<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
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思いついたことを綴っています。

『Bart PE』

2008年09月05日 | PCクリニック
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以前、「Windows 立ち上がらず」で、Bart PE を使ったことを書きました。

Bart PE とは、Bart さんが作った、Windows XP もどき(セーフモードのようなもの)です。
正確に云うと、Bart さんは、Bart PE を作るためのツール:PE Builder を提供しています。


そもそも、Windows XP に対して、Windows PE なるツール? OS? を、MS社は提供しています。
但し、一般には非公開で、PC販売会社に Wiondows XP をインストールするためのツールとしてです。

この Windows PE は非常に便利なものなので、これを作るために Bart さんが Builder を開発しました。
当初は、Windows PE 用Builderと云っていましたが、MS社からクレームがあったので、
出来たモノを Bert PE と呼ぶようになりました。

Wiki には、「BartPE」のように書いてあります。

つくろう」には、「【特集】自分好みの緊急用ブートCDをつくろう! ~Bart's PE Builder ...
PE Builder で、最強の BartPE を作ろう!! // 魔法のキキ
BartPE 作成例
などなどがあります。


以下、<紙>が常用しているモノを作ったときの手順を記します。

準備
BartさんのHPからビルダーをDLして、任意のフォルダ(例えば X:pebuilder3110)に展開する。
 pebuilder3110.zip(私の時は、Ver 3.1.10 でした。)

② Windows XP インストールCDをほぼ丸ごと、任意のフォルダ(例えば X:PE-IN)にコピーする。
 最低限は、I386とルートの4ヶです。(私の場合は、SP1まで適用されたものでした。)

③ 作成するCDのルートに格納したいものを、準備する。(オプション)
 例えば、X:PE-INtoolfolderTOOL に abc.exe を用意し、
 ビルド時に X:PE-INtoolfolder を指定すると、TOOLabc.exe がCDに書き込まれる。


カストマイズ
(ここで記すファイルは、雑誌「PCJapan」の読者サービスでDLしたものです。あしからず。)
(カストマイズしなくても、英語版としては使えます。)

① 日本語対応化する。
 infファイル3ヶを、X:pebuilder3110plugin にコピーする。
 106keys.inf、japanese.inf、timezone.inf

② 「コンピュータの管理」が使えるようにする。
 mmcフォルダを、X:pebuilder3110plugin にコピーする。

③ 「Adobe Reader」が使えるようにする。
 adobereaderフォルダを、X:pebuilder3110plugin にコピーする。
 その下の X:pebuilder3110pluginadobereaderfiles に、
 PCにインストール済みファイルを丸ごとコピーする。(私の場合は、Ver6.0 でした。)

④ NWの日本語対応化する。
 tosjis.batファイルを、X:pebuilder3110 にコピーし、実行する。


ビルド
① X:pebuilder3110 にある、pebuilder.exe を実行すると、
 BartPE フォルダをワークとして、pebuilder.iso ファイルができる。(デフォルトの設定で。)

 ビルダ:ソースには、X:PE-IN を指定し、(準備の②)
 ビルダ:カスタムには、X:PE-INtoolfolder を指定する。(準備の③)
 プラグイン:プラグインリストでは、カストマイズした5ヶの inf ファイルに対し、
 「有効」欄に「はい」を指定する。

② 出来た .iso ファイルを、B's Recorder Gold などなどで、CD-R/CD-RW に焼く。
 (追記可能で、約350MBだった。) (勿論、DVD メディアでも可。)


補足
① 出来た .iso ファイルを媒体に焼く前に、『仮想マシン』で動作確認を行うことで、時間短縮になる。
さらに、焼く場合でも、最初は CD-RW を用いて実機での確認の後で、CD-R とするのが良い。
これが、<紙>流です。

② 作ったCD-R での動作確認。
 ちゃんと、日本語化されていた。
 「コンピュータの管理」の「ディスクの管理」が使えた。
 「Adobe Reader」は使えた。
 「エクスプローラ」でのデフラグはエラーとなって使えなかった。
 USBメディア、PCMCIAカードは、先に挿しておくと使える。
 NTFSドライブも当然使えた。

③ 起動時に、NW接続を自動で開始させるようにするときは、
 プラグイン:プラグインリストで、「有効」欄に「はい」を指定する。


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