実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

鹿島の森の「アカテガニ」

2013年07月01日 | 日記

隊員NO.6れいなで~す(^_^)v

 

6月25日(火)の課題研究の時間、福井県との県境にある

鹿島の森」に行って、アカテガニ」を観察してきました。

ガサガサガサって、枯れ葉の音がしたと思ったら、そこには

ニコニコマークのようなとってもかわいい顔をした「アカテガニ」が

ちょこちょこと歩いていました。アカテガニ」さん、おじゃまして

スミマセンでした。

アカテガニ」は10月の下旬から5月まで冬眠をしていて、気温が20℃を

越す頃から活動を開始します。アカテガニ」はイモムシやミミズをえさにする

ほか、ヒノキなどの葉やキノコをハサミでむしって食べるそうです。

そして雨の日には、とっても上手に木登りをすると聞きました。

アカテガニの棲息の条件は、「森がある」「海がある」「淡水がある」

「土手がある」の4つです。この4つの条件を満たす「鹿島の森」は、

絶好の「アカテガニ」の生活の場所なのです。

アカテガニ」は陸上生活に適合しつつ進化しているカニだといわれています。

ですが、酸素を補給するため、こまめに水を交換しなければならず、また脱皮と

産卵のために、必ず水辺で生活する必要があるそうです。

7・8月の満月の夜(午後7時から8時頃)、アカテガニ」は水辺にやってきて、

一斉に卵をうみます。その時間はわずかに3秒。1匹が1回に生む数は4~5万個

ですが、その卵が親になれる可能性はたった0.2%だそうです。

そして「アカテガニ」の放卵を待っていたかのように、ボラという魚の子どもが、

卵から出てくる「アカテガニ」のゾエア幼生(プランクトン)を食べようと音を立ててやって

きます。さらにはそのボラの子どもを食べようと、ナマズなどの肉食魚が

浅瀬を泳ぎ回り、それはそれは不思議な光景が繰り広げられるといいます。

それが食物連鎖っていうものなのですね。

鹿島の森の「アカテガニ」は、近年その数が減っているそうです。

みんなで、アカテガニ」の貴重な棲息地「鹿島の森」を守っていきましょう!

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