シネマティックかふぇ

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ゲド戦記

2006年07月02日 | 映画レビュー
「ゲド戦記」

見えぬものこそ。


 「指輪物語」「ナルニア国物語」と並ぶ3大ファンタジー小説の傑作「ゲド戦記」シリーズを、スタジオジブリが映像化した超大作アニメ。宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗が初メガホンを取ったことでも話題です。

 大ヒット間違いなしのジブリアニメ最新作ですが、まず絵に関してはパーフェクト。完璧にジブリなので安心。凄く緻密に描かれていて綺麗です。声もアレン役の岡田准一やゲド役の菅原文太など、みんな良かったと思います。

 問題は音楽と脚本。音楽は、ジブリ伝統の久石譲が担当していないのが痛い・・・あまり印象に残らない曲が多い。テルー役の手嶌葵が歌う「テルーの唄」はイイけどね。脚本はちょっと難しいかもしれない。原作そのものが地味で暗くて難しい作品なので、ある程度原作の知識がないと少々ツライです。説明不足のために、意味不明なまま話が進行してしまっている部分も。

 というわけで、HPとかチラシで作品世界を理解してから観に行くことをオススメします。ジブリ作品のお約束(飛行シーンとか)はちゃんと守られているので、十分楽しめると思います。個人的には期待以上ではなかったけど、満足できる内容でした。脚本にムリがあった「ハウル」の何倍も出来はいいと思います。


独断評価:★★★★

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2 コメント

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はじめまして (kiriy)
2006-07-03 01:19:02
先日「着信アリ」の映画を見に行って、そちらは「お金返して」と言うような悲しい映画でしたが、予告編の「ゲド戦記」がやたら気になってしまいました。

歌と映像だけで、目頭が熱くなって。



記事を参考にしてストーリーを抑えてから見に行く事にします。ありがとうございました。
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どうもです。 (かふぇ)
2006-07-04 20:39:26
「着信アリ FINAL」はやはりダメでしたか・・・前作も酷い出来でしたからね~



「ゲド戦記」は、ヒット間違いないと思います。監督が息子ながら、これぞジブリという作品に仕上がってましたよ。
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