J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

対決と邂逅と

2005年03月06日 | Weblog
Jリーグが始まった。今年は1シーズン制。
もともとサッカー王国だった静岡県、清水エスパルスとジュビロ磐田が県内に、
また、大勢のJリーガーを輩出している。

ジュビロ磐田はアウェイで、昨年の覇者横浜マリノスと対戦。
監督は、山本昌邦氏、アトランタ五輪では日本五輪代表コーチとして出場。
97年にU-19日本代表監督、アテネ五輪ではサッカー日本代表監督。
対する横浜Mは、岡田武史監督。この両監督の采配ぶりも、観ていて興奮した。

結果、今回のゲームは0-1で、ジュビロがもらった。
山本監督の笑顔がまぶしかった。

彼は、静岡県沼津市の出身だ。最年少金メダリストの岩崎恭子も沼津市。

スポーツ界だけではない。

映画監督の原田真人氏。
地元で始まった友人の池谷俊一写真展に顔を出した彼、制作費30億円のハリウッド映画を準備中だと明かした。
しかも構想では、全体のシーンの1/3は、沼津ロケだというではないか。
「これまで手がけた作品とは制作費の桁が違う。世界中に配給されるはずなのでアカデミー賞を目指したい」
と話すその作品には、原作がある。

第二次世界大戦、B29の護衛戦闘機に搭乗し、東京空襲に加わった兵士。
「空襲は、必要だった」と信じていた彼が、日本にやってくる。
そこで出会う人々、暮らし。そして、日本での滞在生活。
やがて、沼津市に住む末息子が、日本女性と結婚する。
彼女の父親は、旧日本軍兵士だった。
戦争とは、家族とは。二人は語り合う。人生のめぐり合わせ。

日本でも「戦争と結婚」のタイトルで出版されたこの物語は、米国フロリダ州のジェリー・イェリン氏の自伝。
原題は[OF WAR&WEDDINGS」

過去に学び、未来に希望を持ち、今に立つ。
今に足かせとなる過去は、未来に解き放ち、未来へ踏み出せない今を、過去が後押しする、
絶えず選択を求める今を、過去も未来も包み込んだ今で歩いていく。

縁が連なって、地元を舞台にした縁が育む大作に取り組む男。

時も空間もできごとも、私達の中に、丁寧に折りたたまれている。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今は (guonb)
2005-03-06 03:45:07
今は今だけでなりたってるんじゃなかったんだ。

過去は今が作った過去でもある??



さっきは面倒おかけしてすみませんでした



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磐田がんばれ♪ (菜葉木策)
2005-03-06 11:25:53
 こんにちは。

以前、静岡県の磐田郡豊田町に

住んでいたことがありました。

それでジュビロ磐田は身近な感じです。

ゴンもがんばっていますし、

応援したいですね。

 そうですか、沼津を舞台に

ハリウッド映画の製作ですか。

すごいねえ。

沼津もよく車で通ったから、

どんな映画になるのか楽しみですよ。
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頑張れ静岡県民! (albero4)
2005-03-06 13:13:47
今こそ、静岡県民世界へ羽ばたくのだぁ!!(爆)

素敵な映画になりそうですね。

イタリアでも観られるような大作になってほしい。

あ、締めの言葉に触れたので

トラックバックさせてもらいます。
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guonbさん (本人)
2005-03-06 20:25:09
どうぞ、気にせずに。ほら、今は、幾重にも重なっている。
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菜葉さん (本人)
2005-03-06 20:26:54
そうだったね、磐田にもいたのね。

ヤマハ発動機時代から、知ってるから情がからみます。

沼津も面白いことになりそうだね。楽しみ
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おおぅ!イタリアからのエール!! (本人)
2005-03-06 20:29:52
albero4さん、ありがとう。本場のサッカー見ていても、日本のがんばり、感じてくれる??

映画でも名が売れるといいよねえ。三島大社で挙式をしたそうなので、ひょっとすると、あのあたりも。。。。

TBありがとございます。すてきな出会い、又あったのですね。人って、いいなあ。。。。

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