えず・・・


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