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ハイモンド バグキー (BK-100) レフティー化改造記事(終)

2005-12-24 | 日曜電子工作
 メリークリスマス! そろそろ完成しないと,改造の為のバクキーか,使う為のバグキーか判らなくなってしまいます.
 再び,全てのパーツを取外します.注意して作業しても出来てしまった小さな擦り傷等を金属磨きで磨き直します.この際ですから30数年間,手入れ無しだった各パーツ達も磨き上げます.可動部のグリスアップを行い,再度組付け直します.グリスはオートバイチェーン用のテフロン配合シリコングリス.酸化も少なくてチョット高いけどお勧めの一品です.バイクショップ等で売っているチェーン用グリスはローラーシール用ゴムや樹脂への影響がなく樹脂を多用している製品の可動部には良いかと思います.

        

 使わない溝のアラ隠しは,2mmと3mmのアクリル板(黒)を加工して,台座底面の溝にはM3のトラスネジで取付け,側面の溝には接着剤を少量塗って接着します.最初は底面の溝へも接着するつもりでしたが,メカっぽくしたかったので,あえてネジで取付けました.

        

 近年まで販売していたBK-100は,センターのスタンドが円柱でスタンドとレバーを導通させる為にスプリングのワイヤーを使用しています.しかし,旧タイプは角柱でして,メッキされた薄い板バネ? を使っています.勝手違いになってしまった為,そのままでは取付けが出来ません.ハイモンドからスプリングワイヤーを購入しまして,旧タイプに合う様に加工して取り付けました.ちなみに旧タイプのパーツ在庫は無いそうです.



               

 最後に台座底面と錘用鋼板の間に絶縁シート(紙)を取付けるのですが,ザグリをしていないネジの頭が2mm程飛び出す為,ボール紙(1mm厚を2枚)に切り欠きを入れて当てる事にしました.最後に錘り兼用の鋼板に両面テープでラバーを取付けます.(接着剤は,あとで取り外す事を考えると使わない方が良いかもね.)

 ジャーン! お待たせしました,出来上がったレフティー用BK-100をご覧下さい.改造前の画像と改造後の画像を並べてみました.はっきり判らないかも知れませんが,パドルレバーが逆になっているのが判るでしょ,勝手違いに取付けると背の高い方が下になってしまいますが,操作には問題なく収まっています.KENTのTPK-1Kでしたか,エレキーのパドルライクになっていますね.

      

 これで,即使えそうで,使えない,バグキーの練習がやっと可能になりました.そうです,これから練習です.そうそう,改造とは違いますが,ついでにケーブルを通す穴にワンポイント.真鍮製のφ5mmのハトメがピッタリでした.磨き上げた黒のボディーに真鍮の輝きはマッチしますよ.

         

 レバーがひっくり返ったBK-100も,いぐね,いぐねぇ~
 やっと終わった...

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