眇めオヤジの独り言

初老で始めたブログも、寄る人もないまま、いつしか定年を迎えた。
あいもかわらず、気ままに書き連ねていく。

私立医大とはそういうところ:東京医大が寄付金請求

2019-03-05 | Weblog
たぶん、不正の本体だろうなとは思っていましたが、
理事長が寄付金を要求していたことが明らかになりました。

読売新聞
東京医大 寄付 合格前に要求か…第三者委 前理事長「300万程度」

点数調整による便宜を図った 入学者では平均1500万円になるようです。

全く驚くにはあたりません。
僕が大学受験をしていたころは、常識でした。
私立医学部は、一部の名門を除いてはお金で入学するところでした。
学力よりも、親の財力が合否を左右しました。
寄付金も、最低数千万円が相場で、卒業するまでに一億円かかると言われていました。

その後、国家試験が難しくなり、一部の私立医学部の合格率の低さが、週刊誌で揶揄されました。
「私をスキーに連れてって」「東京ラブストーリー」(50歳以上でないと分からないですね)にも、できの悪い私立医大生が出てきます。
私立医学部は、今のように敬意をうけるものではなく、頭は悪いボンボン学生の代名詞でした。

合格率の低さが批判の対象となり、入学試験で学生を絞らざるを得なくなり、表面的には寄付金もなくなったことになっていました。
その代償として、国からの補助金が多額になりました。
批判されるべきは、この点だけです。

国から補助金を受けなければ、どのように学生を選ぼうと、大学の自由です。
東京医大も、今後一切補助金は受けないと宣言すればいいだけです。
そうすれば、他大学も見習うようになると思いますよ。

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