アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Smallville 6-15 "Freak"

2007年02月28日 | TV: Smallville
【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2007年2月15日】※特殊能力者を識別できる青年が登場。クラークのスーパーパワーもバレてしまうのか?マイケル・ローゼンバウム(レックス役)の監督デビュー作品。

土曜の夜。The Smallvile Lanes。ラナ・ラングはクロエ・サリヴァンと一緒に、結婚の前祝いとしてボーリングを楽しんでいた(妊婦がボーリングしても大丈夫なの?)。2人ともボーリングは下手クソなのだが、そんな事はどうでも良い。ラナとしては親友と2人だけで独身生活の最後を楽しみたいのだ。クロエはラナにポーズを決めさせ、携帯電話で写真を撮り続ける。

ボーリング場の従業員、ダニエル・キム(よくある名前だなあ)はラナたちをしばらく眺めていたが、今日の仕事が終わったので、話しかけてみる事にする。ダニエルはラナに「こういう風に投げてごらん」とコーチする。ラナがその通りにボールを投げると、見事、ストライクが決まるのだった。実はダニエルが念力でボールを操作したのだ。

ちょうど、最終フレームだったので、ラナはもう1回ボールを投げる。今度は9本のピンが倒れたが、少し遅れて、最後の1本も倒れる。ラナは飛び上がって喜ぶ。だが、クロエは「ダニエルが念力を使ったらしい」と気付く。

ダニエルは「電話番号を教えてくれたら、もっとコーチしてあげるよ」と言う。もちろん、ラナとデートするのが最初からの目的だったのだ。ラナは悪い気はしなかったが、「せっかくだけど、婚約者が許してくれないと思うわ」と、指輪を見せる。

ボーリング場に2~3人の男たちが入って来る。そのうちの1人はラナやクロエと高校で同級生だったトバイアス・ライスだったが、彼は盲目なのでサングラスをかけている。トバイアスはサングラスを外し、あたりを「見回す」。そして、ダニエルを指差す。

ダニエルはラナにフラれたものの、特にクサる様子もなく、帰路に着く。クロエは適当な口実をデッチあげて、こっそりとダニエルをつけて外に出る。ところが、ダニエルは数人の男たちに襲われ、ヴァンに押し込められてしまう。ヴァンは猛スピードでクロエがいる方に走って来るが、クロエはどうにか避ける。ヴァンはそのまま走り去る。

翌朝。クロエはクラーク・ケントとともにボーリング場を調べる事にする。ボーリング場は営業開始前で無人だ。(ダニエルの拉致は外で起こったわけだし、中を調べても意味ないのでは?第一、これって不法侵入じゃないの?)クロエはクラークがラナとレックスの結婚式に出席すべきだと主張する。「もう、ラナの事は忘れた」と皆…特に自分自身に対して証明するためである。クラークが躊躇していると、拉致されたはずのダニエルが出勤して来る。ダニエルは自分が誘拐されたという事実を記憶していなかった。

ルーサー邸。レックス・ルーサーは結婚式のタキシードを試着しながら、「これじゃ、ウェイターみたいだなあ」とつぶやく。ラナは「そんな事ないわ。とてもハンサムよ」と微笑む。レックスは「ところで、クロエはどうして、ヴァンにハネられそうになったんだろう?君のブライズ・メイドなんだから、怪我でもされたら困るよ」と言う。

ラナが出かけるのと前後して、べサニー医師がレックスを訪れる。べサニー医師はトバイアスの担当医だった。彼はトバイアスに角膜移植手術をしてあげる事になっていたが、「目が見えるようになったら、『能力』が無くなる」ので、適当な口実を作って手術を引き伸ばしていた。トバイアスの能力はレックスの秘密研究に欠かせないものなのだ。

クロエは「隕石(クリプトン鉱石)の影響で特殊能力を得た者たちが次々と拉致されては記憶を消されている」という結論に達する。クラークは「レックスの33.1計画と関係がありそうだ」と推理する。

クロエはボーリング場で撮った携帯電話の写真を拡大してクラークに見せる。ラナとクロエの背景に、ちょうどトバイアスが写っているのだが、盲目であるはずの彼が誰か…ダニエルを指差している。トバイアスは隕石のせいで視力を失ったのだったが、同時に特殊能力を得たに違いない。

クロエとクラークはトバイアスの家を訪れる。トバイアスは特殊能力者…いわゆる「隕石フリーク」たちを「見分ける」能力を所有している事を否定する。トバイアスは2人に飲み物を出してあげようと台所に行くが、コップを落としてしまう。クラークは超高速で駆け寄り、コップを受け止める。その瞬間、トバイアスは何かを感じた様子だ。

クラークとクロエが去った後、トバイアスは何者かに電話をかけ、「もう1人見つけました」と報告する。それをクラークはスーパー・ヒアリングで聞いていた。(ついでに、電話の向こうの相手の声も聞けば良いのにね。)

タロン。ラナはクロエを訪れ、ダニエルが拉致された夜の事を尋ねる。クロエは「ダニエルもストーカーだといけないと思って、尾行しただけ」と誤魔化そうとするが、ラナは納得しない。ラナはクロエの表情を読み取り、「わかった。レックスが関与してると思ってるのね?」と訊く。クロエは認める。

病院。クラークはべサニー医師に会いに行く。医師は「ダニエル・キムなどという人は知りません」と主張し、トバイアスに関しても守秘義務を盾にとって、何も教えてくれない。クラークはスーパー・ブレスを使ってべサニー医師の気を逸らし、その隙にノートパソコンを盗む。

タロン。クラークがクロエのアパートに戻ると、ジミーが慌てていた。クロエが行方不明になったというのだ。クラークはベサニー医師のノートパソコンをジミーに渡し、秘密ファイルを解読するよう頼む。こういうのはクロエの得意分野で、ジミーには無理なのだが…。

クラークはトバイアスに再び会いに行き、「ベサニー医師はどこに行った?」と迫る。病院にもいないし、ポケベルにも応答しないのだ。だが、トバイアスはベサニー医師の企みに関して、あまり詳しく知らなかった。ただ、電話で「もう1人見つけました」と報告したのはクラークの事ではなく、クロエの事だったのだという。(え!?)

その頃、秘密研究所ではクロエが診察台に固定され、さまざまな検査を施されていた。

翌日。ラナはレックスに「トバイアス・ライスという人を知ってる?」と訊く。レックスは「知らない」と主張する。知らなかったなら知らなかったで、トバイアスの特殊能力に興味を示しそうなものだが、レックスはその気配も見せない。

タロン。クラークとジミーがクロエの無事を祈りながら「人探し」の張り紙をしていると、当のクロエがひょっこりと現れる。クロエには昨夜の記憶が無かった。

ルーサー邸。ベサニー医師はレックスに、研究資料が入ったコンピュータが盗まれた事を報告する。資料が明るみに出れば、ベサニーは医師免許を剥奪されるだろう。だが、レックスにとっても他人事ではない。研究資料にはルーサーコープとの繋がりを示すような情報は含めないという約束だったが、ベサニーはそれを厳守していたわけではなかったのである。レックスは「トバイアスを連れて来い」と指示する。

トバイアスの家。ラナが訪れると、トバイアスは「こんなに沢山の女の子と会うのは高校以来だよ」と冗談半分に言う。ラナはトバイアスのフリーク識別能力がクラークを危地に陥れるのではないかと心配だった。だが、トバイアスは「クラークは普通の人だよ」と言うのだった。(クリプトン人は「隕石フリーク」として彼のアンテナに引っかからないという事か?)

タロンの2階。クロエのアパート。クラークはクロエを意味ありげに見守る。クロエは訝しがるが、クラークは「何でもない」という。実はトバイアスに「クロエは隕石フリークだ」と言われた事が気にかかっているのだ。

クロエはベサニー医師のコンピュータを調べ、スモールヴィル付近の地図を見つける。地図のあちこちには緑色の点が表示されている。ベサニーはGPS装置で隕石フリークたちをモニターしているのだ。ちょうどタロンの所に点っているのはクロエの分だろう。(クロエに特殊能力があるとしたら、コンピュータ操作に異常なまでに長けているという事か?)

そこにやって来たジミーが「ダニエル・キムが交通事故で死んだ」と告げる。地図上のダニエルの点は赤くなっている。ほどなく、もう1つの点が赤くなる。もう1人死んだらしい。そして、他の点も次々と赤く変わっていく。隕石フリークたちは証拠隠滅のために殺されているのではないか?(ところで、ジミーはクラークとクロエが2人きりでいるのを見ても嫉妬してないようだ。)

ジミーが再び出かけた後、クロエは慌てた様子で、クラークに「あたしの身体を透視力で調べて!」と頼む。案の定、クロエの肩の下あたりに何かの装置が埋め込まれていた。

クロエはさらに、その装置をヒート・ヴィジョンで壊してほしいという。もしかしたら、その装置はただのGPS装置ではなく、遠隔操作で彼女を殺す機能も有しているのかもしれないのだ。クラークが躊躇すると、クロエは自分で抉り出そうとする。クラークは渋々、ヒート・ヴィジョンを使う事を承知する。だが、それは結局、ただのGPS装置だったようだ。

トバイアスの家。ラナはトバイアスが角膜移植手術をエサに悪企みに利用されているのだと悟り、「何のシガラミもなしに手術が出来るよう手配してあげるから、遠くへ逃げなさい」と説得する。(でも、それって、レックスの財力&影響力をアテにしてるわけだから、うまく行くはずはない?それに、トバイアスの家族はどこにいるの?)

ラナとトバイアスが出かけようとした時、ベサニー医師が現れ、「手術の用意が整った」と言う。もちろん、嘘だろう。

クロエのアパート。地図上の緑色の点はあと1つだけしか残っていない。トバイアスの分だ。

トバイアスの家。ベサニーは電気銃でラナとトバイアスを殺そうと図る。心臓麻痺に見せかけるためだ。トバイアスは(ブレイカーを落として?)家中の灯りを消し、防犯用の拳銃でベサニーに立ち向かう。ベサニーとトバイアスが揉み合う。トバイアスが拳銃を落とすが、それをラナが拾う。(ラナもベサニーも暗闇の中であまり不自由してない様子。)

ラナがベサニーに拳銃を向けて引き金を引くのと、ベサニーが電気銃の電撃をトバイアスに向けて発射するのがほぼ同時だった。その瞬間、超高速で到着したクラークがラナの弾丸を斜め方向にハネ飛ばし、トバイアスを庇うように立つ。電撃はクラークの胸で跳ね返り、ベサニーに当たる。ベサニーは即死だった。(クラークはラナに人殺しをさせないようにしたのかな?ベサニーが死んだという事には変わりないのだけど…。)

クラークはラナに見られる前に走り去る。ラナとトバイアスは呆然とする。数分後、ラナは戸棚のガラスが割れている事に気付く。戸棚の中にはヒシャげた弾丸が落ちていた。どう間違っても、こんな方向に飛んだはずはないのだが…。

しばらくして、警察や救急車が到着した後、クラークは何気ない顔でトバイアスの家に戻って来る。トバイアスはクラークに「ラナは君が隕石フリークなんじゃないかって疑ってたよ」と告げる。クラークがおそるおそる、「それで、君は何て答えたの?」と訊くと、トバイアスは「本当の事を言ったよ…君は普通の人間だってね」と答えるのだった。クラークは内心、ホッとする。

クラークはオリヴァー・クィーンに頼み、トバイアスがスター・シティーで角膜手術を受けられるよう手配してもらっていた。(オリヴァーはとりあえず、原作通りにスター・シティーを拠点にしているらしい。)

トバイアスが迎えの車に乗り込んで去った後、ラナがクラークに「またもや、人命が奇跡的に救われたわね」と言い、ヒシャげた弾丸を見せる。クラークは「それはきっと跳弾だよ」と言いつつも、ラナが庇おうとしてくれた事を感謝する。ラナは「たとえ、もし、あなたが本当に隕石フリークだったとしても、関係ないわ。同じクラーク・ケントだもの」と言う。

ルーサー邸。事件の報告を受けたレックスが「なぜ、私に助けを求めてくれなかったんだ?」と訊くと、ラナは「ああいう展開になるとは予測してなかったの。それに、先日、ベサニー医師があなたに会いに来たのを見たわ」と答える。レックスは「ああ、あれは病院のチャリティ活動への寄付を頼まれたんだよ。生まれて来る(unborn)子どもの魂に誓って、ベサニーの悪事には一切、加担していなかった」と主張するのだった。(「子どもの魂」というのが意味ありげ?「unborn」というのも、「ずっと生まれる事はない」という意味だったりして?)

クラークはクロエに会いに行く。クロエは自分が拉致された本当の理由に気付き、怯える。彼女はこれまで、何度もクリプトン鉱石に接しており、いつの間にか「感染」してしまった可能性もあるのだが、隕石フリークたちのほとんどは悪事を働いた末に死んでしまうか、精神病院送りになっている。クロエの特殊能力はまだ発現してないようだが、これでは「歩く時限爆弾」と同じだ。クラークは「じゃあ、僕のことを君専用の爆破物処理班だと思ってくれ」と力付ける。

なお、トバイアスがクラークを隕石フリークとして認識しなかったのは「クラークの能力は生まれつきのものだから」という単純な理由によるものだろう。

ルーサー邸。1人きりになったレックスはコンピュータ画面を眺めながら何者かに電話をかけ、「一番最後(最近)の被験者をよく見張っておくように」と指示する。コンピュータ画面には人体実験中のクロエのビデオが映し出されていた。


今回、ロイスとライオネルとマーサの出番はなし。


クロエの母親(ワンダーウーマンことリンダ・カーターが演じることになった)が近々登場するのだが、彼女がクロエとクリプトン鉱石の関係について何か知っているのかも?

「特殊能力者を識別できる能力」を持つ者というのは『Heroes』に出て来ても良さそうだなあ。

それにしても、車で3時間の距離があるメトロポリスとスモールヴィルの間を皆が自在に行き来してるのが気になる。あと、ラナを着け回しているはずのパパラッチが今回はどこにも見当たらない。それから、大学はどうしたの?

ベサニー医師の死因は「心臓麻痺」という事で済ませられるようだが、ラナは一応、警察に調書を取られてるようだし、現場捜索をすれば不審な点がいろいろと出て来るのでは?

※タロンの住所: 220 Main Street, Smallville, Kansas 35409


★名言・迷言集:

【その1】
Lex Luthor: (タキシードを試着しながら) Is it just me or do I look like a waiter serving high tea?
Lana Lang: You look like the most handsome groom in the world.
Lex: Good answer.

【その2】
Lex: (ノートパソコンを「misplace」したというDr. Bethanyに) Glasses are misplaced. Car keys. Not classified information.

【その3】
Tobias Rice: When we were in high school, I assumed the only thing Lana Lang cared about was lip gloss and pom-poms.
Lana: You don't know me very well.

【その4】
Tobias: (Lanaに) You must be talking about a different Clark Kent... because the Clark I know is the most normal guy I've ever met.

【その5】
Lana: (Clarkに) You know, even if it was true... even if you were meteor-infected, it wouldn't matter. You'd still be the same Clark Kent.

【その6】
Chloe Sullivan: Face it, Clark. I'm a walking time bomb.
Clark Kent: Then consider me your own personal bomb squad.


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1 コメント

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そうですね (kenn)
2007-02-28 09:57:27
嘘をついたというより、Clarkは隕石の影響ではなくてKyrptonianだから認識されなかったんでしょうね。

しかしChloeの正体をめぐってシーズンフィナーレに進んでいくのなら、それはそれで違う気がするんですけど、どうなんでしょう。Zoner狩りやJor-Elのトレーニングはどうなってるの。Lois&Lucyパパは厳しい人だし、Loisは高校卒業のときにしくじっているから学校行かないなんて許してくれないと思うんですけど...
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