じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭 京都成章 常翔学園 天理 御所実 京都工学院

2019-03-20 21:38:12 | 高校ラグビー

✳FW

体格

大阪桐蔭:京都成章戦、常翔学園戦とも日本代表との兼ね合いなどで主力が何人か抜けていたせいもあり、新人戦の時より小粒に見えた。常翔学園戦では一部選手を入れ替えたが、印象は大きくは変わらなかったように思います。

京都成章:あんこ型揃いの一列目など、とにかく皆、でかくて太かった。

常翔学園:天理戦では一列目はエイトが3人いるような感じ。それ以外は全体的に線が細い感じだった。大阪桐蔭戦では一部選手を入れ替えたことで、天理戦より大きさを感じる布陣になって見えました。

天理:一列目はあんこ型揃いで強そうだった。それ以外はやや線が細い感じ。

御所実:全体的に太さ大きさを感じる布陣に見える

京都工学院:御所実に比べると気持ち線の細い印象が全体的も大きさを感じる選手も。

 

スクラム

大阪桐蔭:京都成章戦ではサイズの不利のままに劣勢を強いられる。常翔学園戦では前半は五分も後半はやられっぱなし。終盤第3列の選手を下げて一列目の選手を入れ、一列目の選手を後ろに下げ、サイズ重視?の布陣にしたことでなんとか再び五分に持ち直す

京都成章:相手ボールを複数回ターンオーバーするほど、サイズのままに圧倒

常翔学園:天理戦は一列目の体格でやや劣って見えながら終始優勢。より分厚さの増した布陣で臨んだ大阪桐蔭戦は後半圧倒。

天理:一列目の体格で優位に見えながら終始劣勢

御所実:体格の優位性を活かせず五分

京都工学院:体格ではやや不利に見えたが五分に渡り合って見える。

 

モール、ラック

大阪桐蔭:京都成章戦、常翔学園戦とも攻めて押し込み、守っては時に踏ん張り時に低く構えてモールを組ませず踏ん張る場面もあったが、結局は攻守に相手のサイズに屈して見えた。特に防御面で踏ん張るも最後は踏ん張りきれずが続いた要因は、個々は踏ん張るもチームとしての防御に課題があるからかと思いながら見てました。

京都成章:やや腰高だったのは気になったが、攻守にサイズを活かして力ずくで相手より勝る

常翔学園:天理戦では攻める際の印象はなし。守るときは相手の速さ鋭さにやられて見える。大阪桐蔭戦ではラックを粘り強く繰り返し相手の反則を誘うなどして、最後にはトライに結び付ける場面が目立ったように思います。

天理:サイズのなさを速さ低さ鋭さで補い一気に押し込んだ場面が印象的

御所実:なかなか力強かったです。しっかりして見えました

京都工学院:なかなか力強かったです。しっかりして見えました。

 

集散 球だしの速さ

大阪桐蔭:京都成章戦、常翔学園戦とも新人戦の時同様速い球だし。集散も鋭さも見せたが相手の重たさの前にスタミナを要したのか、それが失われて見えた場面も目立った。

京都成章:全国制覇目線で見れば物足りず。

常翔学園:天理戦、大阪桐蔭戦とも今期も速さ鋭さが目立つ。

天理:常翔学園にも増して出色のものがあった。

御所実:全国制覇レベルで見ればやや物足りず

京都工学院:全国制覇レベルで見ればやや物足りず

 

✳BK

体格

大阪桐蔭:こちらは新人戦の時同様、BKも骨格がしっかりして見える選手が目立った

京都成章:BK陣も太さがっしりさが目立った。

常翔学園:全体的に線の細い選手が多いように天理戦、大阪桐蔭戦とも感じました。

天理:こちらも全体的に線の細い選手が多かったが、CTB前川主将は小柄ながらもあんこ型で、常翔学園戦ではこの選手の存在が効いていた。

御所実:BKも骨格のしっかりして見えた選手が多く、こちらも体格に穴感じず

京都工学院:線の細い選手が目だったように思います。

 

 

展開力

大阪桐蔭:新人戦同様、鋭い展開ラグビーを披露はしていたが、京都成章戦では相手の重たさの前にスタミナが奪われたのか、それが霞んで見えた。常翔学園戦では特に後半、それを活かしきれていない場面が目立って見えました。

京都成章:全国制覇レベルで見ればチームとしての展開はスピード面で物足りず。ただ、FB森本選手の細かいステップワークには見るべきものがあり、試合に重大な影響を与えるものがあった。

常翔学園:今期も速さ鋭さ屈指

天理:常翔学園にも増して出色のものがあった。WTB豊田選手の快足ぶりが印象的でした

御所実:全国制覇レベルで見ればやや物足りず

京都工学院:全国制覇レベルで見ればやや物足りず

 

タックル

大阪桐蔭:京都成章戦、常翔学園戦とも低くいくことはできてましたが、成章戦では相手との重たさ強さはいかんともしがたく、どうしても前で止めることがなかなか出来てないように見えました。

京都成章:速さはなかったですが、とにかく重たそうなタックルが効いてました。

常翔学園:天理戦では時折刺さっていたように思います。大阪桐蔭戦の方がそれ以上に鋭く刺さって見えました。

天理:低く速く鋭いタックルで、再三に渡りノックオンを誘発してました。

御所実:特別印象はありません。

京都工学院:特別印象はありません。

 

大阪桐蔭:成章戦、常翔戦ともFWがこらえきれず力負け。日本代表の日程と重なるなど主力が4人ほど出れなかったことは響いたかと思います。代表選手は仕方ないとしてもそれ以外の旧チームからのメンバーで全国のかかった大事な大会に出れてないというのは、理由によっては問題かもしれません。主力不在で全国制覇クラスの力出せずとなると選手層という点で課題が残ったかと思われます。バックスについてはハーフ団がちょん蹴りなど素直に回さず奇をてらって見える攻撃が多すぎて見え、旧チームからのメンバーならではの責任感が裏目に出た形になってしまったかもしれません。相手のラインとしっかり距離が取れててオープン展開でいけそうな場面でもそれ以外の攻撃を選択する場面が目立ったことからそう感じました。BKも旧チームからの主力で出れなかった選手がおり、常翔戦では攻撃が片一方からばかりに見え、響いて見えました。後トライを狙いにいくべきに見えた場面で3点のPGを狙いにいった場面が2試合ともあったのも気になりました。 成章戦の正面絶好の位置からの先制PG、常翔戦の後半立ち上がり敵陣10メーターから外したそれです。常翔戦ではやや不安定に見えたラインアウトに不安を感じたからか等理由は分かりませんが、トライを狙いにいかなかったことで、先制した成章戦も含め、ああこいつらトライとる自信がないんだと相手に自信を与えてしまって見え、常翔戦ではそれを境に相手に流れもっていかれて見えました。基本、終盤のよほどの場面でない限りは、例え絶好の位置でもPG狙わずトライにこだわった方が良いと、結果論かもですが感じました。選抜は久々逃してしまいましたが、冬の連覇ヘ向けては奥井、江良が戻るだけてはダメ。それ以外の旧チームからのメンバーで今期試合に出れてない選手がどれだけ戻ってくるかが鍵だと思います。ラインアウトのてこ入れ、新人戦の準決勝で途中出場のその時背番号17の選手は良さげに感じました。この負けた2試合からするとSOには現状CTBですが旧チームではSO務めたこともある中村選手が務めればチーム全体の球離れも良くなりそうですし、SOの嘉納選手の精度の高いキックをより活かすべくFBにしてはどうかとも、ここまで数試合見て感じました。いずれにしてもレギュラー、ポジションの再考も必要かと、感じました。

京都成章:サイズ等強さ重さは間違いなくAシードクラスと思います。誰が良かったってのがよい意味で目立たないようになって、BKの展開力など速さ鋭さがあわさってくれば、全国制覇も狙えるかと思います。

 

常翔学園:今期もBシードクラスの力はあるかと思われます。課題は体格面かと思われます。御所実との選抜第5代表を賭けた戦いは、スピード感で勝る分、優位かと思われます。

 

天理:今期もAシードに近いBシードといったとこかと思われます。全体的に体の太さが感じられるようになって、誰が良かった。ってのがよい意味で感じないようになれば、全国制覇も狙えるかと思います。

 

御所実:Bシードなるかならんかくらいの力かと思われます。皆しっかりした体格をしているだけに、FW主体のもっちゃりラグビーにいかにスピード、鋭さを身につけていくかが、今後の浮沈の鍵かと思われます。

 

京都工学院:Bシードなるかならんかくらいの力かと思われます。FW主体のもっちゃりラグビーにいかにスピード、鋭さを身につけていくかが、今後の浮沈の鍵かと思われます。


近畿高校ラグビー展望

2019-03-18 16:28:42 | 高校ラグビー

※3月19日

京都工学院ー御所実

4,5トライを争う図式か

 

大阪桐蔭ー常翔学園

FW、BKのサイズでは大阪桐蔭が勝る。その中で尚、常翔学園が天理戦同様、スクラム戦で優位に立てるかが鍵

 

関西学院ー東海大仰星

仰星は見る限り今大会の近畿覇者に最も近い存在に見えた。FW,BKとも大型でサイズに穴なく集散、球出し速く展開そのものも速い。まだやや感じられる粗さがなくなってくれば、全国制覇も狙えるかと思われる。関西学院としては既に選抜を決めただけに、ここは思い切ってぶつかっていきたい。

 

天理ー京都成章

京都成章のでかさ重さに天理が耐えられるかが焦点。スタミナを奪われるようだと成章が力技で押し切るだろうし、そうでなければ天理のスピード、鋭さ、集散の速さがより効いてくるかと思われる。天理としてはできる限りまともなぶつかり合いを避け、離れて戦いたい。

 

※3月21日

御所実ー大阪桐蔭

バックスの骨太感でやや勝る大阪桐蔭がやや優位か。御所実としてはFWのサイズ感では勝って見えただけに、スクラムなどFW戦を制したい。

 

関西学院ー天理

天理のスピード、鋭さに関西学院がついていけるかが焦点

 

東海大仰星ー京都成章

FWのサイズ感は五分。BK展開の速さなどで東海大仰星がやや優位か

 

 

 


第101回センバツ高校野球決勝シミュレーション

2019-03-16 09:30:20 | 高校野球

星稜vs札幌第一

札幌第一としてはある程度失点は覚悟する必要があるか。だが一方で星稜の本格派右腕奥川を攻略できる可能性も感じさせる得点力の高さを秋に見せている。奥川を攻略し、投手陣が点はとられどゲームは壊さずが出来れば、勝機も生まれ史上初の明治神宮枠で出場した学校の全国制覇の可能性もでてくる。優位なのはあくまで星稜か

 

✳優勝候補筆頭は星稜。高い総合力プラス決め手という全国を制する条件を兼ね備えている唯一の学校と言える。決め手はもちろん奥川。対抗はそれぞれ条件はつくが札幌第一、啓新、龍谷大平安、明石商業あたりか。札幌第一は秋の公式戦全試合4点以上奪った得点力は決め手になりうる。投手陣含めたディフェンス次第では総合力も高いということになり、全国を制する条件を兼ね備えているということになる。啓新は福井大会と北信越大会でまるで別のチームのような戦績が目につく。内外野の守備陣の出来にかかっていそう。平安は切れのあるストレート投げる野澤が、明石商業は右腕宮口が投げればディフェンスの安定感が増して見える秋の戦いなだけに、投手起用次第では対抗馬になりうると見る。平安は野澤をエースに、明石商業は宮口を10番にしてきたのが大会でどう出るか。その他北から明治神宮覇者の札幌大谷、東北覇者で中学時代レベルの高いチームで主軸を張っていた選手を控えに回せることから野手陣のレベルの高さが窺える八戸学院光星、本格派右腕河野を擁し総合力も高い広陵、切れのあるストレート投げる香川がいて総合力も高い高松商業、派手さは無さそうだが松山聖陵あたりも決め手が出てくれば優勝争いに絡むことが出来そう。東邦は植田が軸で投げればと思っていたがエース番号ではないのがどう出るか。初戦で星稜とやることになった履正社の個々の投打は屈指。それだけに守備走塁等チームとしての野球が成熟してくれば、優勝を争えるだけのチームになる。最後に横浜、野手のレギュラーに下級生が多いせいか及川がやられるとチームごと雪崩をうって崩れてしまう感が、秋の戦いから窺える。裏を返せば左腕及川がMAX153の額面通りに投げることが出来れば野手もバッティング等力を発揮するものと思われ、及川という決め手と高い総合力で星稜と並ぶ優勝候補本命に一気に躍り出る可能性を秘める。いわば今大会最大のジョーカーであるかと思われます。今回は関東、東京が全て初戦敗退という予想に、たまたま、なってしまいましたが実際どうなるかも興味深く思います。もちろん外れることを望みます。


第101回センバツ高校野球準々決勝シミュレーション

2019-03-16 09:11:52 | 高校野球

高松商業vs星稜

高松商業がロースコアの接戦に持ち込めるかが焦点。左腕か香川は切れのあるストレートを投げる

 

札幌大谷vs龍谷大平安

龍谷大平安の投手起用にもよるが投打に力はがっぷり四つ。点の取り合いなら札幌大谷、ロースコアなら平安か

 

札幌第一vs八戸学院光星

日程が順調に進めば札幌第一は中1日、八戸学院光星は連戦とセンバツで最も不公平な日程での試合となるのがここかと思われる。八戸学院光星はここは控え投手を先発に立ててくるか。札幌第一の投手陣も特別なものではなさそうなだけに、活発な点の取り合いが予想される。両チーム投手陣が点はとられどゲームは壊さず踏ん張れるかが鍵。

 

明石商vs啓新

明石商業はここで背番号10の宮内を先発に立ててくることが予想される。明石商業の投手起用にもよるがロースコアの接戦が予想される