大学生の7割は中大都市出身者

　毎日経済新聞によると、今年、名門・清華大学の受験生で一次試験に合格した学生のうち、県レベルかそれ以下の行政レベル区からの出身者は4分の1に過ぎなかった。（中国の「県」は「市」よりも小さい単位となる。多くは農村になる。）
　以前にも上海の復旦大学長が、農村出身者に対し大学受験は公平を欠いている事を指摘していた。受験のための交通費、宿泊費などの出費以外にも、雑多な試験問題自体が彼らの負担となっている。湖南師範大学では、農村出身者の学生が10％にも満たない状態だ。
　北京大学で実施した推薦による入学試験においても、そのほとんどが中大都市の学生であった。