隊員NO.7ゆっこで~す(^_^)v
これまで加賀市観光ボランティア大学第3回講座で、石川県九谷焼美術館副館長・
中矢進一先生から教えていただいたお話をレポートさせていただいてきました。
「古九谷」のことを調べていましたところ、5月15日付けの「YOMIURI ONLINE」
の記事に、石川県立美術館学芸第一課担当課長・村瀬博春さんのとっても興味深い
記事が掲載されていましたので、リンクさせていただきました。
「隠れキリシタンが古九谷に託した信仰」
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この記事を読むと、古九谷にはキリスト教のメッセージが巧みに埋め込まれている
という考え方がよく分かります。
古九谷の謎とロマンがますます興味をそそりますね!
また加賀市を代表する総合病院・「久藤総合病院」の久藤豊治先生は、
著書『古九谷の神秘-大聖寺藩にキリシタンの影-』(2008年、北國新聞社出版局)で、
橋立町在住の酒谷務さんの研究をもとに古九谷成立の謎に迫る考え方を示されています。
著書の表紙を飾る古九谷の名品『青手樹木図平鉢』は、時計回りに90度回転させて、
ブドウの房のように見える樹木を黒く塗りつぶしてみると、なんと地中海があらわれます。
そしてブドウから作られるワインはキリストの血、地中海はイタリア半島を中心としたキリスト教
世界をあらわしているというのです。
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『青手樹木図平鉢』は、まさにキリスト教の教義を記す隠し絵だったのかもしれません。
加賀藩はキリシタン大名の高山右近を召し抱えていたといいます。肥前有田の
キリシタン陶工たちは、幕府による圧迫を逃れ、キリシタン最後の楽園・加賀にやってきた
のかもしれません。時間があったら、じっくりと久藤先生のご本を読んでみたいと思います。
みなさんもいかがですか?