JT65-HF vs WSJT-X

JT65-HFとWSJT-Xの両方で7041kHzを受信していて、同時にCALLしている場面に遭遇.

先日、わずか８Hz差のJT9とJT65の信号をWSJT-XがDECODEできたのに驚いていたのですが
今回はもっと周波数差の少ないJT65の2局同時CALLを受信しました.
信号は強かったのですが、かすかに揺れが感じる程度でしたので多分2局だなと思い
デコード画面を注視してみましたら、案の定 WSJT-X は、なにも表示しませんでした.(00:51UTC)
また、CQ局も NO DECODE を送りました.


ところが、ところが もう一方の JT65-HF の画面では、見事にデコードして2局のCALLSIGNを
ちゃんと表示しています.　なんと2局の周波数差は ３Hzでした !!　
3Hz差のビートを感じ、これは面白いと思った自分自身の耳にも若干驚きましたが.....　


WSJT-XはV1.6.0 、JT65-HFはHB9HQX-Edition3.1です.　両方の表示周波数１Hz差は良いとしても
WSJT-XはJT65－HFで-1～-8程度の信号がほとんど-1dBとなります.
それぞれのソフトの個性でもあるのかも知れませんが...　SNRの差は少し気になるところです.　
JT65での交信時、RIG,ANT,PCが同じでも使用ソフトによってREPORTがかなり違ってきます.
私自信JT65-HFで交信したり、JT9の続きでWSJT-XでJT65の交信をすることも多くなってきて
WSJT-Xのときは明らかに良いREPORTが多いです.　-1dBを送っているのはほとんどWSJT-Xです...

ちなみに、ログ集計の結果、1/1から2/29の2か月間でJT65の交信は317件あり-1dB送信は8件で
WSJT-Xを使い始めた3/1以降のJT65は46交信、-1dBのレポートを送ったのは20件もありました.
さらに、その20件をJT65-HFのLOGで確認してみると、13件が-2～-9dBで一番多いのは-6dBでした.
別の見方をすれば、それだけWSJT-Xの方がSN比が良く、安定してDECODEできていると言えるのか?
WSJTのシグナルレポートはSN比でのレポートであり、単に信号の強さではなく、総合的な判断で
ソフトが自動的に出力してくれる数値ですから、OPのアナログ的な感覚では計り知れません.

どちらが、良いか とか言う事ではなく、すごい時代になったと言うか、まだまだ楽しいことが沢山あるし
知らないことや解らないことが沢山あり興味は尽きません.　あまり考え過ぎず楽しめ自分！デス Hi