隊員NO.5いくので~す
10月8日の課題研究の時間に、大聖寺山ノ下寺院群にある「蓮光寺」で
大茶盛を体験させていただきました。
大茶盛は、鎌倉時代の1239(延応元)年に叡尊というえらいお坊さんが、
奈良の西大寺で始めたそうです。当時、お茶は貴族の薬であり、民衆の手に
入らないものでした。そして今のような抹茶茶碗のない時代でしたので、
どんぶりや水鉢に注いだお茶をみんなで回して飲んだそうです。大茶盛は、大きな
茶碗で、まわりの人びとに助けていただきながら、お茶を飲むとても和やかな雰囲気の
お茶会なのです。なんでも日本海側の地域で大茶盛を行っているのは、ここ蓮光寺
だけだそうで、わたしたちはとっても貴重な体験をさせていただきました。
大茶盛で使われる茶碗・茶筅(ちゃせん)・茶杓(ちゃしゃく)などの道具は
全部ジャンボでビックリでした。
普通のお茶会で使われる道具と比べると、ほら、こんなに大きいんですよ。
今回の大茶盛のご亭主を務めていただいたのは、蓮光寺第23世の
ご住職・中山久勝さんです。またご亭主を手助けし、お茶会をスムーズに進行する
半東の役割を奥様にしていただきました。
本来ならば、わたしたちが用意しなければならない袱紗(ふくさ)・懐紙(かいし)
・黒文字などもちゃんとご用意いただいて、本格的なお茶会の雰囲気を味わうこと
が出来ました。
「お点前ちょうだいいたします!」「結構なお点前でした!」
わたしたちが体験した蓮光寺での大茶盛については、明日のブログでも引き続き
レポートさせていただきますので、よろしくお願いしま~す!!