試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR101系習志野電車区104F [T105] 4+6編成 前期仕様 (サハ101-105[ツヌ131F-1] 編成異動,ツヌ131F-1[M'c143] 廃止)

2016-05-30 21:27:41 | 国鉄/JR101系出場:総武・中央線
応急措置。

KATO製JR101系ラシ107F(Mc202:塗装変更車+再生産品+旧製品)の出場時に習志野区仕様内での車両番号重複が発覚した。
当該編成はラシ101F(Mc201:弁天橋区仕様+旧製品+塗装変更車)とラシ104F(Mc136:再生産品+旧製品)である。
各々のプロトタイプはラシ101F:1988年2月,ラシ104F:1988年11月で何れも運用離脱直前を選定している。


JR101系ラシ104F (1988/2,1988/11)。
[ラシ104F-1]:(Mc136-M'111-T245-T'c30+Tc81-M230-M'224-)T105(-M237-M'c175)。
[ラシ104F-2]:Mc136-M'111-T245-T'c30+Tc81-M230-M'224-T264-M237-M'c175。
※再生産品+旧製品+塗装変更車。
◆サハ101-105 竣工,ラシ104F-1 出場。

1988年2月を以て使用停止となったラシ101Fは編成がばらされ中原区への転属,予備車,廃車へと離散した。
このうちサハ101-264は1988年4月頃に習志野区唯一のサハ101形0番代だったサハ101-105(ラシ104F)と差替えられた。
従って1988年11月をプロトタイプとしたラシ104Fはサハ101-264がラシ101Fと被る結果になっている。
先発出場は旧ラシ104F(塗装変更車+旧製品)だが約7箇月の設定差が車両番号重複を招く原因になるとは思ってもいなかった。


ラシ101F。
※弁天橋区仕様+旧製品+塗装変更車。

弁天橋区仕様(Mc170),保留車,波動用車両を寄せ集めたラシ101Fであるがサハ101-264の重複には気付けなかった。
1986年4月現在から1988年2月までラシ101F(←ツヌ101F)の車両構成は変わっておらず改番は行えない。
そのため離合時の齟齬解消にはラシ104F用サハ101-105を竣工させるしかなく引当可能なサハ101形捻出へと取り掛かった。
機転が利けばサハ101-108(ツヌ118F:再生産品←旧ツヌ118F:Mc155)をサハ101-105(ラシ104F)へ改番していたはずである。
しかし既に101系800番代LOT側面窓セル交換を施しツヌ122F(Mc155)へ組み込んでしまったため手遅れだった。


サハ101-264(ラシ104F)。
※旧製品。


サハ101-264(ラシ101F)。
※塗装変更車。

サハ101形捻出と同時に保留車の10両編成化も同時進行させなければならず纏まった車両確保が必要だった。
在籍編成でも車両番号が特定できないイメージ編成の優先度は低いがその中でツヌ131F-1(M'c143)に辿り着いている。
ツヌ131F(Mc70←ツヌ131F-1,ツヌ131F-2:T25)は浦和区借入車を中心とし先に廃止された元ツヌ308F(Tc81)まで再現していた。
だが資料都合によりサハ101-105,サハ101-239(ツヌ131F-1:塗装変更車)の車両番号特定には至らず推測で付番した。
組成上ツヌ131F-2との共用都合が絡んだサハ101-239に対し単独で組み込まれるサハ101-105は在籍時期を目安とした。


さよならツヌ131F-1。

また形式構成からモハ100-68(ツヌ131F:動力ユニット搭載車)が2号車に配されるため推進偏位の激しさも弱点であった。
そこでツヌ131F-1を廃止しクモハ100-143+モハ101-239,サハ101-105(ツヌ131F-1:塗装変更車)の捻出へと動き出している。
1988年2月までのラシ104F(T105)に必要だったサハ101形0番代はサハ101-105であり種車には最適だと思われた。
だがクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:再生産品)にてクモハ101-136,クモハ100-175(ラシ104F)を更新したばかりだった。


国鉄101系サハ101-105(ツヌ131F-1:TNカプラーSP取付試作車)。
※塗装変更車。

十代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)を分散配置しメーカー塗装車で統一させたラシ104F(T264)の編成見附は乱したくなかった。
取り敢えず未改番のまま組み込めるサハ101-105(ツヌ131F-1)を一時的にラシ104F(T105)へ異動させる作戦とした。
これでツヌ131F-1は正式廃止が決定しツヌ131F-2の編成管理番号をツヌ131F(Mc70)へと変更した。
但しモハ100-68,モハ100-241(ツヌ131F)に動力ユニットが搭載されているためツヌ131Fは2M8Tとなる。
何れかの動力ユニットを保留車10両編成化用に廻す予定だがそれまでモハ100-68の都度床板交換は解消されない。


国鉄101系ツヌ131F。
※塗装変更車+旧製品。

なお脱車となったサハ101-105(元ツヌ131F-1)だがツヌ131F-1,ツヌ131F-2を両立させるべく特異な加工が成されていた。
ツヌ131F-1にてクモハ100-68(TNカプラーSP取付試作車)と突き合わされる1エンド側のみTNカプラーSPへの交換を行った。
当初接着剤固定だったTNカプラーSPはビス締結まで施され走行時に支障を来すことなく有効活用されてきた。
しかしクハ101-85(ラシ107F:旧製品←クハ101-81:元ツヌ308F)と同じく異動に際しTNカプラーSPはお役御免となる。


クモハ100-68+サハ101-105 (元ツヌ131F-1:TNカプラーSP取付試作車+TNカプラーSP取付試作車)。
※塗装変更車。

KATO製101系でのTNカプラーSP廃止は2両目となるが元クハ101-81(TNカプラーSP取付試作車)では床板流用を放棄した。
これは強力に固定されたTNカプラーSPの撤去が難しかったためで残念ながらサハ101-105用床板も同様であった。
皮肉にも固定方法は正しかったらしくKATOカプラーへ戻すには床板交換が最も簡便な方式だと判断している。
そのため改番を伴わない編成異動の割にサハ101-105(元ツヌ131F-1)は想定よりも工程数が多くなった。


入工中のサハ101-105(元ツヌ131F-1)。

床板はサハ101-247(ラシ107F:塗装変更車)を竣工させた際に保管品へ廻した元サハ101-91(元ツヌ122F:M132)用を起用する。
当時サハ101形0番代の増備には当面至らないと考えていたため元サハ101-91用DT21非動力台車はサハ101-247へ転用となった。
半ば緊急予備品相当だった元サハ101-91用床板だがまさかの出番が訪れ短期間でDT21非動力台車再装着を迎えている。
今回はあくまで暫定異動でありやや黒染車輪に劣化が見られたサハ101-105用DT21非動力台車を流用した。
そしてラシ104F(T264)の仕様に従い旧製品LOT屋根板へと振り替えたが無駄な作業となる可能性も否定できない。


部品を入れ替えたサハ101-105(ラシ104F)。

DT21非動力台車をサハ101-247へ供出しただけだった元サハ101-91用床板にはKATOカプラーが存置されていた。
そのため新たなKATOカプラーは必要とせずあっさりとサハ101-105(ラシ104F)用床板を仕立てられている。
ダミーカプラー交換やTNカプラーSP取付試行により余裕が生まれたKATOカプラーだが如何せん再用機会が少ない。
TNカプラーSP取付試作車もクモハ101-70,クモハ100-68(ツヌ131F)が残るのみとなりしばらく補充は不要だと思われる。


保管品に廻った元サハ101-105用床板(1エンド側)。

主工程がサハ101-105(ツヌ131F-1→ラシ104F)のKATOカプラー復旧だったため元サハ101-105用床板は行き場を失った。
前途の通り現時点でサハ101形0番代を竣工させる計画は存在せず元サハ101-91用床板に代わり保管品へ廻った。
二次に渡るTNカプラーSP取付試行を経たが1エンド側のみの交換で留まっており再登板は厳しいかもしれない。
なお製品原形のサハ101形0番代用床板はこれまでのサハ101形200番代編入等による発生品で十分な数量が確保されている。
サハ101-105(ラシ104F-1:塗装変更車)の竣工で1988年2月に対応できるラシ104F(T105)が出場に至った。
これでサハ101-264が重複する事態から脱しラシ101Fとラシ104F(T105)の離合に齟齬は無くなった。




サハ101-105(ラシ104F-1:旧製品LOT屋根板,床板交換施工)。
※塗装変更車。

編成表には合致しているもののやはり1両だけの塗装変更車は編成見附の足を引っ張る存在となってしまった。
塗装変更車でも低水準の仕上がりに終わったサハ101-105は柚肌が激しく異動対象には適さなかったらしい。
幸いカノ20F(Mc53:塗装変更車+旧製品)には塗装変更車が組み込まれており後日旧製品車両との振替えを行う予定である。
プロトタイプ変更を伴うカノ20Fならばサハ101-105(ラシ104F-1)用種車の確保は苦労しないと思う。
なお編成管理番号はラシ104F-1(T105:前期仕様)とし従来のラシ104Fをラシ104F-2(T264:後期仕様)に変更した。
これでラシ104F(Mc136)は11両体制となったがサハ101-105が暫定竣工で留まるためラシ104F-2を基本編成とする。
車体更新までは原則的にラシ101Fとの離合時のみサハ101-264(ラシ104F-2)とサハ101-105を差し替える方向である。


モハ100-224+サハ101-105 (ラシ104F-1:旧製品+塗装変更車)。

その他サハ101-105(元ツヌ131F-1)の暫定異動によりツヌ131F(Mc70←旧ツヌ131F-2:T25)も10両体制へと改められた。
連動してツヌ131F-1が廃止されたためクモハ100-143+モハ101-165(元ツヌ131F-1:塗装変更車)はひとまず保留車に廻した。
従ってクモハ101-155,クモハ100-108(ツヌ118F:旧製品),クハ101-75(ツヌ118F:再生産品)を含む5両が新編成組成準備車となった。
まだ未確定ながら新金型運転台付車のクモハ100-143,クハ101-75(←旧ツヌ118F:Mc155)は先頭車両に起用する予定である。
そうなるとクモハ100-108(←ツヌ118F:Mc155)を中間組込車に充当しなければならず編成構成は狭められる。
クモハ100形2両を組み込む10両編成化は編成表との照合が必要になるためカノ20Fの新たなプロトタイプ決定まで先送りする。
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