バケットの病状記録として残しておく
5月28日(日曜日)
バケットの体を触っていた際、頸部にしこりのような感触を発見。
喉頭よりすこし下、右側に感触で3cm程度
5月29日(月曜日)
近医へ受診、触診のうえ医師の意見
〇確かにしこりのようなものがある。
〇初見では脂肪腫・リンパ腫・甲状腺腫が考えられるが、しこり自体が動くので甲状腺腫は違うのではないか?
針生検を実施、顕微鏡上でははっきりせず病理検査を行うことになる。4日後に再診として帰宅。
6月2日(金曜日)
病院より電話があり医師より病理検査の結果説明、細胞所見上から甲状腺腫瘍もしくはリンパ腫が疑われるが確定診断するためには腫瘍を摘出したうえでの精密検査が必要と説明される。
後ほど病院へバケットを連れていき結果説明の詳細と今後の治療方針について説明を受ける。(やりとりを音声にて記録)
〇事前説明のように疑い所見のため確定させるためには外科的処置で腫瘍摘出して検査する必要があるが、場所が頸静脈・視神経・迷走神経など重要な組織が近い場所なのでリスクが高いこと、以前の説明通り腫瘍自体がわりと動くので甲状腺腫瘍は違うのではないかと考えるので、まずはリンパ腫に対する注射と服薬を行い、小さくなるかで外科的処置か内科治療か判断していってはどうか。
〇まずは4週間、軽めの抗がん剤およびステロイド剤の投与で反応を見て、効果があれば3週間に一度もう少し強めの抗がん剤を点滴で落とす。
〇ただリンパ腫にしては少し離れていると(先生の感覚としては)思う。ただこの間顕微鏡で見た細胞についてはリンパ腫のように見えたので、いったんは注射で様子を見て小さくなれば甲状腺腫瘍ではないと確定できる。効果があればリンパ腫として治療を進めていくということ。
私からの質問
〇リンパ腫と甲状腺腫瘍だった場合の治療方法について
医師>リンパ腫の場合はこのまま内科で治療するほうが良い。甲状腺腫瘍の場合は改めて外科的な処置を考える必要がある。
〇リンパ腫だった場合、ずっと抗がん剤治療が必要になるのか
医師>触ってはっきりわかる細胞の数というのが10の9乗くらいといわれてて、それを10の6乗以下に減らせば分からなくなるくらいになる。医師によって意見はバラバラで、10の6乗より下がっても抗がん剤治療は進めるべきという意見もいれば、そこまでさがった微小残存病変に対してそこまでの必要ないという意見もある。個人的には下がったらそれ以降の治療は必要ないのではないかと思う。
1回目(1シーズン4回)の薬剤については酵素剤なので副作用はそれほどないが3週に1回のほうは浸毒性があって長くやるのは望ましくない。(再発した場合)次に使えるようにあまり長くやるべきでないと考える。
〇予後について
リンパ腫については再発する危険性が高いので平均寿命としては1年と言われているが、もちろん再発せずもっと長生きしている子もいくらでもいるので一概には言えない。
上記説明を受けたうえで治療に同意
*ロイナーゼ注(抗がん剤)投与
*プレドニゾロン5mg錠7日分(1日1回)処方
次回診察日、6月9日(金曜日)
6月8日時点でのバケットの状況
〇元気(±)=ヒート時期に重なっているため病気との因果関係不明
〇体重=不変だが診察後2日位から全身にむくみがあるような? ステロイドの副作用か?
〇食欲(+)
〇便=服薬後2日目でやや軟便だったが現在は通常便、色にも変化なし
家の中では寝ている時間が多いが、もともと活発な運動をしないので変化があったかは微妙(飼い主の主観としては元気がないように感じるが、前述の通りヒート時期は体調が下向くため不明)
以上
※経過の記録のためコメントはご容赦くださいますようお願い致します。