じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

12月3日 10日 大阪桐蔭

2016-12-11 22:21:26 | 高校サッカー

この2試合は攻守にボランチ村田15の、足元のさばきが印象に残りました。きっちり足元で守備が出来てましたし、相手からボールを奪うときは必ずと言っていいほど、この選手が絡んでました。守備で目立てるというのは大きいことです。攻撃でも球離れの速いパスワーク、単に球離れが速いだけでなく、相手との間、も、しっかりとれてました。冬の選手権予選後に台頭してきた選手でそれまで見かけなかった選手。もし3年生ならそれまで起用されなかったのが不思議なくらいでしたし、何か大きなけがでもしてたのかとも思いますし、もし下級生なら、最後の試合で有終の美を3年生に、特にそれまで試合に出れなかった3年生に飾らせるために必要不可欠なプレーヤーということで首脳陣から高い評価を受けていたと推察され、来期以降が楽しみと言うことになるかと、思われます。球離れの速いボールさばきは、目立たずしてさりげなく目立てるって感じで、もし3年生なら、今後もサッカーを続けるのだとすれば、上の世界での飛躍の可能性を秘めると思います。

 

はい、これで今季も大阪の男子高校サッカーはおしまい。大阪桐蔭は今季は全国の舞台を一度も踏めなかった数少ない年になってしまいましたが、チームとしてのサッカーの質は歴代でも屈指だったと思います。内容と結果は必ずしも伴わないものです。全国出れば勝ち進んでいたのでは?と思われます。昨年は降格の危機の中での最終戦でしたので最後までハラハラドキドキ、全試合終わってからも神戸弘陵の結果次第でハラハラドキドキでしたが、今季は既に残留も決まり最後は楽しく?穏やかに?3年生が勝利で有終の美を飾ることが出来、それまで試合に出してあげたくてもなかなか出せなかったであろう3年生がたくさん試合に出れてよかったと思います。

 

来期の大阪桐蔭は3年ぶりのJリーガー誕生の可能性も感じさせる世代と勝手に思っており、今季公式戦を多かれ少なかれ経験している選手が多く残りますので、インターハイ出場の期待感は高いと思われます。ただ、そうなると例年そうですが、それ以降のチームのもっていきかたという問題も、出てくる可能性が高いと思われます。現3年生世代同様、球離れの良さが目立ちますが、上級生になれば自分たちがやらなければという意識が今以上に強くなるかと思われ、そのことにより今の良さが失われなければよいなと思います。とにかくまずはファウルをしない足元などの守備で目立てるようになること。インターハイ予選や冬の選手権予選、特に冬の選手権予選を勝ち抜くためには、そこでも、というかそういうときだからこそ普段通りの自分たちのサッカーが出来るかどうか、プリンスリーグでやってるサッカーが出来るかどうかかと思われます。

 

他校も含めて、楽しみは来年も続きます😊



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