テクノ細道presents「Joy Ride」

2006年の2月から継続中の音楽イベントJoy Rideの情報と主催の制作イベントをお知らせします。

ライヴハウスの専門用語や行き方について

2024-05-20 01:43:34 | Weblog

突然ですがライヴハウスの行き方についてまとめてみました。
ライヴハウスに行ってみたいけど、どうしたらいいかわからないという話があったので。
ライヴハウスに行った事が無い方は行き方がわからなくて躊躇する事もあるでしょう。
専門用語もありますから、その辺も説明出来たら。


・チケットのAdv/Doorという表記について
なんの事だかいきなりわかりにくいですよね。
AdvはAdvance Ticketの略で、前売り券の金額、Doorは当日券の金額です。
Advanceというのは前もってという意味もありますから、そこからきたのでしょうか。
Doorは入口と解釈して、会場の入口で直接チケットを購入する事を意味するところからきたのだと思います。
前売り価格の方が若干お安い事が多く、当日券の方が高い設定になりがちですが、
前売り券を購入した方がお得という事ですね。また早く購入しないと売り切れる事もあると思います。

・Open/Startについて
Openは開場時間の事で、会場がお客さんを入れ始める時間、Startは開演時間の事で、演奏が始まる時間です。
準備が遅れると開場時間が遅れたり、様々な理由で開演が遅れる事もあります。
開演に間に合うか知りたい場合は会場に電話して確認するのもアリかと思います。
複数のアーティストが出演する場合、出演順が公開されている場合といない場合があります。
目当ての出演者は何時に出演するのか知りたい場合は会場に電話をすると出演時間を教えてくれる事もあります。

・プレイガイド
前売り券を購入するシステムです。
一般的にはチケットぴあ、ローソンチケット、e+がいわゆる三強でしょうか。
他にもLive PocketやZAIKOなど様々なプレイガイドがあります。
イベント詳細を確認してもらうと、どのプレイガイドでチケットを扱っているか大体わかるはずです。
各プレイガイドのHPにアクセスしたら出演者名やイベント名で検索をしてみましょう。
まだ売り切れていなければ前売り券を購入する事が出来ます。
チケットには発売日が決まっていますので、発売日はイベント詳細や出演者のHPやSNSをご確認ください。
またプレイガイドを使用すると様々な手数料が発生しますので、チケット代にプラス100〜2000円ぐらい上乗せされる場合もあります。
特に人気の公演は先行抽選に当選でもしないと行けない事がありますので、そういった場合は先行手数料など多めに徴収されてしまいます。
そういった事からチケットの販売手数料については公演の販売方法によって異なります。
基本的にはチケット代に別途で発券手数料100円ぐらいしか取られません。

・バンド予約 / 出演者予約
出演者に前売り券の予約ができる事を意味します。
当日まで行けるかわからないので前売り券を購入するか迷っている場合ですとか、
アーティストや出演者に知り合いがいる場合は直接チケットの取り置きをお願い出来る事もあります。
この場合、チケット代はイベント当日に会場の受付でお支払いください。
ところで取り置きという言葉が出てきましたが、取り置き=前売り券の予約という意味です。
大変便利ではありますが、事前に支払いをしないので、予約だけして当日行かないという事が多々起こります。
例えば完売のイベントでそういった事があると、行きたくても満員で諦めた方に失礼ですので
予約をしたらなるべく会場に足を運んでいただければと思います。

・入場時のドリンク代の徴収について
ライヴハウスは飲食店の登録されている事が多いので、飲み物や食べ物が提供可能だったりします。
チケット売り上げは会場使用料以外は基本的に出演者に還元されますので、ドリンク売り上げが会場を支えます。
チケット代の横に+1Dと表記されている場合は入場時にドリンク代を1杯分徴収されるという意味です。
大体どの会場も500円〜600円ぐらいでしょうか。
2杯目は気持ち安かったりしますので、よく行く馴染みの会場がもしあるようでしたら
応援のためにドリンクを飲んでいただけると会場への応援になると思います。

・入場順について
入場時に混乱を避けるためにチケットに整理番号が付いている事があります。
基本的には取り置きよりも前売りチケットをお持ちの方が先に入場出来ます。
入場は整理番号順ですから、早く購入していれば早く入れる可能性があります。
しかし前売りチケットの種類がいくつかある場合もありますので、
どの券種が入場が早いのかは公演詳細や出演者のHPやSNSをご確認ください。
特に表記が無ければ会場に着いた順に入場が可能だったりします。
また開場時間に到着が間に合わなかった場合は整理番号が良くても後の入場になる可能性もあります。

・ワンマン / 対バンとは
ワンマンというのは単独公演の事で、基本的に1つのアーティストしか出演しません。
基本的にというのは例外がありまして、オープニングアクトやフロントアクトなどと呼ばれる、
いわゆる前座という出演者がいる場合があります。前座の出演者の持ち時間は短めな事が多いです。
対バンというのは複数のバンドが出演するイベントを略して対バンと呼ばれるようになったのだと思います。
また2バンドがおよそ均等の持ち時間で演奏するようなイベントは2マンと呼び、
合計3バンド出演する場合は3マンなどと呼ばれています。

・モッシュ / ダイヴとは
モッシュは人と人が押し合って盛り上がる様で、サークルモッシュといって、ぐるぐる回って盛り上がる事もあります。
ダイヴはお客さんの上を転がっていく行為で、つい気持ちが盛り上がってしまった時にやってしまいますが
コロナ以降は禁止されていたりもしますし、怪我をさせる事もあるので気をつけましょう。

・コインロッカー
会場にはコインロッカーがあったり、無かったりします。
気になる場合は会場に問い合わせてみましょう。
コインロッカーが無くても受付で有料で荷物を預かってくれる事もあります。
その場合はクロークと言いまして、代金と引き換えに袋を渡されるので荷物を袋に詰めて預かってもらいます。
コインロッカーやクロークが無い会場の場合は会場の最寄りの駅のコインロッカーをご利用ください。

・余談
ところでライヴハウスって日本でしか言わないのです。
海外でライヴハウスと言うと別の意味になるので気をつけましょう。(意味は調べてください)
海外ではヴェニュー (Venue) と言いましょう。
ライヴハウスより大きい規模はホール(2000人規模ぐらい)、アリーナ(1〜2万人規模ぐらい)、スタジアム(野球場やサッカー場)と大きくなっていきます。

ザッと書いてみましたが長くて読む気になれないかもしれませんね…
それでも興味を持ってくれた方の一歩になればと思います。
自分は10代の頃からライヴハウスに通っていますが、知らなかったバンドに出会ったりして楽しいですよ。
そして気付いたら音楽のイベントを作る事が仕事になっていました。

また何か思いついたら追記しますね。
それでは気になるイベントがあったら前売りチケットを購入し、ドリンク代を忘れずに会場へ向かってみましょう。

追記です。
詳細にある英語の表記がわからない事があるというので簡単に説明します、

・DJ
ディスクジョッキーの意味です。ディスクはレコードやCDの事だと思います。
開場〜開演までや、出演者が複数出演する場合に転換(セットチェンジ)する間に選曲する方の事です。

・VJ
Vはヴィジュアル、ヴィデオの意味だそうです。Jはジョッキーですね。
事前に編集した映像や素材を投影する方の事です。

・TBA
to be announcedの略です。まだ追加で出演者のお知らせがありますよという事です。
同じ様な表現でand moreというのも同じ意味です。

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