明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

【猫のアーユルヴェーダ】肉の分類 参考文献

2009年02月06日 | 猫のアーユルヴェーダと中国医学
テンプレート変えてみました。
携帯のテンプレートはずっとコレだったのですが、携帯はもうちょっと爽やかなものにしてみました。
そして、副題も密やかに変更です

肉の分類の続きですが、分類に入る前に何を根拠に書いているかというところを明確にしておきます。

前回も書きましたが、チャラカサンヒターとススルタ(スシュルタ)サンヒターはインド医学の二大古典です。チャラカとススルタは著者の名前です。これにヴァーガバーダという人が書いた本をあわせてインド医学の三大古典とも呼ぶようですが、こちらの日本語訳はまだ出版されていないようです。

チャラカサンヒターの日本語訳は、京都産業大学の矢野道雄教授がかなり前に一部訳されていますが今は絶版になっています。現在は、日本アーユルヴェーダ学会と矢野教授(と生徒さん)が未訳部分に取り組んでおられて、こちらは一部発刊されているようです。 ススルタの方は『ススルタ大医典』という本が出版されています。こちらはサンスクリット語→英訳→日本語に訳されたもの。サンスクリット語から直接日本語に訳された本もありますが、現在絶版になっています。

以前、インド占星術と医学のお話を聴いてきたと書いたことがありますが、その時の講師が矢野教授で、できたてほやほやの翻訳を一部紹介してくださいました。

本当に古典を理解しようとしたら、サンスクリット語の原書を読むしかないと思います。残念ながら私はサンスクリット語が読めず、言葉だけ読めてもその時代の文化や背景、宗教観、医学などの知識もあわせてなければ到底満足な理解はできませんので、注釈の入った日本語訳か英訳のものに頼らざるを得ません。本来ならば、上記訳本を手元に置いて調べるべきなのですが、私にとっては高嶺の花的存在の本であり近所の図書館にも置いていませんので、基本的には無料で閲覧できる下の資料とセミナーで頂いた資料を参考に書いていきます。その他の資料はその都度、参考資料として記しておきます。
元気があればシリーズで書いていく予定なので、その都度参考文献を書かなくていいように資料には番号つけておきます。

(ア1)← これが資料番号
日蓮宗 現代宗教研究所 所報第34号
こちらはたまたま見つけたのですが、かなりの掘り出し物でした。
サンスクリットから直接日本語に訳されたものを参考文献としてます。

(ア2)
『Handbook on Unani Medicines with Formulae, Processes, Uses and Analysis 』
こちらはユナニ医学というイスラム圏で発達した伝統医学の本ですが、アーユルヴェーダも一部紹介しています。本の紹介として無料公開している部分が肉の分類で、わりあい詳しくわかりやすく書かれています。

(ア3)
R.R.PODAR AYURVED MEDICAL COLLEGE のサイト
インド ムンバイにあるアーユルヴェーダ大学です。


上記三つは無料で閲覧できるので、じゃぐちのアップが待てないという方はこちらを読んでくださいませ。

(チ1) 中獣医学の参考資料は主にシュワルツ博士の本です
『Four Paws Five Directions: A Guide to Chinese Medicine for Cats and Dogs』 (著)Cheryl Schwartz

(ハ1)
Psychoactive Herbs in Veterinary Behavior Medicine
著者: Stefanie Schwartz

【その他セミナーで頂いた資料+メモ】
<アーユルヴェーダ>
日本アーユルヴェーダスクール (ア4A)加藤幸雄先生、(ア4B)古山みどり先生
(ア5)富山県国際伝統医学センター 上馬場和夫先生
(ア6)竹内犬猫病院 竹内裕司先生

<中獣医学>
(チ2)竹内犬猫病院 竹内裕司先生
(チ3)ふしみ大手筋どうぶつ病院 由本雅哉先生

中獣医学はアメリカ式と中国式があり、微妙に違いがあるようです。
竹内先生はアメリカ式だとおっしゃってました。由本先生は分かりません。

アーユルヴェーダも、現地インドと日本では違いがあるようです。
日本国内でもスクールによって教える内容に違いがあるようなので、スクール名や所属機関を記しておきました。
私がおかしなことを書いていても、決して先生方の責任ではなく私の理解不足です。

またもや前置きが長くなりましたが、私の誤訳や間違った解釈があった場合、なるべく不正確な情報に尾ひれがついて広がらないよう、興味を持たれた方が情報元を確認したりご自分の判断で情報の信憑性を検証できるようにしておきたいのでご了承ください。私は今のところ学会等に所属しているわけではないので、一般に入手可能な情報がベースになっている点も考慮して読んでください。

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