隊員NO.1あさので~す(^^)/
昨日お伝えしましたように、大聖寺実業高校の卒業生で日本大学4年の柏崎刀翔さんが、
11月に行われた「第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会」ライトフライ級で優勝し、
見事全日本チャンピオンになりました。
柏崎先輩は大会直前の10月22日~11月2日までの2週間、母校の大聖寺実業高校で
教育実習生として、わたしたちに「現代社会」を教えてくださいました。とってもやさしくて
素敵な方でした。わたしたち実高生は陰ながら、先輩の活躍をお祈りしていましたが、
チャンピオンになってくれて、本当にうれしいです。わたしたちは、柏崎先輩が教育実習に
いらしたときにいろいろとボクシングに関する経験談を話していただきましたので、
そのお話を少し物語風にしてお伝えします。
『柏崎刀翔物語』のはじまりはじまり~!
柏崎先輩は、小学校3年の時にボクシングを始めました。きっかけはお父さんの
「何か格闘技をやりなさい」という言葉で、最初は少林寺拳法をやりました。でも、
「自分に合わないなぁ~」と思って、次に小松市のボクシングジムを訪ねました。
そしてグローブを初めてつけてやってみると、とても楽しくて、このまま
ボクシングを続けました。しかしボクシングは楽しいスポーツでしたが、中学生の頃には、
練習がつらくて何度も「やめたい」と思った時期があったそうです。でも、
苦しい練習を続けるうちに、徐々に試合に勝つ喜びを感じるようになりました。
(↑クリックすると、日大ボクシング部ブログにリンクします。)
大聖寺実業高校時代には、高校3年の時、全国インターハイと国民体育大会で、
全国準優勝に輝く大活躍ができました。学校への通学路往復12kmはランニング。
しかし、その裏では減量に苦しみ、学校で授業を受けているときも、実はフラフラな状態で、
人に言えないくらい肉体的につらい毎日だったといいます。
柏崎先輩は、高校卒業後、最初はプロ入りを夢見て、実は入門するジムも決まっていた
そうです。しかしその時恩師の体育の先生から、運命を変えるアドバイスがありました。
「なぁ柏崎。プロ入りはいつでもできるぞ。まずは大学へ行ってみないか?そして先生に
なって後輩を指導する道もあるんだぞ!」先輩は、このひと言で、ボクシングのメッカ
「後楽園ホール」で試合がある関東大学ボクシングリーグ第一部の日本大学への進学を
決めたのでした。
大聖寺実業高校を卒業後、先輩は上京し、日大ボクシング部の合宿所での生活を始め
ました。合宿所での生活は先輩が最初思っていた以上に、規律が厳しく、「これまでの
自分は甘かった」と痛感したそうです。合宿所での生活は、先輩と後輩の縦の関係が
とても厳しいものでした。また顧問の先生は選手を厳格に指導される方で、とてもいい
勉強になったといいます。柏崎先輩には4年生になって、副主将という役割も加わりました。
また合宿所ではプロの選手とスパーリングをしたり、ロンドンオリンピックに向けた
直前合宿にも参加しました。さまざまな経験を積んで柏崎先輩は一回りも二回りも成長して
いったのでした。
先輩の夢は、ずっと全日本チャンピオンになることでした。そしてついに、11月の
「第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会」ライトフライ級で、念願の初タイトルを
手にしたのです。
柏崎先輩の大好きな食べ物は、なんと「クルミ」です。なぜかというと、クルミの実は減量で
あまり食べられないときに、栄養を保てるだけでなく、噛みごたえがあり、その味を長時間
楽しめる食物だからだそうです。減量ってわたしたちの想像を超えるくらい過酷なのでしょうね。
柏崎刀翔先輩の優勝をお祝いして、昨日学校の校門前に同窓会の皆さんによって、
とっても立派な「優勝オメデトウ」のボードが設置されました。柏崎先輩はいまや加賀市の星に
なりました。わたしたち大聖寺実業高校生は先輩からとっても大きな勇気と希望をいただきました。
昨日で二学期が終わりましたが、来年も先輩に負けないよう頑張らなくっちゃ!
そして先輩、これからもボクシング頑張ってくださいね。いつの日か世界チャンピオンに
なることを目指して。
(おまけ)実高情報ビジネス科3年生7人の手作り加賀市プロモーションビデオ
『石川県の加賀市に行ってみよう!』(←クリックしてくださいね!)