アメリカに暮らす

アメリカのTV番組や日常生活等について綴ります。ニュースのネタバレ度は弱~中、エピガイのネタバレ度は強です。

教科書にない歴史

2005年07月27日 | 読書
ローラ・インガルス・ワイルダー著の一連の『小さな家』シリーズを読んでると、歴史の教科書に出てこない「アメリカ開拓史」を学べるような気がする。

現在、第1巻の『Little House in the Big Woods』(ローラ・インガルス自身の少女時代の物語)を読み終え、第2巻の『Farmer Boy』(のちにローラと結婚することになるアルマンゾ・ワイルダー少年の物語)を読んでいるところだが、それぞれ季節を追って細かい生活描写がなされており、当時(19世紀後半)の生活様式が手に取るようにわかる…少なくとも、わかったような気にさせられる。

例えば、ローラたちが狩猟用の弾丸を作る様子。例えば、アルマンゾたちがメープルシロップから砂糖を作る様子。例えば、ローラの父が干し肉を作る様子。例えば、アルマンゾたちが凍った川から分厚い氷を切り出して夏のために保存したり、農地に芋を植えたりする様子。どれもディスカバリー・チャンネル的な細かさで描写されているのである。そのあまりの細かさのために時には退屈させられるが、まるでタイムスリップしたかのような臨場感や感情移入が味わえるのが楽しい。

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