<スマトラ沖大地震・インド洋大津波>タイ;津波被災者支援のための署名活動

被災コミュニティーの土地を奪い、リゾート開発を目論む投資家、地方行政の動きに対して、「NO!」と言いましょう!

「タイ王国大使館・駐日大使からのお言葉」6.30

2005年06月30日 19時45分45秒 | ▽▽▽タイの津波記事▽▽▽
「タイ王国大使館・駐日大使からのお言葉: 日本政府・国民の皆様への感謝の言葉とタイにおける津波災害復興の現況」

大使からのメッセージ
  20万人以上の命が奪われたインド洋沖津波から6ヶ月が経過しました。この期間の日本政府と日本の方々からのご寄付や救助活動などによる思いやりの心は、世界中の人々に感銘を与えました。日本は津波発生後直ちに援助の意思を示し、支援活動におけるリーダー的存在となりました。また、自衛隊はその役割と能力を発揮し、迅速で効率性の高い救助活動を展開しました。日本人の方々は、深い思いやりの心から生じた強い責任感により、人道主義の責務を果たされたことを誇りになさって下さい。タイ政府及び国民は、このような日本政府と国民の皆様による対応と援助に対し、深く感謝申し上げます。

  タイ政府では、アンダマン海域のタイ南部6県における被害はインドネシア、スリランカ、インド等の他の多くの国々の被害よりも小さいものであると判断し、これらの国々のより貧窮している人々の援助に当たって頂きたいと考え、当初よりタイへの他国からの義援金は不要であると発表していました。また、国際報道機関からも、タイは一定水準までは自国の力で復興することができ、迅速な復興が期待できるとの評価を受けました。

  そのような状況にも拘らず、日本国民の方々は思いやりと配慮、有り余るほどの慈悲心をタイ国とタイ国民に下さいました。在タイの日本企業は、12月26日津波発生直後より食料、飲料水、医薬品、仮設住宅、寄付金等様々な角度からご協力下さいました。

  また、日本国内では政府・自治体を始めとする公的機関、大小の企業、商店、寺院、教育機関、主婦グループ、友好協会等がボランティア活動を行って得た収益金を、タイの被災者支援のためにタイ王国大使館にご寄付下さいました。日本の幼稚園から大学までの各教育機関の若者達からも、チャリティのための手作り竹炭の販売や街頭の募金活動の実施等を通して深い思いやりの心を頂きました。

  タイ王国大使館は2005年6月27日までに161,734,401円、3万ドル、3万バーツの寄付金を受け取り、この寄付金及びご寄付いただいた物品をタイ外務省、タイ赤十字社、プラチャーヌクロ基金、ピタッカーン基金、タイ赤十字社副会長であるシリントーン王女殿下を通してタイの被災者に贈呈し、タイの復興に必要な金額を頂くことができました。今後は、さらに援助を必要としている国々への援助をお願い申し上げます。
  現在の状況 タイの被災者の復興と生活の改善は今後も継続して行われる予定です。プーケットについては、全てが以前の状態まで回復したと言えます。但し、被災後の日本人観光客の足取りは回復していません。これは、報道機関による他国の被災地に関する報道のため、プーケットがまだ復興していないとのイメージを持たれているためではないかと考えています。

   現在、被災地の人々に仕事を提供することが金銭的な寄付よりも有効な支援となっています。プーケットの基盤産業は観光業です。つまり、被災前の様にプーケットを観光して頂くことが支援につながるのです。タイ王国大使館では、深い思いやりの心を持つ日本の方々にプーケット観光にご協力頂きたいと願うと同時に、心より感謝申し上げたいと存じます。

   文末になりましたが、タイ王国大使館は日本国民の皆様に改めて感謝申し上げると共に、日本の方々の慈悲心が2国間のより緊密な関係作りの足がかりとなることを願っております。

スウィット・シマサクン
大使


最新の画像もっと見る