一休禅師とシャーリー・マックレーン
今から500年ほど前に
大徳寺派の
禅僧
一休禅師がおられました
一休禅師は
77歳のときに
盲目の女性
森女 しんにょ
と出会い
88歳で亡くなるまでの
10年間
二人は
京都の虎丘庵ですごしました
シャーリー・マックレーンは
著書
「ダンシング・イン・ザ・ライト」のなかで
この
森女が
自分の前世である
と語っています
以前に
シャーリー・マックレーンが
来日したときに
ガイアシンフォニーの
龍村仁監督が
彼女を
一休禅師を
お祀りしている
大徳寺の塔頭
真珠庵に
案内したそうです
シャーリー・マクレーンは
一休禅師の木像の前で
1時間ほど
瞑想され
蚊に刺されたような感覚になったそうです
仁さん
一休禅師は
蚊と何か関係がありますか?
監督は分からなかったので
当時のご住職
山田宗敏老師に尋ねたところ
老師は
間髪入れず
一休禅師の死因は
マラリアですよ
と答えられた
マラリアは
蚊を媒体として感染し
一休禅師は
高熱を出して
亡くなったのです
シャーリー・マックレーン
アメリカの
大女優
シャーリー・マックレーンの
「アウト・オン・ア・リム」
という本には
彼女が
40代の時に
魂が
自分の身体から
抜け出て
自分を
上から見るということを
体験した
不思議な世界が
書かれています
「アウト・オン・ア・リム」とは
果実を得るためには
危険を冒して
枝の先まで行かなくてはならない
という意味です
果実とは
「真理」のことです
この本で
彼女は
この世に現実など
本当は存在しない
私たちが
現実としてみているものはすべて
私たちが
それをどうとるかという
認識の問題なのです
人生をどのように認識しているか
その認識のしかたこそが
すべてなのです
といわれます
やはり
アラヤ識の
世界ですね
唯識 ゆいしき その2
業は ごう (カルマ=行い)
種子 しゅうじ (たね)
となって
深層意識である
アラヤ識に
蓄えられます
それを
薫習といいます くんじゅう
この現実世界は
その種子が
現実化したもの
であるといいます
これを
現行 げんぎょう
といいます
種子が
現行すると
生じた瞬間に
消滅します
つまり
現行は
連続しないのです
でも
この現実の世界が
連続して
流れているように見えるのは
現実を
生み出している
種子が
連続して
流れているからなのです
この現実世界は
瞬間であるということです
一瞬一瞬に
消滅し
現れているのです
これを
刹那消滅といいます せつなしょうめつ
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