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Maintenance of IC-2KL(2)

2011-02-20 | 日曜電子工作
 まずは,IC-2KL のメインボードを取外します.

 調子の悪い入力側リレーはメインボードに載ってます.
 ちなみに,インターネットで色々検索して見付けたのが,IC-2KL を QSK 対応にさせる Mod.を発見.
 さすがに,QSK 対応にするつもりは無いのですけど,雰囲気は参考になります.
 まずは,ワイヤー類の取付を間違わない様に,デジタルカメラで画像に収めておきます.
 LPF ユニットの側面にネジ止めされて,ケーブルを外せば簡単に取外し可能です.
 思ったより,メンテナンス性は良さげです.

     

 オリジナルのリレーと新しいリレーを交換するのですが,ピンが全く合わないから,一工夫.

 そうそう,リレーはオムロンの基盤用パワーリレー

 G5LE-1 DC12v 仕様
 定格負荷:AC120v 定格通過電流:10A

 ガラエポ基盤でベースを作りピン配列が揃う様にスズメッキ線でピンを作り直し.

     

 ワイヤーでつなぐよりは最短距離で配線出来ます.
 ガラエポ基盤は,P-7DX のクリスタルフィルタ用に買った余り.
 さすがに,リレーとはいえ高周波電力増幅回路をメンテナンスするのは,初めてなのでビビりますよ.
 基盤が必要なのかはピン配列しだいですけど,この方法はワイヤーが宙を舞うよりは良いでしょ.
 オリジナルの倍ぐらい高さがあるのですけど,縦横がほぼ一緒なので何とかセット出来ました.

     

 ついでに,ピンジャックを金属磨きで磨いて,取付.

     

 さて,テストランは,受信からですが,送受信を繰り返しても信号に変化は無くなり,リレーの音も若干ですが小さくなった気がします.

 次に,リニアをOFF状態にして,SWRをチェックして異常の無い事を確認.
 同軸切替器を作った時の経験から,今回は大丈夫だろうと結構ラフでしたが,ヤッパ問題にはならず一安心.

 それから,エキサイタの出力を20w程度から徐々に上げてリニアのMaxパワーまでテストラン.
 エキサイタの出力50w程度でリニアアンプはMaxパワーとなりました.

     

 リレーは誤動作も無く問題無さそうです.
 次にまた同様な症状が発生したら,それは出力側リレーでしょうね.
 その時は,気合入れてメンテナンスしますわ.
 出力側は500wのエネルギーですから,もう少しリレーの耐圧を上げないとまずいかとは思うのですけど,交換する時にでも考えますわ.

 取外したオリジナルのリレーと取付けたリレー.

     

 長い間,お疲れ様でした.
 そして,これから,よろしく頼みますわ.

 しかし,20年以上を過ぎてしまうと色々とありますわ.
 それとも,20年以上過ぎてもこのレベルのトラブルしかないのは,さすがと言うべきか.

 これでしばらく安心して使えます.


PS:IC-2KL のメンテナンス記事って国内では少ないのか,Web検索で見付かった
   のは海外ばかりでした.そんなわけで,同様なリレー不良の場合は参考にして下
   さい.
   ただし,リレーを交換して本体が故障したとしても,保証は出来ません.くれぐ
   れも自己責任でお願いします.



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