試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ103-774[ラシ337F-2] 助士側ステップ(PZ6287)交換:メーカーエラー修正 ※TOMIX製High-Grade製品

2016-05-27 21:18:47 | 国鉄/JR103系
修復。

TOMIX製103系High-Grade製品クハ103-277(ラシ336F-1)はメーカーエラー品で先頭部助士側配管が歪んでいた。
配管が胴受側から下方向へ歪み3本が圧縮された形になっていた。
小手先での修正では限界があり中間組込のクハ103-774(ラシ337F-2)と配管付ステップを振替え竣工させた。


JR103系ラシ337F (1989/3)。
ラシ337F-2:Mc69-M'177-T142-M149-M'280-Tc774+Tc373-M46-M'46-Tc374。
※TOMIX製High-Grade製品。

先頭に立つクハ103-277を優先させた結果だがメーカーエラーはクハ103-774に引き継がれてしまった。
ラジオペンチで歪んだ場所の修正に挑んだが変形が残り製品同等にはならなかった。
唯一クハ103-774は先頭に立たない事が救いだった。


クハ103-774(ラシ337F-2):助士側配管変形車。

連結時には目が行くものの組成すればそれなりに目立たなくなる。
何とか我慢できる状態にしラシ337F-2を出場させた。
7号車のクハ103-373としなかったのはラシ337Fグループ(TOMIX製103系High-Grade製品)で常時連結されるためである。


クハ103-774+クハ103-373 (ラシ337F-2)。

クハ103-373と配管位置が揃わずこのまま存置するのは気分が悪いため分売パーツ発売を待っていた。
TOMIXパーツリストに2015年10月発売予定で掲載された103系用ステップ(PZ6287)に期待を寄せた。
長らく待たされたがやっと確保したためクハ103-774の助士側配管付ステップ交換を行う。


PZ6287:ステップ(103系用L/R・配管付/無・各2個入)。

部品構成は表記通り一通り揃うものだった。
PZ6287でクモハ103形,クハ103形0番代,クハ103形500番代を賄える。
今回使用するのは助士側配管付ステップのみで他は予備品へ廻る。
繊細な部品で効果的ではあるものの出番は限られるだろう。
KATO製103系用配管付ダミーカプラー化を進めたため今の所TOMIX製103系High-Grade製品以外への転用は思い浮かばない。
強いて挙げればTOMIX製103系旧製品でTNカプラー対応の床板を持つクハ103形になる。
しかしこちらも大半をKATO製103系配管付ダミーカプラーへ交換してしまった。
これだけの入目があるため転用出来れば理想である。


入工中のクハ103-774。

早速配管付ステップの交換に着手した。
先にクハ103-277とクハ103-774で配管を入れ替えたため交換方法は判っていた。
台枠とTNカプラーSPの間に挟まっている構造で意外に単純な仕組みである。
TNカプラーSP後部側からステップを側へ押し出すと簡単に外れてくれる。


助士側ステップ撤去中の床板。

取付は逆の手順を踏めばいい。
台枠前面とTNカプラーSPの隙間へステップステーを斜めに差し込み側を合わるだけで済む。
後位側ステップステーには水平方向の突起があり念の為プラスチックドライバーで押し込んでいる。


ステップ交換を終えた床板。

これを行わなくても不都合無く装着できると思われる。
クハ103-277は側を合わせただけで竣工したが現在に至るまで脱落や偏位は生じていない。
後は車体と組合せて作業終了となる。




助士側配管付ステップを交換したクハ103-774。

修正時にラジオペンチという強引な手法を用いたためプラスチックがやや白んでいた。
歪みが残った影響で全体的に左へ傾いた様に見えていたがそれも解消されている。
クハ103-774は中間組込車前提で回着したため点灯試験も行い予備ライト基板として機能するか確かめた。


クハ103-774 点灯試験[23M 千葉]。

初めて点灯機会を得たが特に問題無く安心した。
ラシ337Fグループ(TOMIX製103系High-Grade製品)のうちクハ103-576はクハ103-601が種車で先頭に立った時期があった。
クハ103-373は回着時の検品でクハ103-374と共に点灯を確認しておりクハ103-774だけが一度も点灯試験を行っていなかった。
これはクハ103-774がセットバラし品で回着した関係もある。




クハ103-774+クハ103-373 (クハ103-774 助士側配管付ステップ交換)。

配管の歪みが無くなりクハ103-373と配管下端位置が揃った。
ラシ337F-2で一番気になっていた点がようやく解消されている。
クハ103-277の配管交換対象を塗装変更車のクハ103-576(ラシ337F-1)にしていればここまで気にしなかったかもしれない。
何故クハ103-774と交換したのか今となっては謎である。

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