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福島第1原発 汚染水漏れ、最大167トン 別の貯水槽でも 

2013-04-07 14:54:16 | 事件・事故
2013年4月7日(日)

 今日は、数日前から大きく取り上げられている福島第1原発の貯水槽から

大量の汚染水が漏れていると云うニュースを取り上げる。

 報道によって、数値にバラツキはあるが、100トンを超すのは確実なようで、

以下の産経新聞によると167トンに及ぶものらしい。

 そして、この貯水槽(地面の穴ボコ)以外の貯水槽でも漏えいが始まっているようだ。

 【120トンが漏れた場合、放射性物資の総量は約7100億ベクレル

になるとみており、さらに増える可能性がある。】
(産経 4/7)とのこと。

 東京電力は「海に流れ出す心配は無い」と根拠なく言っているようだが、

産経新聞は次のように指摘する。

【最も懸念されるのが海への流出だ。「海洋流出の可能性は低い」。
 東京電力や原子力規制委員会は否定するが、それなら汚染水は
 どこに消えたのか。】

  まさにその通りの話である。

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福島第1原発 汚染水漏れ
 最大167トン 収束宣言後で最悪

 (産経新聞) - 2013年4月7日(日)08:05

 福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は6日、漏れた汚染水の量は推定で最大約120トンと発表した。

 東電は貯水槽にある約1万3千トンの汚染水を隣接する別の貯水槽に移す緊急の作業に着手したが、移送が完了するまでにさらに47トンが流出するとみており、漏洩(ろうえい)量は最大で計167トンになる。政府が平成23年12月に原発事故の「収束宣言」を出して以来、放射性物質の漏洩量は最大になる見込み。

 東電によると、地下貯水槽の水位計の値が、当初の95%から94・3%まで下がったことで漏洩量を推定。120トンが漏れた場合、放射性物資の総量は約7100億ベクレルになるとみており、さらに増える可能性がある。事故前の福島第1原発では、液体の放射性廃棄物の年間排出上限を2200億ベクレルと定めており、3倍以上に相当する。

 貯水槽は掘り下げた地面の上に粘土質のシートを敷き、さらにポリエチレンシートを2層重ね、上からコンクリートで固めた構造(縦60メートル、横53メートル、深さ6メートル)。粘土質シートの内側で6千ベクレル(1立方センチメートル当たり)の高い放射性物質濃度が検出された。外側のシートと地盤の間にたまった水からも、20~35ベクレル(同)の放射性物質が検出された。

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は会見で、「外に漏れた汚染水が土壌中の水で薄まった可能性がある」と説明した。

 貯水槽内の水を移送する作業は6日早朝から開始。移送はポンプ5台を使い、完了には3日程度かかる見通しだ。

 地下貯水槽は福島第1原発の敷地内に計7カ所ある。他の貯水槽の汚染水漏れについて、尾野氏は「絶対ないと言い切れる状況にはない」としている。 


福島第1原発 汚染水漏れ
 海への流出、懸念 貯蔵計画、見直しは必至

 (産経新聞) - 2013年4月7日(日)08:05
 

 福島第1原発の地下貯水槽から大量の汚染水が漏洩している可能性が出てきた。最も懸念されるのが海への流出だ。「海洋流出の可能性は低い」。東京電力や原子力規制委員会は否定するが、それなら汚染水はどこに消えたのか。同様の構造の地下貯水槽は他にも6カ所あり、総点検が不可欠となる。増え続ける汚染水の貯蔵計画も見直しを迫られるのは必至で、問題は今後も尾を引きそうだ。

 「冷温停止宣言以降でこの規模の汚染水漏洩は最大。深刻な事態と受け止めている」

 東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は会見でこう述べ、謝罪した。最大で120トンもの汚染水が漏洩し、今後もさらに増える恐れがある。

 地下貯水槽は今年2月に使用を開始したばかりの新しい施設だ。これまで汚染水は地上に設置した仮設タンクで保管してきた。しかし、タンクを置くスペースも減っており、地面に穴を掘れば限られた敷地でより多くの汚染水が保管できるとの考えで計画された。

 しかし、今回はこの構造があだとなった。地下施設のため、漏洩に気付くのが遅れ、止水もできなかった。漏洩量や流出経路の特定も困難を極めている。そもそも漏洩した汚染水の行方すら分かっていない。

 貯水槽は2枚のポリエチレンシートと粘土質のシートの3層で、漏洩を防ぐ構造。粘土質シートの内側は1立方センチメートル当たり6千ベクレルと高いのに対し、地面と接する外側は数十ベクレルだったため、東電は「粘土質シートは一定の遮水効果がある」と分析する。ただ、同シートの外側も漏洩前と比べると値は微増し、漏れた汚染水が地下水で薄められた可能性は否定できない。

 仮に大量の汚染水が漏れていた場合、どうなるのか。東電は「貯水槽の下は地盤改良して水を通しにくい。海までは約800メートルあり、流出はないだろう」と話す。しかし、汚染水が地下水脈にまで達すれば最終的に海に流れ出ることになり、楽観はできない。

 今回、1万4千トン分の貯水容量を失ったことで、貯水量の余力は約3万7千トンに減った。今後も仮設タンクは増設される予定だが、汚染水の保管計画は見直しが迫られることになる。また、汚染水を地下に保管することは、規制委も了承していた。今回のようなリスクを十分に評価できていたかについても今後、検証が必要だ。(原子力取材班) 


汚染水漏れ 別の貯水槽でも漏洩
 (産経新聞) - 2013年4月7日(日)12:43
 

 福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、東京電力は7日、別の貯水槽でも汚染水漏れがあったと発表した。貯水槽は敷地内に計7カ所あり、いずれも同様の構造であることから東電は総点検を急いでいる。

 東電によると、新たに漏洩した可能性があるのは、5日に汚染水漏れが発覚した2号貯水槽のすぐ東側にある3号貯水槽。3号貯水槽(縦56メートル、横45メートル、深さ6メートル)の容量は約1万1千トンで、ほぼ満杯状態だった。

 貯水槽はいずれも掘り下げた地面の上に3層の防水シートをかぶせた構造。6日夜に一番外側の粘土質のシートと地盤の間の水を採水し測定したところ、放射性物質濃度が前回の検査から約2倍の0・11ベクレル(1立方センチメートル当たり)検出された。

 2層目と3層目の間にある水も採取し、1800ベクレル(同)を検出。3号貯水槽水位は低下しておらず、漏れた汚染水の量は不明。海から700メートル近く離れており、海洋への流出はないという。 



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