ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

6月12日~19日③

2017-06-21 09:07:49 | 入院・闘病
6月12~19日

6月15日


朝9時前だっただろうか。
寺山修司の「地獄篇」を読んでたら、
主治医がやって来て、こう告げた。


「このまま待ってても胆嚢炎が良くならないので、今日の午後、手術をします」

いきなり!ステーキならぬ、
いきなり!手術、である。

なので、ここからの手術の準備が急でちょっと大変だったが、どうにか間に合う。

手術室は幸いにも同じ2階だった。中に入り病棟から麻酔科&手術室のスタッフに引き継ぎ。

初めての手術室。
なにやらクラシック音楽がかかってる。
全編白系で物凄く明るい部屋で最新の手術台はちょっとSFチック。

そう、まさしく『2001年宇宙の旅』の宇宙船の中にいるような感じだった。

麻酔は点滴式。
あ、ぞうえい剤とは違うが明らかに何か液が入ってるな……











と、ここから翌日まで麻酔にて眠る。











この間に、
・胆嚢摘出
・小腸を70cm切り接合
という手術を受け、
術後処理として尿道カテーテルをいれ、
さらに呼吸が良くないということで、人工呼吸器を取り付けられる。


6月16日


人工呼吸器を着けてた状態で2度目が覚める。

1度目は手術室から個室に移ってすぐぐらい。自分が人工呼吸器をやっていることは分かったがそれよりもまだ麻酔が効いていて再び寝る。

2度目は夜明け前ぐらい。
今度は人工呼吸器が少し苦しく外したいが声が出せなくて外せない。で、なんとなく寝落ち。


そして、明け方であろうか。
「もう人工呼吸器は勘弁してくれ~~」って思っていた矢先に人工呼吸器が取り外される。本当、あと1時間も着けてたら本当に泣いたかも。

そこからは術後の傷口の痛みとの格闘だが、胆嚢炎のそれに比べれば痛み止めを使えばなんとかなる感じ。

初尿道カテーテル。
奇妙な感じ。午前中リハビリの人が来て歩行訓練。物凄い目眩がする。それでも病室からナースステーションの横辺りまで軽く歩く。

そんな感じなのでほとんど寝て過ごす。

6月12日~19日②

2017-06-21 08:51:04 | 入院・闘病
6月12日~19日
6月13日


前日深夜からの謎の腹痛が止まらず。前よりも少し真ん中ら辺の部位。

この様子を受けて朝からCT&レントゲン、マンモグラフィ等の検査ラッシュ。
マンモグラフィ担当の人に、
「あれ? また入院したんですか? 2週間前もこうでしたよね?」って言われる。
ずっと入院してたさ(笑)。


そして、午後になり担当医よりこう告げられた。

憩室炎の方は小さくなったけど、
今度は胆嚢に炎症が見られる、と。

胆嚢炎です。

とりあえず、一週間様子を見てから手術ですね、と締めた。


「手術か……」とも思ったが、それ以上に「一週間も待つの?」という方にあらゆる意味で驚かされた。
待ち過ぎじゃない?
ヤバいんじゃない?

もっとも、あまり症状が症状なら手術は早めるかもしれないが、とまた曖昧なことを言う。


この日はとにかく痛み止めで乗り切るが夜中も余りの痛さに「苦しい~」と声を上げる。


6月14日

午前中はレントゲン。

午後は前の日より少し落ち着く。

6時間おきの痛み止めが命綱状態。

6月12日~19日①

2017-06-21 08:48:09 | 入院・闘病
6月12日~19日①
6月12日

この一週間は本当に地獄だった。
ようやく、落ち着いたので書きましょう。


まず、12日の深夜になって容態急変。
はじめは背中の痛みからお腹のしくしくした痛みが強くなったので、
てっきり身体とベッドの相性が悪いのかな、ぐらいにしか思わなかった。
なので、夜勤の担当看護師に夜中だけどベッドを変えて欲しい、と頼んだが当然却下され、「それなら……」と思い、デイルームで座って休んで落ち着いてみたが一向に痛みが引かない。ちょっとしてベッドに戻るが正面に向いて寝ても痛いし、身体を右に横にしようが左に横にしようが余計に内臓に負担がかかり、正面に向いて寝つつ微妙にポジショニングを変えるしか出来なくなった。


あれ? 明日から食事スタートかもしれなかったのに、これってもしかして元の木阿弥ってやつ??


結局、この日は寝れなかった。