こいびとどうしですることぜんぶ コンプ

aルートも終わりました。
aの方が楽しいかな。クリスマス以降が蛇足っぽいのは同じだがまだマシ。
全体としては甘い、とにかく甘い。イチャラヴが甘い以上に周囲も甘い、
世界全てが甘い。
まあ、楽しかったからいいか。
ヒロインは1人。他のサブキャラにエロ寄りのイベントすら一切なし。
潔い、割り切った作り。くーりんが気に入るかどうか、主人公を受け入れられるか、
この2点のみが重要であり、ここがクリアできれば楽しい甘い世界が待っている。
論理的に考えれば主人公はしないでいい苦労をしているだけであり、もっと上手い
やり方はいくらでもあるわけだが、そういう脇道や逃げ道は一切考慮されずに
とにかく暴走していくだけの話であり、ツッコミを入れることは徒労でしかない。
盛り上がりとかドキドキ感とか、切り捨てられたものはあまりにも多いが、
そのおかげで特化した独特の世界を造り出している。
個人的にはそういう部分は高く評価したいけど、結果としてボリュームが不足
（これ以上甘々なのが続いてもどうかと思うが）したり起伏に欠ける展開であったり、
シーン数は多くてもエロく感じられないとか、弊害はいろいろありました。
しかし、1本のゲームにいろいろと詰め込もうして破綻するよりはポイントを絞った
作品を作る方向性は間違ってないように思えます。
激しく人を選ぶ作品なのは間違いないけど、ダークな部分が無いために広く受け入れられる
素地はあるし、嫌悪感を抱く人は少ないのではないでしょうか。
序盤のインパクトに比べると中盤以降はプレイしていてテンションが落ちる一方なのが
残念であり、もう少しだけ展開に工夫があればなぁ、という感じで惜しいです。
でもさすがはシリウス、というレベルの作品ではあったので、次回作がどうゆう
方向に行くかはわかりませんが、応援していきたいですね。