「『ライバル』が…」(2025/4/27)
「『ライバル』が 『白』と言ったら 『黒』と言い 『左』に行けば 大きく『右』に?」-。
きょうもごく普通の多くの人たちが日ごろから疑問に思っていてもなかなか現実味を持って考えることができない「素朴な疑問」について、あえてありがちな物の見方とは少し違った角度から物事を考えてみることにしようと思います。もしもあなたが世界中を大混乱に陥れている「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」(→「MAGA」)などという言葉や「関税」が大好きな「ビフじいさんのような人」のことを本気で理解したいと思うのならば、いったい何が必要になるのでしょうか? 「ビフじいさんのような人」に振り回されることにもう耐えられなくなっている人たちは少なくないとは思いますが…。
あくまでも一般論ですが、どうも「ビフじいさんのような人」は「前任者」や「ライバル」とは「正反対」のことを行う傾向があるようです。「前任者」や「ライバル」が「白」と言っていたのならば、自分は「黒」と言い、「前任者」や「ライバル」が「左」に進んでいたのならば、自分は大きく「右」に旋回する…。しかし、「前任者」や「ライバル」の「正反対」のことをしていれば本当に「正解」になるのでしょうか? 言い換えれば、本当に「前任者」や「ライバル」はすべて間違っていたのでしょうか? 残念ながら世の中はそれほど単純にはできていないはずなのです。どんなに少なくとも「白」の「反対」は「黒」、「左」の「反対」が「右」などというレベルでしか物事を判断することができない人間たちに「MAKE AMERICA GREAT AGAIN」(→「MAGA」)などということを実現することを期待することはできないのです。その上で、さらに言わせてもらうのならば、そもそも本当に「白」の「反対」は「黒」なのでしょうか? そもそも本当に「左」の「反対」は「右」なのでしょうか? そもそも「反対」とか「正反対」とか「逆」とはいったいどういうことなのでしょうか? いずれにしても世の中は誰の目にも分かりやすく単純にはできていないということなのです。きょうのところはあえてそのことを指摘した上で強調するだけにとどめることにしておきます。