

前回の白河 鹿嶋神社に引き続いて狛犬にスポットを当ててご紹介します。
超マニアのS氏の解説によれば「この狛犬は小松寅吉の最高傑作で、初めてその姿を見た人は、これが狛犬...?かと驚愕するでしょう。何故なら、狛犬が子連れで雲に乗り、空を飛んでいるのですから...!!」と、熱く語ります。
また、この姿は「飛翔獅子」と呼ばれる形で寅吉が生み出し、弟子の和平へ伝承された技法で、正に匠の技であると...。
更にS氏が語ります「この石像物が仏の姿なら、文化財として指定される事は確実です。狛犬に対する評価があまりにも低く、また、名石工「小松寅吉」の偉業が一般に知られていないのは悲しい限りです」と嘆きに嘆かれていました。
ところで皆さんは、現在神社に奉納されている狛犬達は何処で生まれていると思いますか? 実は中国産のもの(それも機械彫り)が殆どで、今後、寅吉狛犬を超えるものは未来永劫出てこないということです。是非、現存の狛犬達が朽ち果て処分される前に多くの皆さんに見て頂きたいとS氏が熱望していたことを申し添えましょう。
※神社名に付いている「村社」とは「近代社格制度」による諸社の一つで、郷社に付属するものとして分類されています。詳しくは「近代社格制度」(Wikipedia)等をご覧下さい。








村社 鹿島神社 地図
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