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CD78Jr.をCD78もどきへ

2007-04-28 | 日曜電子工作
 GW.初日,1年越しになってしまいましたが,CD78に使われているキャパシティハットを取付けてCD78Jr.をCD78もどきにする改造を行いました.
 CD78Jr.はご存知の様に,先端にステルスタイプのキャパシティハットが取付られています.あれはどうも美しくないと思い,クリエートでは定番になっている細い3角形のキャパシティハットを取付けたらどうなるかの実験を行いました.SWRが上手く下がらないなら元に戻すつもりで,ついでにCD78Jr.の同調点の再調整を行いました.

 セットしていたCD78Jr.は本来もう少し,同調点を上げなければならないのですが,バンド内にあるからと未調整のまま1年が過ぎたわけでして,今回の改造があるので,それに合わせて調整する事にしました.
 大OMのローカル局から借りたままのBR-200でまずはオリジナルのままでSWRのチェックします.SWRの原点はCD78Jr.に付属している給電部のアンテナカップラBS-81Cの5chで3.798MHz±2kHzにあわせるのですけど,SWRの底は3.772MHzでした.26kHz下になっています.ただ,キャパシティハットを交換して,どうなるかですから,とりあえず参考記録としました.

 アンテナを給電部からはずして,タワーに沿わせて降ろし,オリジナルのステルスタイプのキャパシティハットを取り外し,購入したキャパシティハットをCD78と同じ位置に取付けてみました.キャパシティハットをコイル付近に移動した為,エレメントの全長は,シュミレーションでは大きな変化が無かったのですけど,やはりコイルの定数が不明だから必ず長くなると予想して両サイドにアルミパイプを追加しました.

     

 エレメントの延長はホームセンターから購入したφ7mmのアルミパイプをエレメントのジョイント用とし,手持ちにあったφ10mmのアルミパイプで延長しています.
 先端部のエレメントですから,径が細い(φ10mm)為,ステンレスのM4ビスで取付ける事にしました.ただ,ジョイント用がφ7mmだと若干ガタがある為,ジュースの空缶(アルミ製)を切ってシム代わりにして,ジョイントパイプへ巻いたまま共締めしました.

     

 ついでにφ7mmだとM4ビスの穴を開けると,その部分が強度的に弱くなるであろうと思い,これまたアルミ製ジュースの空缶を切って外側にも巻きつけてあります.アルミ缶はビールや炭酸系よりジュース等の炭酸がないタイプの方が若干肉厚です.軽くて強い構造になり,先端部なら十分かと思います.テーピングすると全く判らなくなりますから見た目も良い感じです.
 全長は両サイドにφ10mmのアルミパイプを500mm追加したので,CD78Jr.オリジナルの長さより1m程長くなりました.

 さて,SWRの確認です.このままの状態で目的周波数にピンポイントでSWRが下がるとは思わないのですけど,期待して測定したところ,やはり,エレメントの先端にあった,キャパシティハットを取外して新たにコイル付近に取付けた為,基準周波数3.798MHz±2kHzに対して3.836MHzと38kHzエレメントが短い方向へSWRが移動しました.CD78Jr.の取説だと両サイドの先端エレメントを各々1cm動かすと5.5kHz変化するとの事で,約7cm長くすると,良さそうです.まぁ,多少の誤差はあるでしょうが,何とか使える改造になりそうです...

 って,ここで本日の作業が終了です.いわきは朝から薄曇でして,時折日が差していたのですけど,丁度,改造が終わって,マストに取り付けも完了してSWRを測定していた午後の3時過ぎ,雨雲とともに雷と雨が降り出して来ました.速攻で撤収したのですが,雷と雨は何処かへ...まぁ,焦ってもろくな事ないですから,明日の29日か30日に再調整をする事にしました.そしてGW.の後半にはいよいよNB32Xと同一ブームへ取付ける事にしています.
 メイン画像は改造後のアンテナシルエットの一部です.スッカリ雲に覆われています.この後,雷とともに雨が降り出して来ました.ラッキーでしたよ.

 ところで,ALL JA は今年も参加出来そうも無いなぁ...
 ではでは...


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