2007年5月3日(木)18:00 ~ 20:30
福岡市の都志久会館で
憲法施行60周年記念集会が開催され、
ジェームス三木氏講演会「憲法と私」
が1時間半に亘って行なわれました。
その様子を、何回かに分けて報告します。
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ジェームス三木さんは、自らを「東京・港区の九条の会・会長」と自己紹介。
<ジェームス三木さんは、最初にウソのような本当のマクラ(ジョーク)を連発し、会場は大爆笑。
一気に、聴衆の心を掴んでしまいました。これで聴衆との関係構築は大成功。
さすが、シナリオライターであり劇作家であり視聴率第一の?TVドラマの脚本化だけのことはある。
そのマクラの内、覚えていることを幾つか。>
ジェームス三木とは、歌手をやっていた頃の芸名。当時はフランク永井なども出始めていた頃で、先輩のディック・ミネ(か誰だったかカタカナの入る歌手)に考えてくれるようにレコード会社の担当が頼んだ所、「忙しい、今から“税務署に行く”」ゼイムショイク・・・ジェームス三木になったと言う。(爆笑)
シナリオライターとしてのデビューは「七人の刑事」の最終回だったが、出来上がってきた脚本には、「ジュース三本」と書いてあった。(爆笑)ジェームス三木などという名前は全く知られておらず、印刷所の人が気を利かして「ジュース三本」に変えた。
設計図や楽譜ならそのまま伝わりやすいが、言葉はそのままでは伝わりにくい。思わぬ誤解が生じる。
ある「刑事もの」を書いた時、放映されたTVを見て驚いた。刑事が着物を着て犯人を追い掛けている。そのようなことを書いた覚えは無い。後で脚本を読み直してみると「私服の刑事が」と原稿に書いたものが、誤植で「和服の刑事が」に変わっていた。(爆笑)
このように、紙に書いたものでさえ、誤って伝わることが少なく無い。
<と、こういうマクラで聴衆を笑わせながらリラックスさせ、言葉の伝わり方・意志の伝わり方についての話に引き込んでゆく。>
何かを伝えたいと思うと、つい力が入り、あれも説明しなければ、これも書かなければとなって長くなる。
会社の企画書でも分厚いものが少なく無いが、これでは誰も読まない。
みなさんの周りでもそういう経験は多いでしょう。(きっと、ある政党のビラのことを示唆しているのでしょう!)
「大事なことほど、簡潔に書く」
「たくさん書けば書くほど印象はうすくなり、意志は伝わらない」
黒澤明は「どんな立派に見える映画のようでも、ひと言で伝えることができる映画でなければよい映画ではない」と言った。
NHKの「番組企画書」は紙1枚と決まっている。
「1枚で書けないものは企画書ではない。」との考えが一貫している。
そのためには、「必要にして充分な言葉を選ぶ」、
「相手の立場になって気持ちになって考える」ことが重要。
<ここから、「改憲勢力の気持ちを考えてみよう」という展開になる。>
以下、次回。 【ここをクリック】
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【今日も御覧頂きありがとうございます。
「憲法を暮らしにいかそう」と思われる方はクリックを!】
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福岡市の都志久会館で
憲法施行60周年記念集会が開催され、
ジェームス三木氏講演会「憲法と私」
が1時間半に亘って行なわれました。
その様子を、何回かに分けて報告します。
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ジェームス三木さんは、自らを「東京・港区の九条の会・会長」と自己紹介。
<ジェームス三木さんは、最初にウソのような本当のマクラ(ジョーク)を連発し、会場は大爆笑。
一気に、聴衆の心を掴んでしまいました。これで聴衆との関係構築は大成功。
さすが、シナリオライターであり劇作家であり視聴率第一の?TVドラマの脚本化だけのことはある。
そのマクラの内、覚えていることを幾つか。>
ジェームス三木とは、歌手をやっていた頃の芸名。当時はフランク永井なども出始めていた頃で、先輩のディック・ミネ(か誰だったかカタカナの入る歌手)に考えてくれるようにレコード会社の担当が頼んだ所、「忙しい、今から“税務署に行く”」ゼイムショイク・・・ジェームス三木になったと言う。(爆笑)
シナリオライターとしてのデビューは「七人の刑事」の最終回だったが、出来上がってきた脚本には、「ジュース三本」と書いてあった。(爆笑)ジェームス三木などという名前は全く知られておらず、印刷所の人が気を利かして「ジュース三本」に変えた。
設計図や楽譜ならそのまま伝わりやすいが、言葉はそのままでは伝わりにくい。思わぬ誤解が生じる。
ある「刑事もの」を書いた時、放映されたTVを見て驚いた。刑事が着物を着て犯人を追い掛けている。そのようなことを書いた覚えは無い。後で脚本を読み直してみると「私服の刑事が」と原稿に書いたものが、誤植で「和服の刑事が」に変わっていた。(爆笑)
このように、紙に書いたものでさえ、誤って伝わることが少なく無い。
<と、こういうマクラで聴衆を笑わせながらリラックスさせ、言葉の伝わり方・意志の伝わり方についての話に引き込んでゆく。>
何かを伝えたいと思うと、つい力が入り、あれも説明しなければ、これも書かなければとなって長くなる。
会社の企画書でも分厚いものが少なく無いが、これでは誰も読まない。
みなさんの周りでもそういう経験は多いでしょう。(きっと、ある政党のビラのことを示唆しているのでしょう!)
「大事なことほど、簡潔に書く」
「たくさん書けば書くほど印象はうすくなり、意志は伝わらない」
黒澤明は「どんな立派に見える映画のようでも、ひと言で伝えることができる映画でなければよい映画ではない」と言った。
NHKの「番組企画書」は紙1枚と決まっている。
「1枚で書けないものは企画書ではない。」との考えが一貫している。
そのためには、「必要にして充分な言葉を選ぶ」、
「相手の立場になって気持ちになって考える」ことが重要。
<ここから、「改憲勢力の気持ちを考えてみよう」という展開になる。>
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頷きながら伺いましたが、伝えるのは難しくて・・。
続を、楽しみに。友人たちにも紹介します。
最後の若い方の凛としたアピール宣言が、良かったですね。