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ワイヤ交換

2013-12-18 | 日曜電子工作
 クランクアップタワーのワイヤ交換が無事終了.

 この週末に行いました.
 いわきは晴天が続いているのですが,東北の太平洋側独特の季節風が吹き荒れます.
 めちゃくちゃ寒かったのですが,何とか日のあるうちに終了出来ました.

 98年のタワー購入以来,メンテナンスパーツの購入依頼している方ですが,直接お会いするのは10年振りでしょうかね.
 以前は,タワーの上昇下降駆動部の高速化のユニットを交換した時でした.

 さて,タワーを建てて15年の歳月を過ぎた今年,ワイヤも同年になるわけ.
 ただ,直島やYB赴任と,ほとんど動かさない時期が数年あったので,実働は10年は無いのではありますが,そうは言っても,経年変化があるでしょうから,さすがにそろそろ交換かなとは思っていたのでした.

 そんな矢先,「音創り研究会」の親分,JA1BBP と電話した時の事↓

 XNS:「知合いのタワーでさワイヤが切れたんだわ.ワイヤの寿命って
      どれくらい?」
 MJS:「一概に*年とは言えないけど,ほつれが多い様なら寿命かなぁ」
 XNS:「そろそろ,交換するつもりで頼んだんだわ」
 MJS:「俺もそろそろ考え無きゃなぁ...」

 淡々と伝えていますけど,実際は,ベリー・シリアスな話ですよ.
 タワーを上げた状態で,ワイヤが切れた時の事をイメージして下さい.
 アンテナはエレメント,ブームともに変形・破損して使えなくなりますからね.

 ってわけで,XNSのワイヤ交換がきっかけで頼んだ次第.
 タイムリーにローカル局のワイヤも一緒に交換したので,経費は折半で割安でした.
 もちろん,2日間はパシリしてましたけどね.

     

 あとは,駆動部の透明塩ビ製カバーの透明感が無くなったのと,細かいひび割れも発生していたので,近くのホームセンターで購入して取付け,塩ビ板の保護に土木建築資材用樹脂製ネット(ネトロン)を取付けています.

 以前に,ネトロンで仕上げたカバーのあまりを使ってますが,耐候性も良くて,まったく痛みませんね.

 ついでに,久々に銘板を取付けました.
 10年程前に駆動部を高速化した時に,取外してそのまま保管していたのですけど,思いついた時が旬だと一緒に取付けました.
 これを逃したら,きっと最後まで取付ける事はないでしょうね.
 ちなみに,タワーの下に置いてあるタイヤは,万が一の時のショックアブソーバ替わり.
 タイヤの中には,廃材のベルトコンベアのゴムを適当に切って詰め込んでます.
 そうそう,制御盤のケースは金属製なので錆が目立って来ました.
 再塗装するかと思ったのですけど,樹脂製のケースに交換するつもり.

 それと,ワイヤの径をφ6mmからφ8mmへ変更しました.
 僅か2mmの変更ですが,見た目の安心感は2mm以上でして,効果は大きいです.
 見た目もそうですけど,約1.7倍の強度Upになってます.

 あくまでも参考値です↓
 安全係数:6 単位:Ton
 ワイヤ径  破断荷重  安全荷重
 φ6mm   1.81   0.30
 φ8mm   3.21   0.53

 安全係数:6は,破断荷重と安全荷重の比でして,破断荷重の1/6が安全荷重の意味.
 φ6mmで300kg,φ8mmで500kgまではOKです.
 ただし,これは物を運ぶ時の吊り荷重なので,タワーの場合は,そこまで安全係数が必要なのかは不明ですが一つの目安です.
 勘違いされると困りますが,クランクアップタワーの場合は,タワーの自重も含みますからアンテナ重量だけではない事にご注意を.

 今後,これ以上重くする予定はないので,今までの実績から安全性もUpです.
 そんなわけで,これでしばらく大丈夫かと.


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