三陸沖を震源とする大地震の影響をまざまざと見せ付ける各地の映像、津波に飲み込まれる仙台空港や陸前高田、民家が流される宮古、水没した南相馬、ガスタンクが爆発する市原のコンビナート……壮絶な映像にただただ絶句。TVのニュースで映し出される地図に示される、(陸前高田の)「ほぼ壊滅」の文字に虚しさを禁じえない。
ただただ、無事を祈るばかりだ。
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あるサイトにこのような記事があった。
近く日本で大地震が起こるかもしれない
4日夜、茨城県鹿嶋市の下津海岸にクジラ52頭が打ち上げられていたのが発見された。5日朝から地元住民や同市職員らが救出活動にあたったが、既に半数以上が死んでいた。そしてニュージーランドを襲った大地震の2日前に(2月20日)にも、ニュージーランドのスチュワート島という小さな島にクジラが107頭、打ち上げられていたことがわかった。
自然動物は地震に敏感であるという説もある。日本は言わずと知れた地震大国。ニュージーランドを地震が襲った2日前に、海岸にたくさんのクジラが座礁していて、4日夜に鹿島市の海岸に52頭ものクジラが座礁していた。単なる偶然の一致ならいいのだが、ちょっと怖い。
地震予知の動物といえばナマズが有名だ。地震が発生する直前になるとナマズは暴れだすのだという。正直、科学的根拠のない統計学なのでなんとも言えないが、実際にそういう例があるのは確かだ。そう考えると、クジラが海岸に大量に打ち上げられたというのも、近く日本に大きな地震が発生する予兆なのではと思えてくる。
だが、特別恐れることはない。クジラがどうなろうと、普段から地震のような災害に備えて、準備とシミュレーションをしておけばいいのだ。大地震が起きたらどの道を通って自宅に帰るとか、懐中電灯や保存食の入った災害用袋を用意しておくこと。家具を固定すること。こういった前もっての準備によって安全は確保できる。きっと、普段からそういう準備をしていない人と、している人では生存率が大きく変わる。最初にも言った通り、日本は地震大国。いつどこで大地震が起きるかはわからない。だからこそ、普段からの心がけが大切なのではないだろうか。
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科学がいくら発達しようとも、自然の一撃になすすべもない現代人。この自然の警告ともいえる事態に、改めて我々は何をしておくべきかを考えなければならない。
災害対策予備費用4千億円を削り、事業仕分けでスーパー堤防を一時中断させた民主党。今は挙国一致で災害に全精力を努める時期だが……。