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掌を大事に

2017-06-25 09:52:14 | 日記
 沢木耕太郎の『テロルの決算』で学んだ事。

医者というものは奇妙な習性があって、患部を記憶しても患者は忘れてしまう。骨折のレントゲン写真一枚見れば、その時の手術の状況から治り具合まで思い出すが、外で会っても顔や名前は思い出せない。

掌のことを外科医はノーマンズ・ランドという。誰のものでもない土地、神も犯してははならない部分です。進化していく過程で人間の手は並みの動物に比べて非常に進化した。とりわけ掌は微妙な感覚を持つ特別進化した部分です。ここを切ったり、縫ったりする時はよほど注意しなくてはならない。さもないと、些細な事で、ひきつれたり、筋が癒着したり、実に厄介なことになる。


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