癌を知る!

2度目の乳癌闘病中。少しでも快適に長生きできるべく、
癌との戦い方・付き合い方を勉強していけたらな .....

オメガ3、オメガ6ー脂肪酸

2012-12-28 15:00:31 | 食材・レシピ
友人からAnti-Cancerという本をもらった。
医者である著者が、30代の時に脳腫瘍を患い、それからの彼の人生観の変化と、
癌発症・再発防止のために役立ちそうな研究データなどが紹介されている。
特に食事面に重点が置かれていて、私もちょっと感化されつつある。。。

今読んでいるところは、必須脂肪酸であるオメガ3オメガ6について。
両者とも人の体内では合成できないため、摂取する必要がある大事な脂肪酸。
でもそのバランスがとても重要で、現代人のオメガ6の過剰摂取が問題視されています。

オメガ6は免疫炎症を促する作用があり、オメガ3オメガ6と拮抗関係にあります。
炎症(特に慢性炎症)は癌発症の原因とされている因子の一つ。
良く知られているところでは、アスベスト繊維が肺の炎症の原因となり起きる中皮腫、
C 型肝炎ウイルスが原因で慢性炎症が起き、肝細胞がんへと悪化していく例などなど。
参照:http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/ad-focus/detail/100909/1

wikipediaによると、「ω-3脂肪酸ω-6脂肪酸の望ましい摂取比率は
1:1から1:4であると言われている。典型的な西洋での食事ではω-3脂肪酸
ω-6脂肪酸の比率は 1:10から1:30の間で、ω-6脂肪酸の摂取が極めて高い実態にある。
この原因は、代表的な食用油の多くが高い比率のω-6脂肪酸を含んでいて
ω-3脂肪酸をほとんど含んでいないからである。
ω-6脂肪酸は、ベニバナ油、グレープシードオイル、ヒマワリ油、
コーン油、大豆油、ゴマ油などの食品に多く含まれている」ということ。
いわゆる「いい油」として紹介されている油は、オリーブ油、キャノーラ油、
そして日本ではエゴマ油、しそ油、アマニ油なんかもいい油の代表格になってますよね。

ということで、うちのキッチンにはコーン油やひまわり油はもう置かれることはないかなぁ。
ごま油はあの風味が好きなので、使うときは極少量、香り付けに使う程度にしようと思います。

しかし、家に置く油を変えても、加工食品などに使われている油等も
注意しなくてはいけませんよね。食品表示・成分表示ラベルをよく見て、
買うようにします。

同じく気を付けなければいけない食品は、肉、牛乳、卵
日本での事情はアメリカとは違うかもしれませんが、アメリカでは家畜は
工業的畜産システムで飼養されていることが多いです。
「工業的畜産とは大量の家畜を密飼い・密閉飼いし、高度な機械を導入することで、
家畜飼養にかかわるコストを抑える畜産方法である。 家畜が自由に動き回ることが
できないことや飼養密度の高さからなどから、家畜は病気になりやすく、
また病原体が伝染しやすい。 そのため家畜にはさまざまな抗菌性物質やワクチンが
投与される(ウィキ)。」

この抗生物質やワクチン、その他の薬剤や、成長促進のためのホルモン剤が家畜に投与
されている、ってことも聞こえが悪いですが、家畜が食べているものにも問題ありなのです!
放牧されていない牛、ケージ飼いの鶏などが食べているものは、トウモロコシなどのオメガ6
豊富な穀物飼料。こうして育った家畜の畜産物は、必然的にオメガ6が高くなってしまうのです!
危険!

うちのタイトな家計のことを考えると、こういった工業的畜産システムで
飼養された家畜の肉、牛乳、卵はとても安価でありがたいのですが、
体のことを考えると、やはり避けなければならないのではないか、と思います。
アメリカでは、オーガニック系のスーパーなどに行くと、"grass-fed beef/pasture-raised dairy
(主に牧草を食べて育った牛の製品)" や "Omega-3-rich"の牛乳や卵などが、
高めの値段ではありますが、売られています。
長生きするための投資は仕方がないのでしょうかね。。。

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