ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

春の兆し

2017-03-10 | 日記
先週の春一番に、新築途上の我が家の足場が吹っ飛ぶんじゃないかと思うくらいの荒れ方でした。
浜の荒れ方は言うに及ばず。凪の悪いこと。

仕事がら申告者の様相を観るに、昨年の浜の水揚げ状態は芳しくありません。
カレイは目一杯上がったんですがね~
カキ業者はこぞって撃沈~的な

まあ、12月後半からの揚げ具合から察してはいたんですが、あの上げ方ではゴミが上手くない。
イカダの外回りしか上げないんで、集中してゴミが落ちませんからね。
加えて、この凪の悪さでは養殖業者も、今日はいっか~と。

ゑびす丸の信条は居る魚を上げる!ですが、昨今の浜の様子からは、居ない魚を見つけるに変わりつつあります。

どうしましょうかね~
とりあえず、イシカゲ分散に期待しつつ、イカダに目を光らせましょう。

さて、春物アイテムが出そろってます。
カタログ毎晩見つめては、あれこれ夢想するんですが。
矢巾のお客様の逸品、極鋭AGSを先日も何度か振らせてもらいましたが(2枚掛けしました)良いですね~

スーパーメタルトップ(SMT)独特の鋭敏な手感度。イソメにまとわりつく海水をイメージさせますね。
当地のベテランカキ業者は、むき身のカキでデブっちょアイナメやチヌを見事に掛けます。
曰く、針エサが煽られる  と。

つまり、大型の魚が食いつく直前に横切る際の水圧を感じる。ということらしいです。
悟ったような至言ですが、極鋭からはそれを感じられる気がします。

オーダーしたメタリアは、カタログデータではワンランク下のメタルトップ(MT)とのこと。
SMTがメタルにカーボンクロス巻きに対して、MTはむき出しのメタルらしい。

金属穂先がどれだけの釣果(アドバンテージ)になるのか。
とはいっても、ゑびす丸は掛専門ですからいかに底質を探れるか。いかに水圧を感ぜれるか。
がアドバンテージといえば、そうなるのでしょう。

30号の鉛で小突きつつ、魚体が起こす水圧からくる揺れを感じる。
3万のロッドを買うか、買わないかで揺れてる場合じゃないですね。