アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

Smallville 6-14 "Trespass"

2007年02月14日 | TV: Smallville
【アメリカ合衆国での初回放送日 = 2007年2月8日】※ラナを狙うストーカーが登場。また、彼女はクラークの秘密に一歩近付く?

夜。ルーサー邸。ラナ・ラングの寝室。ラナが鏡台の引き出しを開け、赤い布にくるまれた、ひしゃげた工具を出す。先日、レックス・ルーサーがクラーク・ケントを刺そうとしたノミだ。その時、ラナの携帯電話が鳴る。その画面には1枚の写真が写っていた。ラナが鏡台に腰掛け、ひしゃげたノミを眺めているものだ。そう、たった今、この場所で撮影したものだった。ラナは廊下に飛び出し、助けを求める。

レックスが警備員たちにラナの部屋を調べさせるが、侵入者はいなかった。だが、窓が開いている。ラナはノミを鏡台の前に置きっ放しだった事に気付き、レックスが窓を閉めている間に、そっと引き出しの中にしまう。

レックスは「気のせいかもしれないな」と言う。妊娠、婚約パーティーでの騒動、さらにはパパラッチの執拗な追跡により、神経質になっているのかもしれない。ラナは携帯電話に送られて来た写真の事は明かさず、「そうかもしれないわ」と答える。

レックスが仕事で外国に出かける間、ラナはタロンの2階にあるクロエ・サリヴァンのアパートに居候する事にする。もちろん、タロンの周りはレックスの警備員たちが固めている。

ラナはクロエに携帯電話&ノミについて話す。クロエは写真の送信者を見つけるため、ラナの携帯電話を預かる。

夜。ケント農場の納屋。マーサ・ケントがメトロポリスで開催された児童福祉基金のイベントを終えて帰宅すると、クラークが馬の世話をしていた。クラークはいつもなら、ほんの数分で全ての仕事を終えてしまうところだが、最近は「レックスと婚約中のラナの昔の恋人」だという理由でパパラッチに見張られているような気がするため、慎重になっているのだ。

そこに現れたクロエがラナに関する事情を説明する。ラナの携帯電話を調べた結果、彼女に盗撮写真を送ったのはルイス・エスポシートというカメラマンだという事がわかった。相手がカメラマンなら、同業のジミー・オルセンに協力してもらうのが手っ取り早いだろう。だが、クロエとジミーは(恋人として)別れたばかりなので直接話せないから、代わりにクラークに訊いて来てほしいというのである。クロエはまた、ラナが遂にクラークの秘密を突き止めつつあると警告する。

クロエのアパート。一人きりになったラナはクロエのコンピュータを調べ、「CK」というフォルダを見つける。ラナは少し迷った後、そのフォルダを開こうとするが、パスワードでプロテクトされていたので諦める。(ロイスも留守らしい。)

ラナは部屋の外に気配を感じ、ドアを開けるが、誰もいない。1階のコーヒーショップに下りてみると、片付けられたテーブルの上に大きな赤い箱があった。白いリボンが付いており、まるでバレンタイン・デーのプレゼントみたいだ。開けてみると、赤いセクシーな下着が入っており、カードが添えられていた。カードの表側には「これを着てほしい…」と書いてあり、裏返してみると、「…私がお前を殺す時に」と結んである。(ラナがいる間、ずっと店も閉まっちゃうのかな?)

ラナは人影が出入り口のあたりをサッと通ったのに気付き、ナイフを掴んでドアを開ける。外にはパパラッチが群がっていた。ラナはカメラのフラッシュを浴びながら、呆然と佇む。警備員たちがラナを中に連れ戻す。ラナはストーカーが置いていった下着とカードを警備員たちに見せる。

翌日。デイリープラネット社。クラークはジミーに会いに行く。クラークは「僕とクロエはあくまでも友だちだ」と説明し、「ラナの身を守るために、ルイス・エスポシートというカメラマンを見つけるのを手伝ってほしい」と頼む。

タロンでの事件に関する報告を受けたレックスは警備員たちに「ラナをルーサーコープのビルに匿え」と命じる。しかし、ラナは「ケント農場に連れて行って。まさか、別れた恋人の家にいるなんて、誰も思わないでしょう」というわけだ。

ケント家。マーサはラナを快く迎え入れ、2階のクラークの寝室(久しぶりの登場?)を使わせてあげる事にする。クラークなら、居間のソファでも眠れるだろう。

マーサが階下に行ってしまうと、ラナは部屋を見回す。机の上には家族写真が飾ってある。引き出しを開けてみると、ラナの写真が入っていた。「表面上はラナを忘れたフリをしてるけど、心の中ではずっと想っている」という事なのだろうか?

ラナはさらに、箪笥の引き出しを開けてみる。すると、小物入れの中にクリスタルのペンダントが入っていた。(これは元々、ラナの物で、最初はクリプトン鉱石で出来ていたが、宇宙船の力によって普通のクリスタルに変化した…んだったっけ?)

突如、ラナの携帯電話が鳴る。相手は変声器を使っているのか、くぐもった声だ。その声の主…ストーカーはラナの居場所を知っているという。ラナはドアの方を見遣る。警備員の1人…ブレイディがドアの外を見張ってくれているはずだ。しかし、ブレイディは咽喉を掻っ切られて死んでいた。ラナはブレイディの拳銃を抜き取って階段に向かうが、ブレイディがすがり付いて来たため、足を踏み外して階段を転落してしまう。

ラナが目を覚ましたのは病院の個室だった。マーサが付き添ってくれている。担当のラングストン医師は「赤ちゃんは大丈夫ですよ」と言う。母体にも特に異常は見られないが、ただ、血圧が上がっているのが気がかりだという理由で、医師はラナに軽い鎮静剤(胎児には害は及ばないという)を注射する。ラナは眠りに落ちる。なお、安全のため、今は使われていない古い病棟をラナの貸切にしてくれるという。あそこなら、警備員も仕事がやりやすいだろう。(そうかなあ?それに、医師は何かを知っている&隠しているように見える。)

ルイス・エスポシートの家に侵入したクラークとジミーは写真がセーブされたCDを見つける。今月分のCDには案の定、ラナの写真が多数含まれていた。だが、写真の中のラナがいるのはケント農場の納屋だ。その時、マーサが電話で「ラナが入院した」と知らせて来る。クラークはジミーの隙を見て、超高速で走り去る。

ラナは暗い病棟の中で目を覚ます。他には誰もいないようだ。ラナを警護してくれているはずの警備員も見当たらない。携帯電話が鳴っている。ラナは起き上がり、おそるおそる電話を取る。相手はクロエだった。ラナがホッと気を緩めた時、暗闇の中でカメラのフラッシュが光る。カメラマンは嫌がるラナを追いかけ、写真を撮り続ける。

ラナが追い詰められて床に倒れ込んだ時、クラークが到着し、カメラマン…エスポシートを投げ飛ばす。一歩遅れて警備員のマックが現れる。マックはグッタリとなったエスポシートを部屋の外に引き連れて行く。クラークがラナを助け起こしてあげていると、銃声が轟く。部屋の外に出てみると、エスポシートが撃たれて死んでいた。マックによれば、「襲って来たから、仕方なく撃った」のだという。いずれにしろ、ラナを狙っていたパパラッチ/ストーカーは死んでしまったわけだから、もうルーサー邸に戻っても良いだろう。(なんか、怪しいなあ。)

夜。ルーサー邸の居間。レックスは雪嵐の影響で明日まで帰って来れない。他の警備員や使用人たちも全員、「雪嵐で立ち往生したりするといけない」ので、マックの独断で帰らせたのだという。つまり、今、この屋敷にいるのはラナとマックだけなのである。

マックはラナに「レックスはあなたを1人きりにすべきじゃなかった」、さらには「あなたはレックスがこれまで連れて来た他の女の子たちとは異なります。でも、レックスに言動が似て来ているのが心配です」とまで言う始末だ。差し出がましいにも程がある。第一、マックはいつから「ルーサー様」ではなく「レックス」と呼び捨てにするようになったのだろうか?どうも様子がおかしい。

実はストーカーはマックだったのである。ラナは「あたしをレックスから救ってちょうだい」と調子を合わせるフリをして、近付いて来たマックの頭をワインボトルで殴る。そして、寝室に逃げ込んでロックし、非常電話をかけようとするが、電話線は切られていた。

マックは廊下の壁に飾ってある中世ヨーロッパの武器&防具の中から斧を取り、ドアをぶち破る。だが、ラナはすでに窓から外に出ていた。

その頃、クラークとラナはエスポシートが最近撮った写真を1枚1枚チェックしていたが、その中に児童福祉基金イベントのものが混ざっている事に気付く。そのイベントが行われたのはちょうど、ストーカーがラナの寝室に忍び込んで写真を撮った夜だ。イベントはメトロポリスで開催されたのだから、ラナの寝室にいたのはエスポシート以外の者だという事になる。

ルーサー邸の屋上(というのかな?)。ラナは雪の中を逃げ回るが、マックに追い着かれてしまう。2人は取っ組み合いになり、天窓の上に倒れ込み(『エイリアス』の最終回みたい?)、まっさかさまに落下する。マックは床に激突して即死だったが、ラナは無事だった。クラークが受け止めてくれたのだ。ラナは驚き、「一体、どうやって…?」と訊くが、クラークは「そんな事はどうでも良い。肝心なのは君が無事だったって事さ」と答えるのみだ。(いや、そういう問題ではないのだが…。ともかく、これでラナにとっては「クラークにはやっぱり、ただならぬ秘密がある」+「クラークは今でもあたしを守ってくれている」という2つの事実が確認できた事になる。)

翌日。デイリープラネット社。クロエはクラークに「携帯電話に送られて来た写真をレックスに見せなかったという事実から、ラナはあなたの味方だと判断して良いはずよ」と指摘する。

やがて、ジミーが出勤して来る。ジミーはクラークにエスポシートの家に置いてきぼりにされた事を怒っていた。しかし、クラークの「ラナの安全を守るため、一刻の猶予も許されなかった」という気持ちを理解して許してくれる。ジミー自身、クロエを救うためなら同じようにするだろうからだ。クラークが去った後、ジミーとクロエは仲直りのキスをする。

ルーサー邸。ラナが目覚めたのはレックスがちょうど帰宅して来た時だった。レックスはラナを見つめながら、「私は幸運な男だ」と微笑む。ただ、「どうしてケント農場に行ったのか?」という事だけが引っかかるという。ラナが「あそこなら、誰もあたしを探しに来ないだろうと思ったの。それだけよ」と説明すると、レックスは納得したようだ。(ちょっと簡単すぎる?)

レックスが部屋を出て行った後、ラナは鏡台の引き出しを開ける。ところが、ひしゃげたノミは無くなっていた。一体、誰が盗んだのだろうか?(犯人はレックス?クラーク?それとも…?)

ケント農場の納屋。クラークが作業をしていると、レックスが現れる。結婚式の招待状を持って来たのだ。クラークにはラナの友人としてだけでなく、自分が何を失ったのかを思い知るために列席してほしいのだという。


今回、ロイス・レインとライオネル・ルーサーは出番なし。

冒頭に出て来るタブロイド紙や新聞のゴシップ欄の見出しで「Lexana」という表現が使われているが、これはもちろん、「Lex」+「Lana」を指す造語。

招待状によれば、レックスとラナの結婚式は2007年2月24日(土)午後6時よりルーサー邸で開催される事になっている。(えっ?そんなに早いの?)


★名言・迷言集:

【その1】
Martha Kent: Clark? What are you still doing out here?
Clark Kent: Well, I'm still doing my chores.
Martha: Well, you usually finish those in about two minutes. How is it that I drove to Metropolis, attended the Children's Foundation Dinner and made it back before you finished?
Clark: 'Cause I'm doing them the normal way.

【その2】
Jimmy Olsen: I had a feeling this was coming. Look, Clark, despite our differences, I think you're a decent guy. Chloe obviously thinks you can walk on air so... who am I to stand in the way?
Clark: Jimmy, hold on...
Jimmy: Look, but if you hurt her --- I don't care how impossibly gigantic you are --- I will chop you down like a cherry tree. And that... ain't no lie.
Clark: It’s nice to see that you'd risk ending up in traction to protect Chloe's honor.
Jimmy: A girl like that... worth spending the rest of my life in a body cast.
Clark: I feel the same way... as her friend, nothing more. I swear.

【その3】
Chloe Sullivan: (Lanaに) First of all, you're staying here until we catch Norman Bates.
(※劇場映画『Psycho』に出て来る殺人鬼のこと。)

【その4】
Martha: (Lanaに) If you are taking the Luthor name, I guess armed guard and dodging the press go with the gold ring.

【その5】
Chloe: (ClarkにLanaのことで) She's been orbiting your secret for years and I think that she may finally be coming in for landing.

【その6】
Mack: What are you doing here?
Clark: Your job.

【その7】
Lana Lang: Why are you still watching over me?
Clark: Maybe for the same reason you've been watching me.

【その8】
Chloe: So it's funny how the main streets from here to Smallville miraculously thawed out overnight. You have anything to do with that?
Clark: Nature's a mysterious creature.

【その9】
Jimmy: (Clarkのこと) He's not such a bad guy.
Chloe: Yeah... but he's no Jimmy Olsen.

【その10】
(Clarkが納屋で作業をしている)
Lex: Looks like you're working out some issues there.
Clark: Just doing a little honest work, Lex. You should try it some time.
Lex: Why start now? My life's perfect.
(※お互いにキツイ?)

【その11】
Clark: Are we done?
Lex: Nothing left but the formalities. (結婚式の招待状を渡す)
Clark: ....
Lex: Don't look so surprised, Clark. Lana still cares about you. I know that. And I know what it would mean to her having you there.
Clark: Is that really what you want, Lex?
Lex: What I want? What I want is to make Lana happy for the rest of her life. And I want you to be there on our wedding day to see what you've lost. Make sure you RSVP. We'll need a head count for the reception.


Q&A @ TVGuide.com (英語→ネタバレ注意):

- Smallville: Your Burning Questions Answered! (Thursday, February 1, 2007)

- Smallville: More of Your Burning Questions Answered! (Thursday, February 8, 2007)


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2 コメント

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It's like... (kenn)
2007-02-14 10:21:22
なんかもうClarkがLois&Clarkの時みたいになってきました。段々Lana(L&CではLois)のピンチを見るといてもたってもいられなくて、平気でスーパーパワー使って、苦しい言い訳。Loisならいいけど、このLanaをそこまでするか...って思います。Chloeの時みたいにうっかり見ちゃった、くらいにはしてくれないんですね。

ただLanaがLexに似てきているってのにはウケました。Whitneyと付き合ってる頃なんてカワイイ少女だったのに。Deanもとい、Jasonと付き合っていたS4くらいからおかしくなったのかな。Supernaturalなものを見すぎたせいで。とか。

あのノミはClarkじゃないかな、と思っています。大切に保管しているような気がします。理由は無いですけど。
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その後のノミ (Krypto)
2007-02-14 23:15:35
CWのディレクターズカットではクラークがこっそり取り戻していた事になっていましたが、私はカットして正解だと思いました。
レックスだったのかクラークだったのかはたまた・・・
クラークがひたすら秘密を隠しているのも少々マンネリ化してきた気がしますし。
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