フィンランド建築・デザイン雑記帳

ユハヌス(夏至)のフィンランド、各地の日の出、日の入りは?








東京は、梅雨の真っただ中で、この何日間、はっきりしない天候の毎日だが今日は (6月21日)は夏至。
太陽が最も北に寄り、北半球では昼が一番長くなるい日だ。
フィンランでは、既に「白夜の」季節。 
北のラップランド地方では一日中、太陽が沈まない日が続いている。
フィンランド、夏のビッグイベント夏至祭 「ユハヌス(Juhannus ) 」は、毎年6月19日から25日までの間の金曜日と土曜日に行われる。
この時期、フィンランドの人たちが最も関心があるのは、毎日の天気。
世界は、今だコロナ禍のただ中だが、フィンランドの友人たちは、このユハヌスの季節、どうしているかと、気象情報を見ながら、思いを馳せる。

世界各都市の天気を見るとき、僕がよく利用する「BBC WEATHER」というイギリスのウェブサイトがあるのだが、そこの 「5day forecast」 を観ると、日々の気候の変化が見て取れ、興味深い。
特に関心があるのは、フィンランド各地の日の出、日の入り時刻で、どちらもフィンランドの人たちの生活、文化と関係があり、建築やデザインに大きな影響を与えていると思うからだ。
この時期、ヘルシンキの日の出時刻は毎日1分程づつ縮まり、日没時刻は1分程づつ伸びているのがわかる。
5月後半から6月、日の出、日の入り時刻の変化は著しく、数字が5分以上の長さで、真夏へと急速に変っていく。

各地の気候をヘルシンキ (Helsinki)から北へとみて見よう。

ヘルシンキ (Helsinki)
6月21日(日) 晴 最高気温 20度C 日の出: 03時54分、 日の入り: 22時50分

タンペレ (Tampere)
6月21日(日) 晴 / 曇り 最高気温 21度C 日の出: 03時42分、 日の入り: 23時12分

オウル (Oulu)
6月21日(日) 晴 最高気温 24度C 日の出: 02時18分、 日の入り: 00時22分

ロバニエミ (Rovaniemi)
6月21日(日) 晴 / 曇り 最高気温 25度C 日の出: 01時38分、 日の入り: 00時59分

ちなみに 東京の日の出は04時26分、日の入りは19時01分。



フィンランドの南に位置するヘルシンキや、真ん中あたりのタンペレでは、太陽が一日中沈まない完全な「白夜」になることは無いが、それでも夜の短さには驚いてしまう。
天気予報によると、ヘルシンキでは、夜10時50分に沈んだ太陽が、翌朝の3時54分には再び顔を出す。
 
もっと北、ラップランド地方の中心都市 ロバニエミ (Rovaniemi)では、夜中00時59分に沈んだ太陽が40分ほどで日の出となる。
実際には、日没で太陽は完全に沈んだのではなく、横に少し移動して、再び上昇する。 
天気予報は、 「Rovaniemi, Sun does not rise or set today」 と伝えている。
ロバニエミより北の、ソダンキュラやイナリ、そして最北の町、ウツヨキでは、もちろん完全な 「白夜」の日が数日間続く。
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