試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

JR103系三鷹電車区6F [T94] 6M4T非冷房車組込編成 (Assyベンチレーター統一)

2017-12-29 22:08:40 | 国鉄/JR103系出場:総武・中央線
復帰。

KATO製103系用Assyベンチレーターを入手した。
ベンチレーター交換が遅れていたサハ103-94,サハ103-97(ミツ6F-1)を入場させる。
ようやくミツ6F(ミツ6F-1:T94,ミツ6F-2:M93)の外観が揃う時を迎えた。


JR103系ミツ6F (1989/3)。
ミツ6F-1:Tc93-M37-M'37-T94-M66-M'66-T97-M68-M'68-Tc278。
※6M4T編成。
◆ベンチレーター統一。

ミツ6F(Tc93)はグリーンマックス製モハ103-93+モハ102-132(ミツ6F-2)を含む12両体制である。
Assyベンチレーター化はKATO製旧LOTベンチレーター交換の違和感が強かったモハ103-93+モハ102-132から開始した。
8M2T編成のミツ6F-2ではサハ103-94,サハ103-97が脱車される。
先ずクハ103-278,クハ103-93,モハ103-37,モハ103-66,モハ103-68,モハ102-37,モハ102-66,モハ102-68をAssyベンチレーター化した。
クハ103-93以下8両へモハ103-93+モハ102-132を8,9号車に配置しミツ6F-2が暫定出場となった。
サハ103-94,サハ103-97のAssyベンチレーター化で6M4T編成のミツ6F-1も再出場に至る。
作業工程にはモハ103-37+モハ102-37,モハ103-66+モハ102-66,モハ103-68+モハ102-68と同じく屋根板清掃を含めた。


入工中のサハ103-94(ミツ6F-1)。

サハ103-94はサハ103-37(朱色1号)を種車に竣工した。
当初はサハ103-37(黄緑6号)を起用する予定が作業中の事故で急遽変更されている。
車体には補強梁が無く103系一般形でも古いLOTに入る。
塗装被膜は薄く黄色5号の赤味が強い。
編成では見附を崩す存在で車体更新候補車でもある。
しかし更新時に屋根板の流用は可能で現状のままAssyベンチレーター化に着手した。


折り返したリブで固定されるAssyベンチレーター。

分解すると経年を現すかの様に黒色成形品の旧LOTベンチレーター装着車だった。
ベンチレーター台座周囲の汚れはこれまでの入場車に比べ広がっていない。
Assyベンチレーターへの交換後も露出する心配は無くクリーナーは用いなかった。
屋根板中央のベンチレーター取付孔が緩い傾向は相変わらずである。
従来通り屋根板裏面に残るリブを折り返しAssyベンチレーターを支持させた。
他器も木工用ボンドを用いる事無く交換を終えている。


車体裾を整形したサハ103-94。

車体では気になる箇所が1点だけ存在した。
2-4位側の車体裾中央にだけリブのようなものがあった。
どうしても気になりクラフトナイフで切除している。
リブは側板まで達しておらず車内側に向けて傾斜していた。
整形後も側面からは伺えずタッチアップは施していない。




サハ103-94(ミツ6F-1:屋根板清掃,Assyベンチレーター化)。

車体裾以外には手を着けず車体を組み立てた。
側面からはリブ切除の効果がそれとなく伺えると思う。
サハ103-94の竣工でベンチレーター未交換車はサハ103-97を残すだけになった。
最終入場車のサハ103-97もサハ103-37(朱色1号)を種車とした。
従ってサハ103-94と同じ弱点を抱える。
しかしミツ6F-2組成時には都合良く編成から外れるため再塗装は考えていない。
塗装状態も悪く再塗装より車体更新の方が有効だろう。


サハ103-97(ミツ6F-1:屋根板清掃,Assyベンチレーター化)。

Assyベンチレーターの取付はサハ103-94と同一方式で仕上げられた。
但し他の取付孔も緩く嵌合調整には苦戦している。
屋根板裏面にリブが無く都度Assyベンチレーターを差し替えた。
やや心許ない手応えのベンチレーターが存在するが脱落には至らないと思われる。
今後の経過次第では木工用ボンドを併用するかもしれない。




モハ102-68+クハ103-278 (ミツ6F-1:KATO製一般形+KATO製)。

サハ103-94,サハ103-97の竣工でミツ6F-1が復帰した。
Assyベンチレーター化によりKATO製一般形もクハ103-278の屋根上見付に近付いている。
よってモハ102-68+クハ103-278(ミツ6F-1)の印象も変化した。
車体設計の差異こそ隠せない。
それでも旧LOTベンチレーター時代より雰囲気が向上したと思える。
同時にKATO製103系一般形に対する旧LOTベンチレーターへの固執は完全に消え去った。


ラシ330F-1,ミツ6F-1 (クハ103-272改番車,車体更新車)。

再出場したミツ6F-1は習志野区が103系で統一された直後をプロトタイプとする。
所有編成でも比較的多数を占め離合対象には苦慮しない。
中でもKATO製ラシ330F-1は側面用JRマークが腰板に貼付された変則編成である。
JR移行後に転入した非冷房車組込編成のラシ331F~ラシ336Fとは一味違う特徴を持つ個性派だった。
クハ103-309,クハ103-310(ラシ330F-1)はクハ103-272(中古製品:黄色5号)の改番車でKATO製クハ103形高運転台ATC車導入第一陣だった。
車体更新を経てメーカー塗装に改まったクハ103-278とは経緯こそ異なるが同等の外観を有している。
Assyベンチレーター化されたクハ103-278を更に引き立てる編成とも言えよう。




ミツ6F-1サイドビュー(クハ103-93:Assyベンチレーター化)。


JR101系ラシ104F-2サイドビュー(クモハ101-136)。

クハ103-93以下9両がAssyベンチレーターに交換され編成見附は大きく変わった。
KATO製101系に近い非冷房車の外観へ改まり現行LOT(KOKUDEN)とは異なった印象になった。
旧LOTベンチレーターより径が小さく軽快に見えるのが最大の利点だと思う。

9両の非冷房車がAssyベンチレーター所要数を多くし計算間違えまで引き起こしている。
所属する103系では非冷房車の割合が低い。
以後ミツ6Fグループの様な大規模交換は生じないと思われる。
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