偽名古屋人

 交渉とは、言葉を武器にした戦いである

国家とメディア

2007-09-26 09:19:03 | 読んだ本
「国家とメディア~事件の真相に迫る」魚住昭著 ちくま文庫刊…「ダカーポ」誌での連載やシンゾー”無責任”アベやナカガワ”熊のぬいぐるみ”ヒデナオのNHK番組改変問題についてのレポートで構成されています。

 NHKの番組改編問題は、本当に酷い話です。人がどんな思想や歴史観を持っていていても、それは構わないと思います。だけど、それを他人に押しつけること、ましてや自民党の議員という立場で、報道機関の表現の自由を侵害することはあってはなりません。

 この本を読むと、シンゾーアベの思想がいかに危険かが如実にわかります。ま、彼の場合は、危険思想を持っていても、実行力はありませんからね。ついでに、細川さんみたいに議員も辞職したらどうですか?



もう一人のラストエンペラー

2007-09-24 23:58:51 | 読んだ本
「クォン・デ~もう一人のラストエンペラー」 森達也著 角川文庫刊…安易な二元論を否定し、世の中の当たり前に対して疑問を投げかけるジャーナリスト森達也の最新文庫です。

 ラストエンペラーというと愛新覚羅溥儀が有名ですが、クォン・デはベトナムの王族の一人で、戦争と政治の都合で傀儡の皇帝にもなれずに、日本で客死した人物です。


重大事

2007-09-24 00:25:11 | 読んだ本
「報道されない重大事」斉藤貴男著 ちくま文庫刊…「ダカーポ」や「東京新聞」で、連載されていた時評コラムを1冊にまとめたものです。

 少々ヒステリックな書き口ではありますが、主張していることは至極まっとうなものばかりです。 

 特に、新聞やTVなどのマスメディアが垂れ流していることを鵜呑みにせず、疑問を持つという姿勢は我々に最も必要なことだと、教えてくれる本です。


CJCT始末記その4

2007-09-19 14:20:56 | 柔術
 柔術キャリア4年にして、初のメダルを頂きました。5人エントリーで初戦を勝っただけなので、メダルは無いと思っていましたので、表彰式の写真は撮れませんでした。

 大会前、1ヶ月間集中した成果が少しは出せたと思います。道場の皆さんには、感謝しています。いつも、打ち込みに付き合ってくれる校長先生、的確なアドバイスを頂ける、先生、暴れん坊選手会長、Nさん、ドラゴン軍曹、Yさん、ありがとうございました。お名前は出せませんが、いつもスパーリングの相手をしてくれた道場の皆さんへありがとうございました。

 最後に、自分のわがままで名古屋まで付き合ってくれたユウトさん、ありがとう。

 以前のように、頻繁に試合に出場は出来ませんが、これからも柔術は続けていきます。

分子生物学

2007-09-19 11:04:16 | 読んだ本
「生物と無生物のあいだ」 福岡伸一著 講談社新書刊…気鋭の分子生物学が綴る、分子生物学の黎明期から現在に至るまでの15個の物語です。

 写真の帯にも書かれていますが、20万部を突破したベストセラーです。でも、理系(特に生物学や医学、農学辺りの専攻)ならすんなり読めるのでしょうが、文系出身の人たちは、1~2回読んだだと理解できないような気がします。

 文章だけではなくて、もっと図解があれば、理解の度合いも増すと思うんですけどね…。

 最後に、一番読み応えがあったのは、第6章の「ダークサイド・オブ・DNA」です。