くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

2017年春、行幸坂から見た飯田丸五階櫓

2017年04月19日 | 熊本地震後の熊本城

おはようございます。

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熊本城は一年前の地震の影響で、現在も立ち入り禁止区域があちこちにたくさんあります。

行幸坂もそのひとつで、地震以後通ることができなくなりました。

でも、桜の季節だけ期間限定で通行できることに。このときは本当に嬉しかったです。 

(2017年3月26日撮影)

3月25、26日、4月1、2日、行幸坂が通行可能になりました。

(桜の開花が遅れ、実際には4月9日も通行可能になりました)

でも、今年は桜の開花が遅れ、3月末でもまだ咲いていません。

桜を楽しみにお越しになったお客様には申し訳なかったんですが、私個人は飯田丸五階櫓がよーく見えるので嬉しかったです。

地震以降、飯田丸には近づくことができないので、行幸坂から見ると本当に近く感じ・・・。

 

 

この角度で、こんなに近い距離から見ることができ、飯田丸五階櫓と石垣の頑張り、踏ん張りを改めてすごいと思いました。

今年度から石垣の修復工事がはじまります。この光景もしばらくすると変わります。

今は飯田丸五階櫓を緑の腕で支えています。この光景も当たり前になりつつあります。でも、今後は復旧のためにどんどん変化していきます。

だから、行幸坂からじっくり見ることができて本当によかった。この光景は絶対に忘れません。

 

 

飯田丸五階櫓の西側の石垣は見た感じ、大きな被害はないようです。

飯田丸五階櫓が大きな櫓なのは知っています。中にも数えきれないぐらい入りました。

でも、改めて真横から見ると、立派な、本当に立派な櫓だということを再認識しました。

 

 

備前掘の石垣は崩れ・・・。

ここは南側から見ることができますが、やはり崩れた石垣の横を通るのは胸がしめつけられます。

 

お城というと天守閣がメインになりますが、熊本城は櫓自体も大きく、そしてどっしりと構えており、この櫓が崩れなくて本当によかった。

熊本城の築城は通説では1607年に完成しました。そしてその4年後に加藤清正公は亡くなります。

現在の飯田丸五階櫓は2005年に復元されたもので、当時の工法を駆使した木造建築。

まだ新しい櫓で、この中に入ると、『清正公は新しい天守や櫓でどんなことを思い考えたんだろう』とよく頭を巡りました。

飯田丸五階櫓⇒数寄屋丸二階御広間⇒宇土櫓、この順番に櫓に入るのが好きでした。

柱や板の感触が違うんです。それを自分の体で体感できるので、私の中でスペシャルコースでした。

 

 

石垣の復旧工事は決まりました。

株式会社 大林組 九州支店 技術提案書

飯田丸五階櫓についてはまだ決まっていないので、いつ元に戻るのかわからないけど、また中に入れる日を楽しみに待っています。

 

 

 

 

 

【お知らせ】 

ブルーインパルス熊本地震復興支援特別飛行

平成29年4月23日(日曜日)午前11頃から約20分間

※前日、22日(土)も同時刻にテスト飛行が行われます。

※悪天候や、ドクターヘリ飛行時などの緊急時の際は、飛行時間が変更または中止となる場合があります。

 

 

 

 

 

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熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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